「首が痛い!」と訴える患者さんが二人来ました。
一人は女性、一人は男性です。
女性の方は、右首が痛いと訴えていましたので、脈診と脊椎診をした後、座位のままで、頭蓋JAAのツボである「冠頸右肩」へ軽く刺鍼して、
「はい。首の痛みをみてください」と言うと、首を捻じりながら笑顔になり、
「痛みは取れました。(^-^)」と言っていました。
男性の方は、左の首が痛く、左の歯茎も浮いていて、歯科医へ行っても「原因がわからん」と返されたそうです。
歯の痛みに関しては、かなり自信がありますので、もうちょっとでニヤッと笑うところでした。
それで、どのようにしたら首が痛むのかを聞くために、
「曲げた時が痛いんですか、捻じった時が痛いんですか」と質問しましたら、首を動かしながら、
「いいや、今は何ともないですよ!」と言う。
しかし、右に捻じるのは90度近く捻じれるのに、左の方は70度ぐらいしか捻じれていません。
「いやいや、左の方は捻じりにくいようですよ」と言うと、
「そうだなー」という顔をして、軽くうなずいていました。
そこで、歯茎の浮いているのも治さなければならないと思い、は頭蓋JAAの「冠頸左肩」のツボに軽く刺鍼しました。そして、
「はい。首を動かしてみてください」と言うと、首を捻じったのですが、先ほどは70度ぐらいでしたが、今度は90度ぐらい捻じれましたので、
「ああ、取れたみたいですね。かなり捻じることができるようになったようですよ」と言ったら、
「ほやな!」という顔をしながら、
「なんじゃーこれは!」と声を上げていました。(^-^)
それで、この男性の方は心臓に異常がありましたので、玉堂にお灸を加え、家でも温熱灸で玉堂にお灸をするように指導しました。
頭蓋JAAをはじめてから、まだ間もないのですが、これも面白いように痛みが取れるので、毎日の治療が楽しくなります。
頭蓋JAA、おもしろい治療法です。