tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

オオヤマレンゲに薫風が・・・

2014-05-09 20:32:32 | 茶の湯
5月9日(金)
午前中は初夏のお天気でしたが、お昼を回る頃から雲が青空を覆い、突風のような強い風が吹きつけておりました。
天気予報の通りです。

今日は風炉に移ってから初めてのお稽古日です。

   

   オオヤマレンゲ

大山蓮花と書きますが、文字の通りで、山に咲く蓮花のような花という、そのままの名前を頂戴しております。

最近でこそ、公園などにも植えられて、珍しくも無い花になりましたが、数十年も前に、私共が担当したお茶席で使用した時は、皆さん本当に驚かれておりました。
あれ以来、私どもの周辺では皆さんそれぞれどこかで手に入れて植えたようで、この時期のお茶会というと床の間に生けてあることがしばしば・・・そして、珍しい花ではなくなってしまいました。

鮮烈な印象を残した花は使い難く、あのお茶会以来私共もお稽古以外で使った事がありません。
モクレン科の落葉低木で、関東以南の深山に自生しており、特に奈良県の大峰山に多く見られることからの命名だそうです。

   

   床の間

この時期だけという事であれば、この軸もそうで、「薫風自南来」。
さわやかな薫るような南風が吹いて来るといった意味なのでしょうが、軸を見ているだけで心地よくなって来るような気持になります。

この軸も、自宅でお稽古を始めた頃に手にした思い出の軸です。
長谷川寛州老師の揮毫されたもので、老師もまだお若く私は、老師の綺麗な文字が好きで、よくお願いしては書いていただきました。

お坊さんの字は、上手い下手を言っていけないといわれておりますが・・・。
どうなのでしょう?
コメント
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