遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

何に見える?

2011年09月26日 23時57分38秒 | 雑記
今日は夕方に少しだけ小雨が降った東京。半袖では肌寒いぐらいの一日でした(ちゃんと上着を着ましたよ)。

さてさて、写真は今夜いたずらしてみたもの。
昨日無印で買ってきた厚手の無地の布コースターに、ちくちく刺繍してみました。
コタツに入って縫い物をしていると、なんだかもう冬みたいな気分になりますね。

昔フェルトと綿でひつじのぬいぐるみを作れば芋虫、
星を作ればヒトデと母に言われていた壊滅的な私の手芸スキル。
さて、今回の作品は一体何に見えますでしょうか?
(子)
コメント (6)
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伏 

2011年09月26日 13時38分35秒 | 読書

          伏 
           贋作・里見八犬伝 
                         桜庭一樹(著)2010年11月発行

  馬琴の『南総 里見八犬伝』をモチーフにした実に面白い小説。
  『八犬伝』は、小学生の頃、家にあった児童文学全集で知り、
  なんとも不可思議な物語だと思いつつ引き込まれるように読んだものだ。
  その後、正しい八犬伝を読むことはなかったが、
  娘が幼い頃だったか、TVで連続人形劇として放送していて、
  「玉梓が怨霊~」という声音が印象的だった記憶がある。
  清く正しく潔い武士又は町人が中心、そして善悪のはっきりするのがお決まりの
  時代劇のなかで、清濁入り混じり、そこに
  おどろおどろしさも加わった、摩訶不思議な時代物語が八犬伝で、 
  子供ながらにも、怖いもの見たさ・・・が湧いてくる小説でした。

  安房の国の吊城の城主里見義実の娘「伏姫」と白い犬「八房」の子孫となる
  犬人間「伏」と、江戸の町で、その「伏」を狩り賞金を得ようとする
  浪人「道節」と妹で猟師の「浜路」兄妹とのバトルに、
  『贋作・里見八犬伝』を執筆中の滝沢冥土(馬琴の息子という設定)が
  絡み、息つく暇なしの展開。

  八犬伝本来の物語を辿りつつ、そのなかの疑問や謎を解き明かしながら
  進むストーリーは、さすがです。
  日本版時代劇大人向けファンタジーとでもいえばいいのか。
  かなりの面白さ、大いに楽しみました。

    わがまま母
  
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