tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

千鳥のお菓子で八つ橋を思うか・・・

2014-05-10 18:35:03 | 茶の湯
5月10日(土)
朝から強い北風が吹き付け、木々のざわめきが止むことが事ありません。
この時期の風は、木にとっても、そして、私の大事な草々にとっても相当ダメージを受けます。

特に、草花は芽吹いて直ぐのこの風ではひとたまりもありません。
茶花として使うには、花ばかりではなく葉も大切ですので、葉が痛んでしまっては使う事ができません。

   

   千鳥

お菓子屋さんから届いたお菓子は、黄身餡に千鳥をあしらって可愛いもので、口の中で柔らかな甘さが広がり、やさしく美味しいお菓子です。

   

   八つ橋の茶碗

お稽古が終った後で、お菓子とお茶を頂きました。
茶碗は今の時期によく使われる、「八つ橋の絵」の茶碗です。

八つ橋といえば、在原業平を思い浮かべますが、愛知県知立市八橋町に「八橋伝説の地」が現存しており、いい伝えによれば、在原業平がこの地で休息中に、
橋のほとりに咲く杜若を見て、「かきつばた」の5文字を頭に置いた歌を詠んだといわれている場所と伝えられております。

日本各地にこうした伝説と現実とが入り混じっての伝承がたくさんありますが、そんな地を訪ねて歩くのも面白いかも知れません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする