ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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政治も経済も、今の日本は感覚麻痺症状を呈している(学校で教えてくれない経済学)

2010-12-05 10:39:25 | 経済学
米韓FTA合意、鳥インフルエンザ、中国の金融引き締めの3つが、3日付けのWSJ紙の記事の中では印象に残った。FTAは牛肉問題で米議員の一部が反対している。しかし、米国全体の国益から見て、米議会で賛成が得られるだろう。日本は農業団体が猛反発している。先進国で日本のシエアが急速に奪われるだろうとElizabethWilliam記者が書いていた。

鳥インフルエンザ(BirdFlu)では、いまのところニワトリ以外の動物に広がっていない。ただ、香港では2週間前に鳥インフルエンザが2003年来初のケースとして人に感染した。H5N1ウイルスを渡り鳥が持ちこんだ。警戒が怠れないだろうとMinoInada、ShirleyS.Wang記者が連名の記事を書いていた。

中国の金融引き締めについては、10月の中国の消費者物価が前年比4.4%上昇したことをきっかけに中国政府がインフレ懸念を一段と強めている。だだ、中国の株式市場は、引き締めの影響を相場に織り込みつつあり、目先大きな影響が出てくる兆候はなさそうだと比較的楽観的な見解をAarinBack記者が書いていた。

それ以外の記事では、ウィキリークスの機密漏えい問題が、米国内では、米現政権の「失点」として捉えられている。ウィキリークス創設者、ジュリアン・アサジン氏は、オーストラリア人、ウィキリ―クスのサーバ―は国外にある。彼を起訴に追い込むことは難しいだろうと津山恵子氏がWSJ紙日本版に書いていた。

世界の株価が、ユーロ危機、中国の金融引き締め、米FRB批判の高まりの中で比較的堅調である。その理由は①IMFは世界の成長率を今年4.8%、来年4.2%と80年以降の平均値を上回っている、②利回りで見て、債券が3.4%,株が3.8% で株に割安感がある、③異例の金融緩和政策の結果、インフレリスクが生じ、債券より株式が好感されているからだろうとWSJ紙日本版、コラムHeardOnTheStreetに出ていた。

NY金先物相場が上げている。3日付けのWSJ紙で、SwansyAfonso記者が、「インドの2010年の金の輸入が昨年比46%増加するだろう。今年は昨年に比べ豊作となった。その上農産物相場の値上がりで懐が豊かになった。インドの農民は金市場の60% 以上を占める。11月から来年1月にかけての結婚シーズン入りで金を買った。」と書いていた。

インド関連では、インドの中央銀行総裁が、預金金利を引き上げる可能性を示唆する記事が3日付けのWSJ紙に出ていた。日本は銀行に預金しても利子はほとんど付かない。ゼロ金利の一方、法外な手数料は取られる。日本人の金銭感覚は麻痺症状を呈している。

病気の症状では麻痺が一番怖い。今の日本は政治も経済も国民の感覚が麻痺している。(了)

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