できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

教科教育関係者にも来てほしい今回の公開講座

2016-09-27 06:54:15 | 受験・学校

理科実験中にフラスコ破裂、生徒3人けが 熊本の中学校 (gooニュース、2016年9月26日)

今度は中学校の理科の実験中に起きた事故ですね。

とかく学校事故・災害というと、地震・津波や大雨・洪水(どちらも台風によるものを含む)、火災あるいは体育・スポーツ活動中の事故や校外学習中の事故などが、パッとイメージとしてわきます。

でも、実際にはこの理科の実験中の事故のように、教室のなかでの各教科の学習でも、事故が起きるケースがあります。

ですから、たとえば文部科学省が今年3月末に出した「学校事故対応に関する指針」も、「あれは事後対応の指針」とか(=内容には「事故の未然防止」に関する事項を含む)、「あれは体育・スポーツ事故に関する指針だ」(=それ以外の事故も指針での対応を必要とするケース)だと勝手に決めつけたりせず、まずは学校現場の教職員・管理職にしっかり読んでいただきたいと思っています。

このような理由で、私なりになにかできることはないか・・・・と思って、公開講座をやろうと思ったのですが。

さて、連日告知をしておりますが、あらためまして、その公開講座のこと、告知をします。

上記のとおり、理科教育を含む教科教育系の人にもぜひ来ていただいて、事故防止のあり方について考えていただければ幸いです。

京都精華大学公開講座レクチャー・ガーデン

「学校での事故・事件とどのように向き合うか」

(全4回、すべて金曜日夜19時~20時30分、会場は京都精華大学)

講師:住友 剛(人文学部教員)  受講料:5000円 

定員の設定はなし。参加には事前申し込みが必要。

第1回 10月28日 学校事故・事件の被害者家族・遺族とかかわって

第2回 11月25日 これからの学校事故・事件防止のあり方について -文部科学省「学校事故対応に関する指針」解説-

第3回 12月23日 学校における「指導」を問い直す -「指導死」ということば、知っていますか?-

第4回 2017年1月27日 実際の被害者家族・遺族のお話を伺う

※参加申込の方法など、詳細は下記を参照してください。

http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/garden/2016/late/lecture_sumitomo2016/

たくさんの方の参加申込、心からお待ちしております。

なお、できるだけ早く(開催10日前までに)参加申込をしていただけると助かります(受講申し込み者数が少ないと、閉講になる場合がありますので)。


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