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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

臨時議会終了。修正予算は賛成多数で可決されました。

2025-03-26 14:43:34 | 市政全般に関連すること

先週末の3月議会最終日に新年度予算案が否決されたことを受けて、本日、臨時会が開会。
当初予算案から、以下の内容を削除した修正案が示されました。
 ↓


このうち
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2.西宮観光協会のHPを多言語対応にするのはやめます...
3.独自の防災アプリの開発もやめます...
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は、我が会派として強く主張していたところですね。
従来通り、「賛成するけど、厳しく指摘しておくぜ!」に留めていたなら、今回のように市が真摯に指摘を受け止め、対応することなど絶対になかったでしょう。
そして、今後も市全体として、議会の指摘を真摯に受け止め、積極的に対応する姿勢が培われることは期待できないでしょう。
そういう意味で
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●「西宮市政史上初の予算否決!」は、きわめて強硬な面のある対応であったことは否定できない
→とは言え、やはり、この手段にでたことは間違っていなかった...
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と思っています
 ↓
【ご参照】
「2」については、観光協会に対する補助金の支出について追及しました! @3/17付・たかのしん公式ブログ
「3」については、防災アプリって必要ですか?財政難の中、色々なことを止めている中なのに...@3/3付・しぶや祐介の活動日記

我が会派が、今回の新年度予算案に反対した最大の理由は、
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●市民サービスは厳しい財政状況の下...という理由で、積極的に削っている
→にも関わらず、財政構造改善・行政改革のために絶対必要な人件費の圧縮や外郭団体をめぐる諸課題の改善、事務事業の抜本的な見直し等に取り組む市政がきわめて弱い
------
という、市の姿勢にあります。
そういう意味で、今回示された修正案に全面的に賛同したわけでも納得したわけでもなりません。
一方で、我々の主張が取り入れられたという意味で、一定の改善が図られたのも事実。
また、にも関わらず強硬な姿勢を貫いて市民生活に影響を与えることも本意ではありません。
よって、今回の予算案には賛成しました。
そうした諸々を含めて、たかのしん議員が会派を代表して行った、予算に対する賛成討論は以下の通り。
(なお修正予算は「日本維新の会 西宮市議団」と「日本共産党 西宮市会議員団」を除く会派と、無所属議員全員の賛同を得て、賛成多数で可決しました。)
 ↓
■■■■■

会派・ぜんしんは、議案第356号 令和7年度西宮市一般会計予算 に賛成します。以下、理由を申し述べます。

3月定例会において、私たちは一般会計予算に反対しました。
その最大の理由は、市長をはじめとする市当局の、行政改革に対する取り組み姿勢の甘さでした。
議会から指摘される問題点に正面から向き合ってこなかった、その結果として、市政史上初めての当初予算否決という事態を招いたことを、重く受け止めていただきたいと思います。

修正された予算案は、8つの事業について計上を見送る、もしくは予算額を減額するものです。
優先順位やタイミングの観点から、私たちが問題視していた複数の事業も対象となっており、修正内容については一定、評価いたします。
ただし、私たちが最も求めているのは、あくまでも行政改革の具体的な成果です。
人件費の圧縮や外郭団体をめぐる諸課題の改善、事務事業の抜本的な見直し等、本来、令和7年度予算に反映されているべき事項は他にも多くございますが、予算が成立しなければ市民生活に多大な影響を及ぼしかねないこと、臨時会までの期間が短く現実的に修正可能な範囲が限られることを考慮し、本議案には賛成することとします。
その前提として、先ほどの総務常任委員会で答弁された通り「これらの課題に対し、強い意識をもって取り組み、進捗状況等を順次お示しできるよう、しっかり取り組んでいく」ことを、改めて強く求めておきます。

予算は「通るのが当たり前」ではありません。
市の取組は全て、議会が予算を承認して初めて実施が確定します。
長年、予算が可決され続ける中で、そんな二元代表制の原則を、忘れてしまっているのではないでしょうか。

3月定例会で私たちは給与条例改正に対する修正案を提案しましたが、最優先されるべきなのは労使交渉の結果ではなく、市民の代表である市議会の議決です。
西宮市議会は、市役所の単なる追認機関ではないと、改めて申し上げます。
そして、市民や議会をないがしろにする状況が続くようであれば、今後、市長ならびに市当局には、より厳しい姿勢で対峙していくことになると、この場で宣言します。

だからこそ必要なのは、予算編成過程の透明化であり、議会、ひいては市民との対話を充実させることです。
重要な方針が当局や限られた関係者の中で決められ、市民は決定事項を突然知らされる本市の現状は、市長の掲げる「OPEN!西宮」とは程遠いと言わざるを得ません。
西宮市を良い街にしたい、その共通した目標に向けて、当局と建設的な議論を重ね、健全な協力体制が築けることを願いまして、会派・ぜんしんの賛成討論とします。

■■■■■

引き続き、厳しい姿勢で、市長及び市当局に対峙してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (坂口哲哉)
2025-03-26 15:18:44
市民のための議会提案ありがとうございます。
お疲れ様でした。
今回の否決は一矢報いたと思います。
しかしながらおっしゃるようにこれが定例化しては意味がありませんもんね。
やはり本気の改革とはしがらみからの脱却であり、市長の覚悟が大きく必要なところでしょうね。
団体に支持されていては改革はできないと思いますね。
それか本気にさせるために受け入れるまでは批判覚悟で市政を停滞させてしまうかですね。←(無責任発言すみません)
兎にも角にも今までに無かった「否決」と言うことでの意思表示はお疲れ様でした。
返信する
Unknown (みやっこの親)
2025-03-27 00:31:55
減額幅としてはプレみや関係が最大ですね。地域移行が迫り,直近の募集も芳しくない中でその予算を止めたということに,親としては非常に危惧しています。これは,補助金なし・積極的な応募無しでも来るような高い善意と熱意を持つ団体に期待してのことですか?それとも,そもそもの2026年度の地域移行自体を(特に時期があいまいな平日の部活動のを)延期させるためですか?

先日我が家にもしぶやさんと牧さんの活動報告が来たのですが,プレみやのことは触れられていなかったと思います。前の予算案反対に関するブログも拝見しましたが,職員給与のことが問題でしたよね。それに関しては大声を挙げたことを示されつつも結局はこの可決した予算案では実を結んでいないということですよね。他方で,今回の予算案では,しれっと子供に関する予算減が全体の減額の半分ほどになっています。どういうことですか?

市議の方々の中には(そもそも部活なんてなくしてしまえという方も含めて)様々な意見があるのは理解しています。部活動の地域移行にそもそも反対し,代案としても複数校での合同を提案されている市議と会派があるのも理解しています。(ただ私の住む地域の方ではないですが。)しぶやさんは日頃から活動報告をいただいている中で考えもしっかりされていることに感銘は受けています。だからこそ,しぶやさん,そして「ぜんしん」として,今回の予算でのプレみや関連のカット,そして今後の地域移行について,きちんと考えを述べていただきたいです。親としては第一の関心事で,当然,投票もそこで頼りになる方にゆだねようと考えています。
返信する
コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2025-03-27 20:00:51
>坂口哲哉様


嬉しいお言葉と前向きな評価を頂戴し、ありがとうございます。
ご指摘の通り、これが定例化しては意味がないと、私も思っています。
これを機に、真の意味での改革を前に進めていかなければならない、改めて、そう実感しております。


>みやっこの親様

職員給与について「大声を挙げたことを示されつつも結局はこの可決した予算案では実を結んでいないということですよね」とのことですが、ご覧頂いたブログに書かれた趣旨に則り、一部職員の昇給を止めることが出来ました。
詳しくは、本日更新した以下のブログをご覧頂ければと思います。
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/e/366fc335d45ef20fdbbce08b0bba6eb3

前回の私の市政報告にプレみやのことが触れられていなかったというのはご指摘の通りです。
紙面スペースの関係や、発行時期の問題もあり、市政に関わる全ての問題を取り上げるのは困難であること、ご理解頂ければ幸いです。
なお私自身はプレみやのことは一定、前向きに評価しています。
よろしければ以下をご覧頂ければと思います。
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/shibuya1973/e/6f38f55e033747ad4f9e8724778b401c

なお今回、プレみや関係の予算が一旦下げられたのは、私が所属するのとは別の会派である啓誠会さんの意向が強く働いた結果です。
その主な思いは「中学校部活動の『プレみや』への移行について、議会への説明が不十分であり、費用や場所、指導者確保などの懸念が払拭されておらず、市民の不安に応えられない」というものであると認識しています。
詳しくは、当該会派の幹事長である坂本議員のブログなどをご覧頂けるとよいかと思います。
 ↓
https://sakamotoryusuke.com/2025/03/21/yosan/

なお部活動の地域移行については、議会との協議の後に、再度予算化する方針となっています。
また、そうすることが今後の地域移行のスケジュールや流れに悪影響を与えることはない旨、確認しております。
第一段落において懸念されている趣旨での反対ではなく、問題を明らかにし、それに向けての具体的な解決・改善策をしっかり練って進めていこう!という趣旨に則ったものと受け止めており、その点、ご理解頂ければと思います。

最終段落については前向きな評価を頂戴し、ありがとうございます。
引き続き、前向きな評価を頂けるよう、努め、励んでまいります。


貴重なご意見を頂戴したことに感謝申し上げます。
コメント頂き、ありがとうございました。
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