一昨日のブログで、当初予算案から修正削除された内容を紹介しました。
↓
【ご参照】
臨時議会終了。修正予算は賛成多数で可決されました。 - 西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記
その中で、減額幅が一番大きかったのが、中学校部活の地域移行(=プレみや)に関係する経費でした。
↓
こちらについて
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●地域移行が迫り、直近の募集も芳しくない中で、予算を止めたのは問題と感じる
→これは補助金なし・積極的な応募無しでも来るような高い善意と熱意を持つ団体に期待してのことか?
→もしくは、そもそもの2026年度の地域移行自体を延期させるためか?
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というご意見を頂きました。
なるほど、そりゃ、そう見える面もありますよね。
が、そういう意図ではありません。
大前提として、私は
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●子供達の選択肢を増やすことができる
●教員の負担軽減につながる
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ことから、「プレみや」の方向性には賛同しています。
ここらへんは以前のブログでも述べた通りですね。
↓
【ご参照】
令和8年9月の本格実施に向けて、準備が進められている中学校部活の地域移行。一番人気の部活は、実は。。。 - 西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記
一方で、こちらも上のブログに書いた通り、
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●南部地域はもちろん、とりわけ北部地域において、多数の選択肢を用意できるのか?
●保護者負担はどの程度に落ち着くのか?
●教員の関与はどうなるのか?
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等々、整理しなければならない、今の段階ではきちんと整理されていない課題が数多くあるとも思っています。
で、ここに強い疑義を呈したのが、今回、中学校部活の地域移行に関する内容を一旦、予算から削除するよう、強く主張した啓誠会さん。
その主な思いは「中学校部活動の『プレみや』への移行について、議会への説明が不十分であり、費用や場所、指導者確保などの懸念が払拭されておらず、市民の不安に応えられない」というものであると認識しています。
そもそも、これだけ大きなプロジェクトですもの、
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●市民の声をより広く拾い上げ、円滑に移行を進めることが必要
→そのために、こまめに議会に報告して情報を共有し、意見を求め、問題をつぶしていくべき!
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という当該会派さんの主張はよく分かります。
そりゃ、
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●まとまった形で公式に議会に報告したのは、3/6が初めて。
→そこで議論や意見が百出した
→が、そこに対する明確な回答もない状態のまま、予算に市が必要とする費用だけを盛り込んで提出!
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という形を乱暴だと感じる感覚は、我々にも十分、理解できるわけで。
ちなみに当該会派の主張されている内容については、以下のブログをご覧頂ければと思います。
↓
■■■■■
【幹事長である坂本議員のブログ】
当初予算が否決されました。啓誠会の反対理由は? | 西宮市議会議員 坂本龍佑
【同会派の川村議員のブログ】
令和7年度予算に反対した率直な僕の気持ちです。 | 西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。
■■■■■
なお部活動の地域移行については、議会との協議の後に、再度予算化する方針と聞いています。
また、そうすることが今後の地域移行のスケジュールや流れに悪影響を与えることはない旨、確認しております。
私としては、今回の修正案からの削除は
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× 部活の地域移行自体に反対している
↓
○ 問題を明らかにし、それに向けての具体的な解決・改善策をしっかり練って進めていこう!という趣旨に則ったもの
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と受け止めていますので、その点、ご理解頂ければと思います。
ということを申し上げて、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
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(そもそも,中学の先生になろうという方々は,本当に学業だけで身を立てるつもりだったのか,それとも担任・部活動を含めた広い人間陶冶にこそ価値や働き甲斐を求めていた方も多いのではなかろうかと思います。特に西宮のように塾がたくさんあり,教科の学習においてこそ,受益者負担で民間企業によるサービスが十分に受けれる,逆に下手すると生徒たちも先生に受験指導を依存していないようなところでは。実際,先生たちも本当は部活動に関わり続けたいけれども,むしろ「地域移行」=教師としての業務から外れてしまうことで,部活動にボランティアとしてかかわるなら,16,17時には職務上は早退することになり給与は下がり,そしてまた保険料・有事での賠償責任も個人として負うことで躊躇されているとも聞きます。)
部活動に関して市の財政を痛ませずとも,受益者負担でというのは私個人としては受け入れられます。ただ,問題は部活動というのは,ある程度の人数が集まってこそ価値が出るものだということです。つまり,経済学用語でいえば正の外部性(より正確には,協調ゲームでの良い均衡と悪い均衡)が生まれるものなのです。野球やバスケなら所定の人数が集まらなければそもそも成り立ちません。ただ,せめて最初の音頭を取るところに,もっと市は積極的にポジティブな態度を示してほしいです。金銭面自体は受益者負担で構いませんが,本当にこの地域クラブに人が集まりそうだという期待の喚起や,受益者となる生徒と団体との橋渡しこそが市なり当局の役割でしょう。団体も「十分に生徒が集まり,その生徒からの収入で報酬なり保険料もまわりそうだ」という期待を持てるかどうかでしょう。それが大きな収益期待になれば,NPOや地域の有志だけでなく,営利企業(すでに小学生向けのスクールを西宮でも運営しているリーフラスなど)も参入するでしょう。
現況の団体候補からのQ&Aを見ると,市はなにかにつけ団体自身の責任・負担を強調するばかりで,むしろ消極的なように聞こえます。ちょっと今回の予算案で,団体への呼びかけ・実証事業の分がカットされたというのは,その点とエコーしているようにも思えます。市議会の委員会で査察に行っているのも見ましたが,複数校合同部活のところまでで,埼玉県や杉並など教育委員会が主体的に民間企業と連携しているところまで見ていないのは,市側の財政・責任・主体的取り組みを削減することありきではないかとも危惧します。
いずれにせよ,地域移行はあと1年しかありません。特に,2026年度以降に中学生になる子の家庭としては,この現下の状況次第によって,我が子を無理やりにでも私立に入れさせるなり,あるいはそもそも課外活動にいそしむ青春を諦めさせて高校入試にケツをたたいていくべきかを,日々悩み始めています。まさに市からの突然のプレみやのチラシをきっかけに。なので,悠長な時間がないことを市議の方々も認識してください。そして,それが親としては目下のところでは市議会に求める最重要な案件になっていることを。次回の活動報告のビラを期待しております。
こちらこそ貴重なご意見を頂戴し、ありがとうございます。
さまざま危惧・懸念されている事項があること、私なりに理解しました。
一方で今回の予算案からの削除は、むしろ、そうした「多くの方が持っておられるであろう危惧や懸念に、行政として危機感を持って臨むべき!『悠長な時間がない』にも関わらず、そうした姿勢が弱いことに異議あり!!」というスタンスからの提案会派の問題意識が受け入れられた結果であること、ご理解頂ければと思います。
また部活の地域移行自体は、言わば国策として進められようとしている施策と理解しており、私としましては「そもそも地域移行には反対」という立場には立ちかねます。
なお次回の活動報告については既に原稿作成を終え、印刷過程に入っていますが、プレみやについての記載はございません。
ご理解頂ければ幸いです。
今後とも、よりよい市政実現のため、努めてまいります。
コメント頂き、ありがとうございました。