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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

「教育基本条例案」への一日一言(20)

2011-12-24 21:42:34 | ニュース

今日は7歳の誕生日を迎えた娘と、甥・姪を連れて、朝から六甲山人工スキー場に行き、いっしょにスキースクールを受講しました。その疲れが出ているので、とにかく、一言だけです。

大阪府・大阪市の「教育基本条例案」、いらないものは、いらない!

ところで、スキースクールに行って実感しましたが、子ども(たとえば小学生の頃)から自然体験活動・スポーツ活動のひとつとして雪山でのスキーなどに親しむことは、とても意義のあることだと思います。40代に入ってから子どもたちといっしょにスキーを教わっても、なかなか、子どもたちと同じようなスピードでは上達しませんから。やっぱり、心身ともに柔軟で、教わったらすぐに吸収できるような、そんな子どもの頃にスキーのようなことは学んでおいたほうがいいのではないか、と思いました。

ですが、日帰りでのスキーひとつとってみても、スキーウエアの準備にはじまって、スキー場への往復交通費、入場料、スキーの板などを借りる場合はレンタル料、昼食代等々、いろいろとお金がかかります。こうした学校外での子どものスポーツ活動・自然体験活動などについて、やはり公的な助成金がでるとか、なんらかの環境整備が必要なのではないでしょうか。でなければ、このような活動は、比較的生活の安定している家庭の子どもにしかできない、ということにもなりかねませんから。子どもの権利条約31条の休息・余暇、遊び、芸術的・文化的生活への参加の権利保障を、日本社会としてどう考えていけばいいのか。今日のスキーの場においても、あらためてそのようなことを感じました。


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