ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ドーバー海峡を掘れ:宇賀克夫氏

2006-08-26 23:03:29 | スケッチ
母校同窓会がノボテル甲子園で開かれ、「ドーバーを掘れ」と
題して一年先輩の宇賀克夫氏の講演を聞くことが出来た。

宇賀さんはもともと少年時代から造船に憧れそれが縁で川崎重工業に
入社した。転じて当社産業機械開発課に取り組んで「鉄のもぐら屋」
の道をえらばれた。

もし造船の道をそのまま進んでいたらどうなっていたかと
苦笑しながら話された講師の姿が妙に印象に残った。
宇賀さんはNHKの人気番組「プロジェクX~挑戦者たち」
(01年9月25日放送)でも紹介されたまさにその人である。

タイミングがたまたまドーバー海峡にトンネルを通すと
いうことで、フランスにもイギリスにとっても悲願だったようだ。
ドーバーにトネンルを通すことはシィールド工法が日本でも
実績を挙げてきていたタイミングと一致した。

タイミングといえば、フランス側の地盤が日本の地盤同様に、
地下水が多く、水圧がかかってくる場所である。ドーバーを
掘る話が寄せられたタイミングと、それまで日本国内で様々の
失敗を経ながらも、経験を経て、技術的に既に高くなっていたことも
幸いしたようだ。

宇賀さんの説明によると、フランスが日本という国に好意を
持っていたことが、技術的要素もさることながら、フランスが
日本の企業を選ぶ大きな決め手になったことも今回始めて知った。

日本の優れたシールド掘削技術を生かし、都心が震災に遭い
機能麻痺を起こした際に、瞬時に対応可能な地下都市建設構想が
官民で秘かに進められているそうだ。それが伊丹副都心構想である。

関空と神戸市中心部とを海底トンネルで結ぶ構想も浮上するかも
しれないという。

ところで、今年の同窓会には102歳の先輩がお嬢さん同伴で
出ておられて感動した。心肺機能についてはまったく問題なしと医師の
お墨付きをもらっているのだと話しておられた。

講演のあと懇談に移った。同窓会はハプニングがつきものだが、
本日の講師の同期の先輩がまさか同じ小学校出と聞いて驚いた。

講師と小学校の先輩の2人に会場で描いたスケッチを見てもらったら
即座に自宅に送れと依頼を受けた。誠に光栄なことである。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



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米中住宅事情に呪縛され、NYダウ20ドル安ー学校で教えてくれない経済学

2006-08-26 09:45:13 | 経済学
健康のためなら死んでもいいと本気で考え、せっせ、せっせと健康ジムに通っているひとがいると聞いて驚いたことがある。「病膏肓(こうこう)に入る」ということばがあるが、何かに病みつきになって、他人の忠告に全く耳を傾けないたとえによく使われる。

病み付きという言葉もそうで、「病膏肓に入る」とほぼ似たようなニュアンスを意味することばである。いずれの言葉も『病』という冠をいただいていることからみても、まぎれもなく病気であることを意味している。

相場は人の心の鏡である。人は自分では立派な人間だと思っているが、所詮は動物であり、災害時や特に相場の世界では、基本的には、動物として行動することはよく知られている。

犬が本を読んでいたり、猫が健康になりたいとジムに通ったりする姿を全く見かけない。ところが、犬猫病院の先生に話を聞くと、人間が犬や猫を病人に仕立て上げるものだから、最近の犬猫の病気は、人間の病気とほとんど同じだそうだというから、人間という動物は罪なことをしてくれるものだと、彼らは口には出さないが、そう思っているに違いない。

また脱線をしてしまった。8月25日のNY株式市場は、5連騰のあと4連敗と、冴えない展開が続いている。NYダウは前日比20ドル安の11,284ドルで取引を終了した。5連騰のときは、インフレ率の予想外の低い伸びを喜んで、9月20日の次回FOMCで利上げ打ち止め期待ではしゃいでいた。

ところが、4連敗となったここ数日は、予想以上に悪い住宅事情のデータを見せられて、改めて米国経済の体調の悪さを認識したのであろう。株式市場も見送り『商状』というよりは見送り『症状』にすっかり転換してしまったようだ。これはまさに病気である。

夏休みボケも手伝っているのであろう。商いが低調だと、場立ちもどうしても力が入らない。今朝もCNBCのテレビ画面を断片的にチラッと見ただけだが、悪い住宅データの亡霊にうなされて、専門家が米国景気の先行きを心配するコメントを連発していた。

この日FRB議長のバーナンキさんが、ワイオミング州、ジャクソンホールで開かれたカンサスシティー連銀の年次総会でスピーチしたが、経済のグロバリゼーションを賛美するのみで一部が期待していた、米国景気や金融政策に全く言及しなかったが当然であろう。

運命学を20数年研究している知人がいるが、2011年までの30年は下り坂だが、それから先の30年は上り坂だと予言しておられる。落ちるところまで落ちれば陰から陽へ反転するとのご託宣だ。健康のためなら死んでもいいと先を急がないでいただきたい。(了)

江嵜企画代表・Ken



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