旅5日目 (8月17日 水)
10:40頃 シベニク到着
旧市街の外れの駐車場からシベニクの街までは海沿いをゆったりと
素晴らしい碧い海と空を眺めながら(夏の陽射しは厳しいけれど)
歩いて5分〜10分程度。
※ シベニク
クロアチア中部に位置し、クルカ川河口の天然の良港として栄えた
アドリア海東岸の最古の町で、11世紀に築かれて後、中世クロアチア王国、
ハンガリー支配、15世紀初めから数百年間ベネツイア共和国領だった。
(1649年のペスト蔓延により人口が1/4に激減する時期もあった)
ヴェネツィア崩壊後は、パプスブルグ帝国領となり、
第2次大戦後ユーゴスラビアへ統合。
良港ということで、個人所有という豪華クルーザーも停泊しており
↑ 我々が街歩きを終える頃、出航していった。
↓ 画面中央の島と島の間を船で抜けられるらしい
大型船は無理だけど
世界遺産「聖ヤコブ大聖堂」を目指し、さあ、古都の街歩き開始です♪
(と言ってもたった1時間しか散策時間ないのですが、、、)
地元ガイドさんの後に着いて行くと、海沿いに建つ
「聖フランシスコ教会」が見えてきました。
でもガイドさんが熱心に解説し始めたのが、こちらのモダンな銅像 ↑ ↓
これは「ペタル・クレシミール4世の像」だそうで、
シベニクの繁栄に貢献し「偉大なクロアチア国王」としてクロアチア人が
誇りとする人物とのこと。
(クレシミール4世はヴェネツィアの立派なドージェの孫でヴェネツィア育ち)
歴史的人物ですが、彫刻自体は近年クロアチアの女性彫刻家により造られている
ため、モダンな感じがしたのも納得。
階段を上がり、聖フランシスコ教会の横にある
こじんまりしたきれいな公園を抜け、
図書館前の広場へ
↑ 現代的な建築の図書館ですが、その外壁の一部には
11世紀から町を取り囲んでいた壁が使われ、彫刻も ↓
街が古いだけに、道というより路地と言った方がいいような狭さ。
バカンスシーズンなだけに、人が多いのに加え、我がグループの人数が多く、
後方を付いていくと、距離のせいかレシーバーでも聞き取れず、説明の場所
にさえ辿り着けず、、、何がなんだか分からぬまま歩くハメに。。。
多分これは「シベニク被昇天教会」?
丸い二つのバルコニーが写ってるので、そうかな、、、と
一番後ろを離れて付いてくる娘は、もっと分かってないはず・・・
こんな写真撮ってるし、、、笑 なんともいい表情だね〜
歴史ある街の石畳の道は、すり減ってツルツルに光ってる! ↓
ツルツルの道を撮りたい娘は、ひたすら人がいなくなる瞬間を狙ってます ↑
聖ヤコブ大聖堂までの道に、確か、3ヶ所ほど古い教会があったような、、、
前方の皆さんは、ちゃんと説明を聞いていたはず。ですが、我々母娘は、
ほとんど聞けてないため、アバウトな写真しかないし、解説できず残念
なので、この鐘楼は「聖イヴァン教会」なのか「聖バルバラ教会」だったのか、、、
ここは「聖バルバラ教会」の階段、だと思うのですが、、、↓
ここでガイドさんが立ち止まり、結構長めの解説をしていたような、、、
(因みに、解説書には、聖バルバラ教会は、15世紀後半のゴシック様式で、
聖イヴァン教会も、15世紀、ゴシック・ルネサンス様式とありました)
外から眺めただけなのですが、古い歴史を感じさせる教会で、
教会内に入っている人は見かけなかったけれど、入れるのかな?
この街の散策、説明がよく聴こえなくても楽しめました♪
犬の水飲み場があったり ↓
猫の水飲み場もあるんですよ(写真なしですが)
他にも、古い建物の壁に、世界初の交流電灯の複製があったり
建物の入り口に、16世紀の大理石の物差しが残っていたり、、、面白かったです。
楽しみにしていたシベニクの世界遺産「聖ヤコブ大聖堂」が見えてきましたよ〜・・・
※ ヤコブ大聖堂(世界遺産)
カトリックの大聖堂としてシベニク司教座がおかれている。
レンガや木の補助を全く使わず石のみで造られた石造建築の教会として
世界で最も大きい教会として2,000年に世界遺産に登録された。
私達はまず、聖堂の横、北東側、市庁舎前のレプブリカ広場から聖堂を見上げ、
説明を聞きました。
ですが、真っ青な空、ジリジリと陽射しが照りつけ広場はフライパンの上のよう、、、
眩しいし暑いし、、、
悪いのですが、母は教会に近付かず、日陰となっていた市庁舎カフェの
前辺りに居て離れて眺めていたため、またまた聞いた解説はところどころ、、、
※ ヤコブ大聖堂の建築は、1431年から120年以上擁し、数多くの建築家が携わった。
ヴェネツィアのゴシック建築家により始まるも、ゴシックの評判が悪く、
1441年地元ダルマチア出身の「ユダイ・ダルマティナッツ」が設計を引き継ぎ、
ルネッサンス様式に変更、30年を費やすも完成をみず亡くなり、その後、
弟子のニコラ・フランティナッツが1555年完成させた。
第2次大戦で爆撃を受けるも、後に修復。
↑ おお〜、これが名物(笑)の人面装飾ですね・・・
※ 建物周囲にずらりと装飾してある頭部彫刻は71人分とのこと
モデルは街の有力者達だったのではないかといわれています
天使のいるファサードは修復中 ↓(天使が悪魔をやっつけ町を守る!)
これが有名な入り口扉のライオン像ですか〜
ライオン像の上には、左右アダムとイブの像
北東側から見た大聖堂 ↓ 立派です!
すべて石(石灰石)だけで出来ているなんて驚き・・・
広場の片隅に、教会を見つめるように建つ銅像 ↓
クロアチア人が誇る建築家「ダルマティナッツ」ではないかと、、、
聖ヤコブ大聖堂の正面
入り口の装飾
聖堂内に入り、見上げた窓 ↓
古いアーチ型の天井 ↓
この重そうな天井アーチを、石だけで支えているって凄い!
地震が襲わぬよう、祈ってきました
礼拝堂 主祭壇 ↓
礼拝堂の天井ドーム ↓
入り口を見ると ↓
石造りの迫力に圧倒されながら、祭壇脇を歩き小さな部屋、洗礼室へ入ります
洗礼室の天井のレリーフ ↓
洗礼台 ↓
洗礼台を支える天使達
狭い洗礼室をでた所
本当に感動的な、石造りの素晴らしい教会でした!
あの人が立ってる場所(階段を登る)から大聖堂全体を写せるらしい ↓
自由時間があれば行ってみたかったのですが、、、、
先を急ぐツアーでは、諦めるしかなく。。。
こうして、たった1時間のシベニク散策が終了。
小さいけどもっとゆっくり見たかった街。
母的には、何故かわからないけど好きな街、気に入りました。
(午前中、まだ元気なうちに歩いたからかな〜?)
このあとは、バスで移動し、
今日のランチは、農家レストランで地元料理です♪
つづく