goo blog サービス終了のお知らせ 

できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

大阪市音楽団をなくして、いったいどうするの?

2012-05-06 12:51:30 | いま・むかし

昨日は午後から妻娘といっしょに、大阪城の音楽堂へ行ってきました。

3時過ぎに音楽堂前についた段階でもう700人近く並んでいて、私ら一家のもらった整理券は730番台。

結局、3000人近く集まったようですね。座席だけでなく芝生席もいっぱいでしたから。

すでにネット上、あるいは新聞やテレビなどでご存知の方もいると思いますが、GO!GO!市音!大阪市音をほめる会が昨日、ありました。詳しくは、こちらのページを見てください。

http://55shion.jimdo.com/

この間、ツイッターでよくやりとりする皆さんなど、顔見知りの方に、この会場で何人も出会いました。お目にかかることができて、ほんとうによかったと思います。

さて、大阪市音楽団の歴史は、下記の大阪市ホームページでの音楽団の説明にもあるとおり、近代都市・大阪の歴史と重なっているかと思います。

また、この音楽団の取り組みは、一見目立たないかもしれないけど、大阪を中心とした関西圏の文化的な水準向上に、いろんな意味でつくしてきたかと思います

http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000152422.html#shokai

だから、音楽団関連の予算を含むさまざまな文化関連事業の予算を「切る」という方針を打ち出した段階で、今の大阪市政を預かる人々は、大阪の文化的なものを「破壊」してもかまわない、大阪に文化はいらない、そう言ったのだと思っていいとあらためて思いました。

ある意味、この音楽団関連の予算をなくすということは、大都市・大阪の「解体」をめざす「都構想」の象徴のようだと思いました。

しかし、文化的なものが何もないような街に、人が集まるんでしょうか。

長い歴史をもちながらも、文化的なものの香りのしないような都市など、今の大阪市政を預かる人々が言う「グローバル化」の流れや「都市間競争」なるもののなかで、ますます生き残れないのではないでしょうか。

なにか、今の大阪市政を預かる人々は、大きな錯覚をしているのではないか・・・・と、ますます、思ってしまいました。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PT案、家庭教育支援条例、教... | トップ | ひとまず「家庭教育支援条例... »
最新の画像もっと見る

いま・むかし」カテゴリの最新記事