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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

市長、もう動かないでいただきたい。

2013-01-20 21:03:19 | ニュース
これは先ほど、フェイスブックとツイッター、両方に書き込んだこと。
例の大阪市立の桜宮高校で起きた子どもの自殺に関して、彼が体育系の2コースの入試停止について要望していることに関して、です。

<以下、両方に書き込んだこと>
そもそも教委で方針を明日決めるというその裏で、先にこんな形で市長が学校に出向いて説明するというのは「越権行為」も甚だしいのでは?
また、入試中止でさまざまな迷惑を被るのは、中3生。市内各校の中3生とその保護者、そして市内の各中学校にも説明が必要なのでは?
ええ加減、余計なことをするのはやめてほしいですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130120-00000038-mai-soci

<以上、おわり>

私はとてもではないですが、こういう市長の動き方は、その方針以前のところで容認できませんね。

この数日、彼が入試停止方針を打ち出したことについて、マスコミも批判的な論調ですし、ネット上の議論でも批判的な意見がたくさんでています。
そういうことに対する「あせり」が彼のなかにあって、「なんとしてでも、自分の思う方向に結論を導きたい」と思って、市教委の会議で方針が出る前に学校に乗り込んで・・・ということなのでしょう。

しかし、たとえ市長としてこの方針を説明することを一定「是」とするとしても、「なぜ、当該高校の現役生や教職員のみに説明するのか?」「これから当該高校の受験を考えている中3生やその保護者、市内の中学校には説明しないのか?」とか、「なぜ市教委の会議の前に先に乗り込むのか?」「その説明の場で学校側や子どもたちから異論や反論が出た場合、市長は自らの方針を撤回する余地があるのか?」等、手続き的にはいろいろと問題があるかと思います。
そこから見ても、このような市長の動き方は、「余計なことするな!」というしかありませんね。

そして、他のことでもそうですが、もう、この桜宮高校の件では、橋下市長、じたばたせずに、動かないでいただきたい。
「あなたが動けば動くほど、かえって事態が混乱して、余計な方向に話がそれる。ややこしくてしょうがない。」
私としては、そう言いたくなりますね。



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反体罰NPO・研究者連絡会立ち上げにあたってのお願い

2013-01-20 18:07:18 | 受験・学校
※このたび、下記のような会を立ち上げましたので、お知らせします。

反体罰NPO・研究者連絡会立ち上げにあたってのお願い

 大阪市立の高校の運動部顧問による体罰が原因とされる高校生の自殺が社会に大きな衝撃を与えています。体罰問題は、我が国学校教育に潜在し続ける大きな子どもの人権問題であることはご存じ通りであります。今後、この問題を端に発した様々な報道や、教育改革論議が行われることは論を待ちません。
 この機会に、「反体罰」を表明する民間団体、市民活動団体、研究者が連絡会を設け、今後の子どもの人権問題の解決、権利保障の方策に関して社会的な発信をしていきたいと考えております。
 ご賛同いただける、呼びかけ団体及び研究者を募っております。是非とも、ご検討していただきたくお願い申し上げます。

2013年1月17日

現時点での呼びかけ団体・研究者

呼びかけ団体                
 (非)日本スクールソーシャルワーク協会

呼びかけ人研究者(五十音順)              
井上 仁(日本大学)、内田宏明(日本社会事業大学)、金澤ますみ(大阪人間科学大学)、住友 剛(京都精華大学)、田村真広(日本社会事業大学)

この件に関する連絡先
内田 kodomopost@jcsw.ac.jp


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