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イエレン、米FRB議長、議会証言歓迎、11日、NYダウ192ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2014-02-12 07:43:53 | 経済学
ソチオリンピック、5日目の11日、スノーボード、男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢選手(15)が銀メダル、平岡卓選手(18)が銅メダルを獲得した。今大会日本人初のメダルの朗報となった。一方、金メダルの呼び声高かった高梨沙羅選手(17)は4位、残念ながらメダルを逃した。高梨選手はまだ17歳である。次のオリンピックで必ず雪辱を果たしてくれるだろう。一方、スノーボードの平野選手は新潟県村上市出身、4歳の時スノーボードをはじめた。平岡選手は奈良県御所市生れ、6歳の時からスキーをはじめた。元スキー選手の父親が自宅から北陸にあるゲレンデまで車で往復10時間をかける練習を続けたと11日夜放送の朝日テレビで紹介していた。才能に恵まれた日本の若者が、家族の応援の元、特に音楽やスポーツの世界で活躍する姿をテレビ画面通じて目のあたりにし、元気をもらった。

一方、12日深夜放送のCNBCテレビは、イエレン米FRB議長の下院財政委員会での質疑応答の様子を生放送で流していた。イエレン議長はスピーチ冒頭にバ―ナンキ議長の業績に感謝したいと述べ、前議長の政策を継続する考えだと強調した。アメリカ経済は確実に成長を続けているが、雇用の中身が重要だ。雇用は増加しているが、まだ十分だと見ていない。注目の量的緩和縮小については、慎重に言葉選びしながら、ステップを踏みながら正常な状態に戻す意向であると明言、利上げまでに時間がかかることを示唆した。新興国通貨値下がりについてイエレン議長は「大きな影響があると思わない。」と懸念を消した。

あらかじめスピーチの原稿が配布されていたようだ。証言が始まるとテレビ画面右下隅にリアルタイムで流されるNYダウ、ナスダックの相場がじりじりと値を上げていった。質疑応答に入った時に既にNYダウは前日比80ドル高、その後上昇を続けた。市場はアメリカの金融政策継続を確認して安堵感が広がり、イエレン議長の証言に素直に歓迎の意を表明した。この日、イエレン証言にタイミングを合わせるかのように、下院は財政の上限を無条件で引き上げることを承認、この日のNY株価上昇を支援した。

11日、NYダウは、前日比192ドル高、15,994ドル、ナスダック指数は同42ポイント高4,191と共に4営業日連騰となった。NY債券市場では債券が売られ、10年物米国債利回りは2.72%台へ上昇した。NY外国為替市場では、ドル、ユーロが共に買われ、1ドル=102.94~97円、1ユーロ=139.95~98円で取引された。NY原油(WTI)はバレル99.94~100.12ドル、NY金はオンス15.1ドル高、1,290.10ドルで取引された。11日付けWSJ紙電子版でKaltlynKiernan記者は「イエレンは株式市場に安心感を与えた。」と書き一部専門家は「弱い経済データがつづく限り、金融緩和政策は続けられる。つれて株価は上昇する。Bad News is a goodNews(悪い話は良い話)というスト-リ―だ。」と語る一部ディ―ラ―の見方を紹介していた。

高梨選手4位はオリンピックの怖さを教えてくれた。暖かく彼女を迎えて欲しい。(了)

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