ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

痒い皮膚炎が止まった症例

2010-02-27 10:20:16 | 診断即治療と虹彩学
先日の患者さんで皮膚炎の人がいた。

彼が言うには、
「最初は臍の左側が痒くなり、次に胃の辺りが痒くなり、次いで胸や背中の上辺りが痒くなって、赤くなってきた。鼻水も出っ放しで止まらない」とのことだった。
見るとみぞおちの辺りと背中の上部に炎症があり、
「まだ痒いの?」と聞くと、
「痒くて掻きたいぐらいです」と言う。

脈診をしたら、主には「脾虚」が出ていたが、腎虚もあった。
息苦しそうだったので、頭部の基本鍼と肺査穴で鼻水を止めた。
「どう?鼻水は?」
「はい、止まりました。楽に息ができます」と言うが、感激はなかった。
実はこの方、何度も来られているので、即効的な治療が当たり前と思っているので感激がないのだ。

その後、痒みを止めるために、太谿と脾査穴に2壮ずつ、京骨に3壮灸したら痒みは止まった。(本当は京骨ではなく「金門」にするつもりだったが、忙し過ぎて間違えて印をしてしまい、お灸はスタッフに任せたのです。(゜゜)(。。)ペコッ)

「どう?痒いのは止まった?」
「えっ?あ、あ、止まってます。すごいですね」と笑顔を見せた。

その後、経絡治療と巨針をして治療を終了した。

全てがこのように短時間で痒みが止まるというわけではないが、理屈がわかれば結構止められる痒みもある。

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ドル売られ1ドル=88円、原油79.74ドル(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-27 09:02:11 | 経済学
「うわべの景気回復に油断は禁物」というタイトルで、近着の二ユーズウイーク日本版に、ルチル・シャルマ(モルガンスタンレー・インベストメント責任者)が寄稿していた。本号は、「リストラが会社をダメにする」、「ギリシャ発世界へ悲劇の幕開け」、「ハイチ地震の「行動経済学」的教訓」など興味ある記事が多かった。

地震ということでは、2月27日、午前5時31分に沖縄南部でマグニチュード6.9のかなり強い地震が発生したとテレビのテロップに流れていた。地震のニュースが出ると、15年以上前の阪神・淡路大震災の経験者の一人として、無事であってほしいと祈る思いだ。

27日のNY外国為替市場で、ドルが売られ、1ユーロ=1.3617ドル、1ドル=88.90円で取引された。投機資金が商品市場に流れて、NY原油(WTI)がバレル1.57ドル高、79.74ドルと昨日の下げを早くも回復した。金、銀、プラチナも反発した。ドル売り、商品相場反発には、バ―ナンキ米FRB議長による超低金利政策を当面継続するとの一昨日の米議会での証言が影響したと思われる。

「うわべだけの景気回復」の記事の中で、ルチル・シャルマ氏は、「商品価格の不可解な急上昇は、世界的に金利が非常に低く抑えられているからだ」と断定し、「中国の需要は根強いが、世界的需要は低迷したままだ。投資家は世界金融危機後の低金利に勢いづき、有形資産獲得に熱心になっている。」と書いている。

シャルマ氏は、「世界経済と株式市場は、低金利を背景に、一旦は回復を見せる。しかし、各国の中央銀行がインフレを恐れるあまり、再び金融引き締めに向かえば、ひ弱な回復軌道から外れてしまう。」と警告していた。

「米国で『信用収縮』は既に始まっている」と二ユーズウイークは別ページで、「米銀行の貸付総額は、1週間だけで300億ドル減少し今年に入って1000億ドル、前年比16%減った。米の金融機関が貸し付けを増やさないと景気回復など夢のまた夢だ」と書いていた。

一方、「ギリシャ発世界へ悲劇の幕開け」(ロバート・サミュエルソン氏・コラムニスト)は、「高齢化が進む中、先進国の大半が巨額債務と社会福祉の板挟みに苦しむ時代にはいった」と書き、「ギリシャがデフオルト(債務不履行)に陥れば、スペイン、ポルトガル、アイルランドと次に危ない国にも波及して、世界経済の回復を脅かす」と書いていた。

「ハイチ地震の教訓」の記事には、①誰も災害はまさか自分の身に降り懸かると思っていない、②人は他人の災害から何も学ばない、③人は災害データの意味を十分理解できない」と書いていた。「備えあれば憂いなし。」「災害は忘れた頃にやってくる。」は真理である。(了)

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