晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『氷の微笑』 80点

2010-10-02 16:58:52 | (米国) 1980~99 

氷の微笑

1992年/アメリカ

サスペンスよりセクシャル・バイオレンス

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆80点

公開時にシャロン・ストーンの大胆な演技と犯人は誰か?で話題を呼び、大ヒットしたサスペンス。監督はポール・ヴァーホーヴェン、撮影は2年後「スピード」で監督デビューしたヤン・デ・ボン。
サンフランシスコで引退したロック・スターがアイスピックで惨殺され、容疑者は数か月前同じ事件を小説にしていたキャサリン・トラメル(S・ストーン)。事件を追う刑事は<シューター(早撃ち)>ことニック・カラン(マイケル・ダグラス)。2人の駆け引きが最大の見せ場となる。
有名な尋問中の足の組み換えなど、よりセクシーで刺激的なシーンを意識的に多く見せることでミステリアスな部分を浮かび上がらせる監督の演出は、当時無名だったS・ストーンを起用することで大成功した。
M・ダグラスは、麻薬常用中に観光客を誤って射殺した過去があるダーティな刑事。女好きで過去を引きずっている男は得意のはまり役である。
最初の殺人事件から次から次へと周辺の人が殺されるが、いづれも2人に関連するひとばかり。全て同一犯人なのか?の興味が物語を最後まで引っ張ってゆく。
シスコの街並みを疾走するカーチェイスは「ブリット」以来お馴染みだが、ヤン・デ・ボンは遜色ない迫力あるシーンを撮って見せ場のひとつとなっている。
ミステリーとしてはそれほど出来は良いとは言えないが、シーンシーンで魅力ある映像があって最後まで楽しめた。



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