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NYダウ、前日比12ドル安、世界同時株安の流れをひとまず払しょく、米住宅指標改善で

2013-05-24 10:12:03 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「米国株式市場は、日本株の7.3%急落にはじまった世界同時株安ショックを払しょくした。23日、NYダウは130ドル近く下げてはじまった。そのご発表された足元の新規失業保険申請件数が予想以上に良かったこと、4月のアメリカ新規住宅販売高の増加、住宅価格の上昇など米住宅市場堅調を裏付けるデータを見て、住宅関連銘柄株が急反発をきっかけに買い戻しが入り、前日比ほぼ横ばいの12ドル安、15,274ドルで取引を終了した。値下がりしたところを買う「Buy on the dip」の状況に変化はないと一部専門家は話した。日本株の急落は、中国経済指標のひとつ4月の製造業指数PMIが49.6とここ7ケ月ではじめて50を割ったことが大きく影響した。」と23日付けWSJ紙電子版でNY,CrisDieterichi記者,香港、DanielInman記者、ロンドン、CharlesForelle記者連名で書いていた。

NY原油(WTI)はバレル94.25ドル、NY金はトロイオンス24.40ドル高、1,392ドルだった。NY外国為替市場では、1ドル=101.99円、1ユーロ=131.83円と円が対ドル、対ユーロ共に買われた。24日、ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、大宮弘幸氏は「日本、アジア、欧州株安の流れをうけてNYも大幅安ではじまった。しかし米住宅市場堅調を確かめた後急速に下げ幅を縮小した。為替は一時102円台まであったが101円後半で取引された。ガソリン相場は在庫が急増しているが夏場のドライブシーズン入りを控えてガソリン相場の腰折れはないとみている」と話していた。

24日朝5時45分から放送のモーニングサテライトに出演した為替ストラテジストは「日本株は余りにも急激に上げていた。そのため利益確定の動きが出た。一時的現象だ。」と日本株急落についてコメントしていた。日本では日経ダウが終値で前日比1,143円、7.3%下げはリーマンショックでも見られなかった。24日付け各紙朝刊は一面トップに株価急落を報じている。ワ―ルドWaveMorningも7時のニューストップに株価急落を取り上げ、23日夜放送のシンガポールCNA,香港ABCの番組を流していた。株価急落を聞かれた安倍総理は「株価についてはお答えしないことにしておりますので」とニコニコ笑いながら車に乗る様子をモーニングサテライトがテレビ画面に流していた。

アベノミックスは話題先行で進んでいる。株価急騰もそのひとつだった。相場の世界では、スピード違反には調整が入ることは当り前の現象である。昨日の大幅下げでまっ青になった投資家も多いとテレビニュースが紹介していた。株価が上がるときまって書店の店頭に株式関係の雑誌が並ぶ。目先の利益だけ考えて一攫千金を当て込む方がムシがよすぎる。アベノミックスが実態経済に現れるのは1年先と見られている。3月末決算の段階では具体的な成果を上げている企業は少ない。しかし、今のドル高円安の流れは基本的に変わらないと見られている。大幅な利益改善が見込まれる製造業は多い。株価上昇で含み益が大幅に出ている企業も多い。「Buy on the Dip」という23日付けのWSJ紙記事に乗りたい。(了)

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