ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

第二回淀屋展:銀泉備後町ビル1階-スケッチ&コメント

2006-05-16 19:37:43 | スケッチ
「淀屋と文化人・そしてゆかりの人々」:第2回淀屋展
(5月15日~5月26日)(日曜は休み)が、地下鉄御堂筋線
「本町駅」下車、北出口出て徒歩5分のところにある
銀泉備後町ビル1階ギャラリーで開かれているので
出かけた。

会場は御堂筋に面し新生銀行の南隣、北御堂の道路隔てて
筋向いの角にある。通りからもよく見えたので、ガラス越しに
展示会場をスケッチした。

会場にはいると左手に受付があり係りの人が資料を渡してくれる。
右手には淀屋研究の第一人者である作家、新山通江さんの
ポートレート、新山先生直筆の淀屋清兵衛に捧げる詩を書いた
掛け軸が目に入る。隣のパネルには、淀屋と縁深い町が
紹介されていた。

左手のパネルには『淀屋とは』にはじまり、淀屋二代目の
言当の友人・文化人・サロンメンバーが21名の肖像画や
そのたゆかりの写真をつけてわかり易く説明されていた。

淀屋二代目の言当は、寛永三筆の一人である松花堂昭乗、
千家茶道の祖・千利休の孫の千宗旦、大徳寺住住職で
徳川家光の相談役だった沢庵宗彰などがサロンメンバーで
あったことが紹介されていた。

淀屋四代目の重当は画家の緒形光琳、作家の井原西鶴、
契沖和尚などとも付き合いがあった。淀屋五代目の広当は、
徳川吉宗、徳川光圀、大石良雄などと交流があったことも
教えてくれる。

今回の淀屋展が、淀屋は江戸前期の大坂を「日本の商都」、
「天下の台所」にした最大の功労者であることも多くの人に
知ってもらう機会になればこれほど喜ばしいことはないであろう。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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債券上げ、NYダウ47ドル高、金27ドル安ー学校で教えてくれない経済学

2006-05-16 08:50:35 | 経済学
10年物米国債相場が値上がりして利回りが5.19%から5.158%へ低下した。米国への海外からの資金量が減り、米住宅需要鈍化に加えて特にこの日、商品相場が軒並み暴落したことから、インフレ懸念が後退するとの思惑が強まった。

インフレ懸念が後退することを期待して、5月15日のNYダウは前日比47ドル値上がりした。株式市場は金利動向にとりわけ敏感に反応する。このところのドル安、金急騰、非鉄金属など商品相場全般の大幅高、原油高などインフレ要因目白押しから米利上げ打ち止めのタイミングが遅れることを嫌気して大幅値下がりしていた。

特にこの日、金相場が27ドル急落679ドルまで値下がりしたことが目立った。つれて銅、ニッケル、銀、プラチナ、パラジウムなど一斉に値下がりした。あまりにも急激な値上がりで世界的に需要が減るとの思惑から利益確定の売りが一斉に出たためと見られている。

上がれば下がる。下がれば上がる。これが相場の世界の常である。過ぎたれば及ばざるが如し。上がり過ぎた結果世界の需要が落ちると見たのだろう。NY原油市場ではこの日、原油WTI相場がバレル2.63ドル値下がりし69.41ドルで取引された。

IEA(世界エネルギー機関)が、先週末、2006年の世界の原油需要量を前年比当初の日量147万バレル増を125万バレル増へ引き下げ、8,480万バレルへ下方修正したことも影響したようだ。これは世界原油の27%を消費する米国需要を引き下げたためである。

NY為替市場では、一時1ドル=109円台までドルが売られていたが、この日はドル買戻しが見られ、1ドル=110円台で取引された。1ドル=117円からの1ドル=8円幅でのドル急落で調整が入った。ただ、人民元切り上げ発表もあり、ドル売り環境は変わらない。

原油相場も、イラン問題、ナイジエリアの暴動、ベネズエラの米石油施設国有化の動きも何ひとつ変化がない。中国の石油需要が根強く続いている。先のIEAも、世界の石油需要の伸び率は多少鈍化するが、中国の原油需要は2006年も年5.2%増加すると発表した。

金相場もここ一年で400ドル台から700ドル台へ急騰した。銅相場も投機資金が入りトン4,000ドル台から8,000ドル台へほぼ倍増した。当然調整がはいってもおかしくない。

健康を損なうには食べすぎが一番いけない。中国、インドが石油、金を買い続け、アメリカが食べ過ぎ(輸入過多)を止めない限り、商品相場の高値安定、米貿易赤字、ドル安という『病気』は完治しないであろう。オデキがなぜできるのか。蕁麻疹がなぜ出るのか?世界の識者はエコノミストも含めて自らの胸に手をあてて考えていただきたい。(了)

江嵜企画代表・Ken


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