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イスラエル、ハマス停戦合意、問題はいつまでそれが守られるかだ

2012-11-22 09:06:46 | 経済学
:21日朝放送のNHK/BSワールドWaveMorning(世界の扉)(学校で教えてくれない経済学)


ジョゼ・ラモス・ホルテ氏は「車イスでは戦争は出来ない。」と話した。ホルテ氏は、東チモールの独立運動を主導し、96年にノーベル平和賞を受賞、07年から今年5月まで同国の大統領を務めた。今月末に日本を訪問すると、ニューズウイーク日本版最新号で読んだ。「アジアは、世界で最も危険で不安定な地域である。」と語ったあと「アメリカがまだ世界の超大国でいられる理由の一つが、若年人口の多さだ。一方、日本、韓国、中国の高齢化が問題だ。車イスで戦争は出来ない。高齢化は深刻な安全保障問題だ。」と話したと書いていた。

アメリカの強さについては、同紙は別ページで「財政の崖危機と米国債格下げのカラ騒ぎ」と題して、「アメリカ経済も低空飛行だがアメリカ以外の経済はもっと悪い。昨年夏、格付け会社は、米国債を格下げした。ところが、10年物国債は格下げ前の2.82%が2.4%へ下がった。その後、米国債買いはさらに増え、利回りは現在1.6%台である。米財政問題が深刻化すればするほど米国債は買われ、利回りは低下する。」と書いていた。

21日、NY外国為替市場で、この日も日本円が売られ、1ドル=82.53円で取引された。日本円は対ユーロでも売られ、1ユーロ=105.83円で取引された。一方、今朝5時45分放送のモーニングサテライトに出演したJ.P.モルガンチエ―ス、佐々木融氏は「安倍自民党総裁の円安歓迎発言を受けて、円が今、 売られているが、75~85円のレンジ内の動きに過ぎない。現在の円安は一時的だ。1ドル=80円以下が正当な相場だ。円は中、長期的には買われる。」と解説した。一方ワ―ルドWaveMorning (経済情報)出演の米国野村証券、後藤祐二朗氏は「日本総選挙後の動きと10月貿易収支の4ケ月連続赤字、米国景気回復材料にした米国債利回りが上昇すれば、さらなる円売り・ドル買いが進みやすい。」と解説していた。

21日、NY証券取引所では、NYダウが前日比48ドル高、12,836ドル高で取引を終えた。朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「イスラエルとハマスの停戦発表後、相場の先行きについて楽観的空気が流れた。」と解説した。商品担当のJulieHyman記者は、今夏の米干ばつの影響で大量の牛が処分され供給不足から牛肉相場が上昇した。原油(WTI)相場が停戦合意発表後も在庫減を材料にバレル63セント高、87.38ドル、金相場はオンス1,727.90ドルで取引されたと解説した。

今朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning(世界の扉)で、イスラエルは停戦に合意したが、守られるかどうかの保証はない。なぜなら、イスラエルもハマスもお互い相手を全く信用していない。そもそも停戦を守るメカニズムがない。ハマスが合意しても他のグループが攻撃しない保証もない。イスラエル、メタ二ヤフ首相は来年初めに選挙を控えている。イスラム原理主義ハマスにはイランが控えている。イランを意識した停戦と解説していた。

人が一端ボケると元に戻り難い。平和ボケした日本人には厄介な日々が続きそうだ。(了)

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