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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

昨日(6月10日)のプリキュアの話です。

2018-06-11 16:30:51 | プリキュア話

先ほど昨日のプリキュアを見ました。

すでにネット上では下記リンク先のように、昨日のプリキュアのうち、この「いいんだよ!男の子だってお姫様になれる!」の部分が話題になっていますが…。

これはプリキュアのお友だち・アンリくんが、お姫様のドレスを着て怪物・オシマイダーに捕まっているときに、「これってお姫様みたい」みたいなことを言ったあと、キュアエールが言った台詞ですね。

まあ、昨日のプリキュアのストーリーは、アンリくんがえみるちゃんと・ルールーちゃんに「ファッションショーに出ないか?」と誘いに来るところから始まっています。

アンリくんはほまれちゃん(キュアエトワール)と同じフィギュアスケートの選手。プリキュアたちの通う中学校に在籍していて、ネクタイをスカーフみたいなのに変えるなど、日頃の制服もちょっと着崩していたりします。そこをえみるちゃんの兄(=同じ中学校に居ます)に注意されていたりもします。

で、ファッションショーの最中に、そのえみるちゃんの兄がアンリくんに対して抱く苛立ちからオシマイダーがつくられる。そのオシマイダーをアンリくんは逆にハグして、「君も苦しいんだね」とか「僕は自分の気持ちのままに生きる」とかいう話をして…。ちょっとオシマイダーが弱ったスキに、プリキュアたちがオシマイダーを倒すという、そんな展開でした。

そうそう、アンリくんは何回か前に、プリキュアの仲間・ハリー(ハムスターみたいな妖精で、人間の姿に変身しているときはイケメン)が経営しているお店で、女の子の服を着てました。

もうその頃から物語の伏線を張っているので、私的には先ほどのキュアエールの台詞、なんにも驚きません。

ちなみに、去年はキュアショコラがタカラヅカ男役風でしたし、以前にもキュアサンシャインのように、病気のお兄さん(このお兄さんがまた美形で、女の子みたい)に代わって、学校では男の子の制服を着て過ごすプリキュアもいました。

それから「守られる存在としての男の子」ということなら、妖精さんとしてでてきたココとナッツ(プリキュア5ですね)をはじめ、何度も過去のプリキュアには登場しましたね。

なので、ネット上では何かと昨日のプリキュアを取り上げて、この記事みたいに「ジェンダーを越えた」とか言って話題になってますが、「今頃気付いたか?」みたいな話です、私にとって。

まあ、この話はここで置いて、本題へ。

今回のストーリーで大事なのは、えみるちゃんとルールーちゃんが「ふたりでいっしょにプリキュアになろう」という約束をするというところです。今回のエンディングでその話をするのですが、でも、ハリーからプリキュアに変身するためのアイテム・プリハートが残り1個しかないことを告げられます。

ただ、来週予告ではキュアマシェリ&キュアアムールがもう登場することになっています。ということは、おそらくシリーズではじめて、2人で1個のアイテムをつかって変身するプリキュアが出る…ということですね。いったいどうやって2人で1個のアイテムをつかって変身するのでしょうか? そこがとっても気になります。

それと、今週からまた新たな敵・ジェロスが登場します。ルールーちゃんのクライアス社の社員に対する記憶には残っていないようなので、ほんとうに新たな敵のようです。友情とか信頼とかそういうのが大嫌いとか言ってましたね、このジェロス。「ジェラシー」から名前をつくったのでしょうか?

そうそう、先週までプリキュアたちとたたかっていたクライアス社の課長・パップル。パップルはもう、プリキュア対策から外されたのでしょうか? それと、例のなぞの白い服のおじさんらしき人とパップルがしゃべっていたような、そんなシーンもありました。そのときの伝書鳩が何かメッセージを運んでいたような気がするのですが…。

ということで、来週からいよいよ新プリキュア2人が登場。楽しみです。

https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/10/hugpri-gender_a_23455176/


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