tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

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2014-05-08 18:53:36 | 日記
5月8日(木)
南風の爽やかな一日でした。
つい先日まで強く冷たい北風にさらされておりましたので、風ってこんなに気持ちが良いのだな~と改めて感じてしまいました。

   

   出来上がった灰

今日は、明日からのお稽古に備えて、掃除をしたり、道具を出したり仕舞ったり、そして、最後の難関の灰形を完成させて1日が終りました。
初風炉で灰を作ったのが半年ぶりですから、まだ10日くらいしかたってはおりませんが、なんだか凄く久しぶりの感じで作っておりましたが、中々思うように灰匙が動きません。

灰匙を引きながら考えておりました。どうしてだろう・・・
こんな事を考えているから余計手が動かないのだと気が付きはしましたが・・・、初風炉の時とはどうも違うのです。

これから毎週の事ですから直ぐに慣れてしまうと思っております。

   

   準備万端

風炉先を置いて、作ったばかりの風炉を据えて準備は終わりました。
これで明日、始まる前に、軸を掛けて花を生ければ準備は万端です。

炉から風炉へと変わり、また新たな気持ちで臨むお稽古ですが、始めたばかりの人達は柄杓の扱いが難しく、覚えるのも大変でしょうが、この柄杓の扱いがしっかりとできるようになると、お点前そのものががらりと違って見えます。

鏡柄杓、置柄杓、切柄杓、引柄杓などお点前の要所要所にその美しい所作を見ることができます。
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習い事は6歳の6月6日は嘘ではない・・・

2014-05-07 18:30:05 | 茶の湯
5月7日(水)
昨日と同じように、さわやかなお天気でした。
今日も大學へ行って来ました。

こちらも、驚くほど新入生が見学に来ておりまして、嬉しい限りです。

   

   シャガと都忘れ

花は昨日と同じでシャガで、根〆に都忘れを生けました。と言ましても、最近は学生が生けておりますので、余り手を出さないようにしております。

新入生ですが、色々話を聞いて見ると、高校生の頃、中学生の頃、そして小学生の頃と一応経験はしているようです。

   

   何時もの茶室

最後に見学に来た新入生は、小学生の頃1年だけ習った事があるとのことでした。
お菓子を出してお茶を出して、上級生が隣で教えてはおりましたが、お菓子器を取り上げる時は感謝をし、お茶を頂く時は感謝をし、飲み終わったら口を付けたところを清めるなど一連の所作をスラスラとやっているのには驚きました。

小学生の頃1年だけ・・・子供頃の頭の柔らかさ、覚えることの速さなどなど、改めて感じいってしまいました。

習い事は子供の頃からと、ずっと聞いてまいりましたが、今日は実感させられました。

「習い事は6歳の6月6日」といわれておりますが、この事を思い出させる日でもありました。
今日初めて来たそうですが、来週も来るかな・・・?
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風薫る候 さわやかな新入生が・・・

2014-05-06 18:29:17 | 茶の湯
5月6日(火)
爽やかな一日でした。風薫る季節、一年で一番過ごしやすい時期かもしれません。

連休も最終日ですが、学生の皆さんが集まるという事ですので、大学へ行って参りました。
お茶室に入ると見慣れない顏が並んでおりました。

待っておりました新入生が大勢来ていたのにビックリです。

   

   シャガとツルニチニチ草

新入生の中に高校時代に経験していた子達が多いいのにまたビックリです。
裏千家・表千家とおりましたが、いずれにしてもやる気満々です。

新入生も見学ではありませんので、時間のある限りお稽古をしなくてはなりませんので、手の空いている上級生に見てもらう事にしました。

   

   お菓子はアヤメ

2年生たちも、今度は後輩に教える立場になりましたので、身振りよろしく一生懸命教えておりました。

去年、私がうるさく言った事を同じ口調で新入生に言っており、こうして、人に教えることにより、自分の出来なかった事に気が付くことがしばしばありますから、すごく良い事だと思います。

   

   一服

3時になりますと、お菓子とお茶を出してくれます。いつもそうですがきめの細かい美味しいお茶を出してくれます。
これを頂くとホットいたします。

新入生は今日来た外にもいるそうで、お稽古が一気に活気ついてきたように感じます。
3年生は、大勢集まってホットしているでしょうし、2年生は教えることで、先輩になった事を自覚するでしょうし、より良い方向に回転していくような予感がしております。
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三級浪高魚化龍は鯉のぼり

2014-05-05 17:50:54 | 禅語今昔
5月5日(日)立夏 端午
今日から立秋までが夏という事で、沖縄県では梅雨入りの宣言が出されております。

そして、端午の節句。
鯉のぼりの風習は、江戸時代からだそうで、滝を登って龍になるという、中国の逸話にちなんだもので、男の子の立身出世を願って、たくさんの鯉のぼりを家々で競ってあげたのが始まりだといわれております。

「三級浪高魚化龍」(さんきゅうなみたこうしてうおりゅうとかす)という禅語がありますが、この鯉のぼりの風習の元といえます。


   

   静かな茶室

初風炉のお茶事で使った道具もすっかり片付いたお茶室は、いつもの通り静かなお茶室に戻りました。
いつお稽古が始まっても良いように、準備万端です。

狭い庭ですが、木陰に植えてある「エビネ」が咲き始めました。
このエビネも、友人の持ち山から頂いてきたもので、もう何年前になる事やら・・・忘れておりますが、この時期になると綺麗な花を見せてくれます。

   

   エビネ

ラン科の多年草で雑木林などによく見られますが、自然交配で様々な色の変わった花が咲くことがあるそうです。
我が家のエビネも、その変化したものらしく、地エビネといわれる中では綺麗なピンクで他のものとは違っていたので頂いてきたものです。

こうして毎日のように次々と花が咲き始め楽しませてくれますが、梅雨から夏に代わる頃から、我が家でも花がなくなり寂しい庭になってしまいます。

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我が家の花はまだまだ・・・

2014-05-04 18:55:22 | 日常雑感
5月4日(日)みどりの日
5月の爽やかな心地よい風を肌で感じられる1日でした。
少し動くと汗ばむようでしたが、今日は朝から、先日のお茶事で使った道具が片付けて終わってしまいました。
それでもまだ、大物が幾つか残っておりますが、部屋がさっぱりといたしました。

この休みが終わりますと、お稽古が始まりますので、少しずつ気持ちをそちらに向けて行かなければなりません。

   

   最後の椿

淀の朝日という名前を頂戴しております遅咲きの椿です。
花と新芽が一緒ですから、椿を使うときは、新芽を整理しなければなりません。

4月下旬から5月上旬という短い期間にワッーと咲いて散って行きます。

   

   鳴子ユリ

野草棚では鳴子ユリが咲き始めました。
ユリ科の多年草で山ではよく見かけますが、栽培は案外難しく、今までよく咲かせたことがありませんでしたが、今年は咲きました。

6~7本に花を持ってユラユラと揺れておりました。
寂しそうな花なので、色のある花を根〆に生けると良いかも知れません。

   

   都忘れ

どなたでも、どんなところでもよく咲く花で、繁殖力もあり、育てやすい花の一種です。
今頃の園芸店に行くと所狭しと並んでおります。

都忘れという優雅な名前は、佐渡ヶ島に流された順徳天皇が、この花を愛でることによって都を忘れる事ができたという逸話からの命名だと聞いております。

今日もあちこちの観光地は人でごった返している事でしょうが、我が家では静かなもので、黙々と道具を片付けております。

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旅の資料ができましたが・・・

2014-05-03 18:12:51 | 日常雑感
5月3日(金)憲法記念日
初夏を通り越して夏のような一日でした。

乗車券を買いに駅に出かけて見るといつもと違う物凄い人が出ておりました。
コンコースも、人の波を避けながらでないと通れないとう人出でした。ビックリでした。

用事を済ませ早々に家に帰りましたが、ゴールデンウイークといわれているだけの事はありまして、皆さん家でじっとしていられないのでしょう。
人がたくさん居るところが苦手な私は、きっと休みの間は家に閉じこもっておると思います。

   

   旅の資料

旅の資料が完成しましたので、午前中は同行の皆さんに送ったり、届けたりと動き回っておりましたが、午後になって写真を撮っておくのを忘れて大慌てで撮りました。
もうすでに何部かは手元から離れてしまっております。

2月頃から時間のある時に資料作りをしておりましたが、遅々として進まずといったところでした。
それでも、宿の予約、車の手配など現実的な事を済ませていると、気分的にも乗り気になりまして、4月中にはほとんど完成しておりました。

後は印刷だけと思いましても、数日の間は、読み返し読み返しで時間が過ぎておりました。
結局、1部印刷して読んで見ると、画面では気が付かなったところが見つかり、やっと印刷にこぎつけました。
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八十八夜にシャガが咲く

2014-05-02 19:25:20 | 日常雑感
5月2日(金)八十八夜
風薫る5月、そのままの過ごしやすい1日でした。

今日は八十八夜です。
立春から数えて八十八日目の夜をいい、もうすぐ初夏を迎える時期でもあります。
そして、八十八夜に摘んだ茶葉は長寿の薬とも言われております。

我が家の狭い庭に新しい花が咲き始めました。
 
      
   
   シャガ

控えめな花で、自分を主張しないでひっそりと咲いている姿が好きで、木蔭に植えてあります。
殖える訳でもなく、消滅してしまうでもなく、いつもひとり静かに咲いております。

アヤメ科の多年草で本州から九州にかけての特産で、里山の木陰に自生しております。
よく見かける花なので、採られることが少ないのか群生しているところもある。

1本の茎に3~4個の花をつけ次々に咲いて楽しませてくれます。
花入れは選ばず、どんな花入れにもぴたりと収まり、一種だけで生けても十分床の間を引き締めてくれます。

   

   シャガの花

シャガの向こうにチゴユリやヤマブキソウなどが咲いております。

余り暖かかったので、夕方久しぶりに散歩に出かけて見ましたが、どこの庭も様々な花がたくさん咲いておりました。
何となく洋風の花が多く花の名前は分かりません。

日本の花はほとんど覚えておりますが、洋物は・・・私の頭の容量が満タンになっておりまして、覚える余地がないのかも知れません。
それでも、花々がたくさん植えてある家の感じと、何もない家の感じは対象的であることは否めません。

常に花のある生活をしたいと思っております。
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薫風自南来 風薫る五月です。

2014-05-01 17:57:08 | 日常雑感
5月1日(木)メーデー
爽やかな初夏というような一日でした。
所要でちょっと出かけた時、急に風が吹き始めた途端もの凄い雨が降りだし、天気予報の正確さを思い知らされました。

   

   5月

何時もの散歩道の隧道の絵です。隧道の両側がむき出しのコンクリートですので、こんな絵を書き込んだのだと思います。
この道は、近くの小学校の通学路になっておりますので、少しでも通りが明るくなるようにとの配慮だと思います。
絵を見れば、何月・・・とすぐ分かる代表的な物を選び、そこへ英語でその月を書いておく、というところも心憎い大人たちの思いを感じます。

      

   ヤマブキ草

見れば見るほどヤマブキに似ておりますが草花です。
この時期に里山の澤のほとりなどを歩いておりますと出会う事があります。

鮮やかな黄色ですので、遠くからよく見えますので見間違う事はありません。木の山吹かと思い近づくと草花だった、何ていう事がしばしばありました。
湿気のあるところを好むらしく、沢の日陰の斜面などに自生しております。

   

   ホウチャクソウ

この花も今頃の里山の直射日光の当たらない木陰などに密集して咲いております。
稚児ユリ、鳴子ユリ、などと同じ仲間で強い花ですので、庭に植えておくと知らないうちにあちこちからたくさん出てきて咲き始めます。

今、我が家の狭い庭にはたくさんの花が咲いております。毎朝庭に出て様子を見ているだけで心休まるひと時を得ることができます。
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