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悪材料の中、NYダウ70ドル上げる(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-24 09:20:24 | 経済学
 今朝の神戸の日の出の時間を調べたところ午前5時17分と出ていた。札幌はどうかとインターネットで見ると午前4時39分、那覇は5時58分と出ていた。同じ日本でもこれほど違う。言葉も違う。習慣も違う。それぞれの顔も違う。違うからこそが味がある。

 毎々紹介しているNHK・BS「おはよう世界」はすぐれ物の番組の一つであると思っている。世界がそれぞれ違うことを短時間の間に手際よく教えてくれるからだ。もちろんそれぞれの国が、これ見よがしに報道する面があることを承知の上で見る必要があるが、日本との違いがよくわかる。

 違いという点でいえば、昨晩さる会合で、30数年前ごろは、日本の新聞でもそれぞれ特徴があったと知人が話していた。赤旗、朝日、読売、毎日、産経の話が出た。当時は、それぞれがそれなりにかなりはっきりと差を出していた。最近はテレビ同様、各紙の特徴が薄まり、かつ、読み応えのある記事が急速に減ってきていると話していた。

 今朝の「おはよう世界」紹介のロシア国営テレビの放送で、「アフガニスタンでタリバン勢力が首都イスラマバードから100キロのところまで迫っている。アメリカはタリバン壊滅作戦を取ると言っている。アメリカに対する不満が高まっている」と紹介していた。

 そのニュースの中で、「アメリカはなぜ、わざわざアフガニスタンまで戦争にやってきているのかわからない。自分の国の経済危機の解決に専念べきだ。」とタリバンの首領が話す様子を流していた。アメリカがアフガニスタンに深入りするとロシアの二の舞になると言わんばかりだった。面白がってばかりではおれないが、アフガニスタンでにえ湯を飲まされたロシアならではの視点であろう。

 今朝の日本のニュースでは、3月決決算で日本の金融機関が大幅の赤字を計上していることが目立った。みずほが5,800億円、三井住友が3,900億円、三菱東京UFJが合併後初の赤字、野村が7,000億円、農林中央金庫が6,000億円と並んでいた。貸倒れ引当金の増加と株価値下がりなどが背景にあると解説している。庶民感覚からは程遠い赤字決算の内容だった。

 アメリカでは19の金融機関が受けている「ストレステスト」が来月初めにも公表される。今朝のNY株式市場では、取引終了間際に金融株が値上がりしたことで、NYダウは前日比70ドル高、7,957ドルで取引を終了した。ナスダックは6ポイント高の1,652ポイントだった。ただ、上がる株下がる株、決算の良い企業あり、悪い企業あり。まちまちの動きで、今朝のNYダウがなぜ値上がりしたのかピンとこないという意見も出ていた。

 「おはよう世界」が紹介するブルームバーグによれば、「ストレステスト結果が表に出ればその分透明性が出てくる。」として金融株が買われたと解説していた。番組のゲストに呼ばれたファンドマネジャーは、「アメリカのカード会社は不良債権を抱えていない。アメリカ人のカード利用頻度は落ちていない。」と強気の見方を紹介していた。

 今朝のWSJ紙は、引けにかけてのNYダウ反発は金融株がリ―ドしたと指摘した。アメリカンエキスプレスは、3月決算で59%減益を発表した。しかし、同社の株価は7・9%値上がりした。バンクオブアメリカ6.8%、JPモルガン4.1%それぞれ値上がりしたと紹介していた。

 NY外国為替市場では、ドル、ユーロが対円で買い戻され、1ドル=98.06円前後、1ユーロ=128.83円前後とまちまちだった。NY原油(WTI)相場は、バレル77セント高の45.62ドルで取引された。NY金先物相場は、前日比14ドル上げ905ドルへ久しぶりに900ドル台に乗せた。

 今朝の「おはよう世界」で付け加えたい番組がある。スペインテレビによると、スペインでは、結婚式の売り上げは2%減っているが、ウエデイングドレスの売り上げは減っていない。これはスペインだけではない。アメリカでもアラブでも同じ傾向がみられると紹介していた。

 料理など諸経費は節約する。しかし、ウエディングドレスにはお金を惜しまない。女心を垣間見る思いがした。日本の男性にはユーモアのセンスが欠けるとよく指摘される。それに加えて、今少し、女ごころに気配りすれば、景気回復にも力となると思うが、思い過ごしであろうか。(了)

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