昨日はある研究プロジェクトの会合。体調がよくない方や他の用事と重なっている等、いろんな理由で休んだ方が多かったので、集まった方は少なかった。でも、大阪市人権施策推進協議会の2007年12月の答申を、みんなで一度、きちんと読んで、この内容をどう理解し、今後の大阪市内各地区での取り組みにどう活かしていくのかを考えていく作業は、とても面白かった。今後もこういう作業に何度か取組めたらいいな、と感じた。
それとともに、このごろ、「大阪市内の各地区で同和対策事業が実施される前の解放運動って、どういうことに、どういう人々が、どんな形で取組んできたんだろうか?」ということを知りたいと思う。昨日の会合でも、長年、活動に取り組んでこられた方から、「そういえば昔・・・・」みたいな話がちらほらでていたが、案外、今の状況を乗り切る知恵やヒントというのは、本格的に同和対策事業が開始される以前の時期における各地区の取組みのなかにあるのかもしれない。
「敗戦後から1970年代初めくらいまでの解放運動史、それも日本全域での大きな流れをふまえつつ、各地域における具体的な運動実践の事実の掘り起こしと、その成果と課題の検証をしたもの」が次々に出てくること。それが、もしかしたら、今後の取り組みのヒントになるかもしれない。と同時に、「1970年代以後に同和対策事業が実施されていくなかで、その各地域での運動実践の何が、どのように変質していったのか?」ということを検証することが、過去の反省へとつながることもまた、いうまでもないことであるが。
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