遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

バリ旅行こぼれ話 HALAL

2013年05月11日 07時51分08秒 | 食べ物/飲み物
おはようございます。子です。

母が毎日旅の記録をアップしてくれていますが、私もまだまだバリの思い出に浸りながら働いています。
バリの写真を見たり買って来たものを見たりすると「バリにまた行きたいなぁ」という気持ちがふつふつと沸いてきてしまって、
すでに再訪の機会を伺っています。

メインの記録は母がしてくれているので、私はこぼれ話を。


これは、バリで買ってきたモンゴチョコレートの包装紙です。

良く見ると、ゴミを捨てている人の絵の右側に、「حلال HALAL」と印刷されています。

近寄ってみましたが私のスマホではこれが限界でした・・・見えますでしょうか?

これはハラル(ハラール)と言って、イスラム教の人のための表示。
ハラルは、イスラム法に照らし合わせて「食べられるもの」ですよということ。
イスラムでは豚肉食が禁じられていることはもちろん、食品加工工程などにも決まりがあるので、
それらの決まりに則っているよという表示です。
逆に、禁じられたものは「حرام HALAM」ハラム(ハラーム)といいます。

日本ではまだこういった表示をしているお店や食品は少ないと思いますが、
中国市場における日本の立ち位置にやや難が生じてきたため、
新たな市場としてイスラム圏へのアプローチでじわじわ注目されているとずいぶん前にテレビ番組で取り上げられたりしていました。
イスラム教でもコミュニティや家庭によってその厳格さに差異があるため食べてもいいと見なすものに違いがあるとのことですが、
日本でイスラム教の観光客の方が安心してご飯を食べられるお店はまだ少ないそうです。

ちなみに、バリではバリ・ヒンドゥーという信仰をもつ人が大半を占めています。
街のいたるところに女性が供えていたお供え物のお花などもその信仰に基づくものです。


バリ・ヒンドゥーとはバリ土着の信仰にインド仏教やヒンドゥー教の要素が合わさったものだそうです。
ヒンドゥーなので、バリでは牛を食べません(観光客のための牛料理はありますし、生きた牛を輸出することはあります)。
鶏や豚やお魚は食べます。

お土産のチョコレートはインドネシア産(バリ島はインドネシアの一部)なので、ハラルの表記があります。
バリではバリ・ヒンドゥーが大半ですが、インドネシア全体で見るとイスラム教信仰が圧倒的です(ネットで調べたらデータに差がありますが大体76~90%がイスラムという感じでした)。
インドネシアは信教の自由を憲法で定めているので、バリのようにイスラムではない宗教が根付いている地域が存在しています。

ということで、お土産の「HALAL」表記に、日本とは違う、インドネシアの多民族国家の文化を感じたのでありました。
機会があれば、輸入食品の表記などにHALALがあるかどうか、探してみるのも楽しいかもしれません。
日頃から気にしておくと、イスラム圏のお友達が出来た時に役に立つかも?
(子)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バリ旅日記 2日目(Part3) | トップ | バリ旅日記2日目(Part4) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

食べ物/飲み物」カテゴリの最新記事