tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

消息を掛けて

2013-11-08 20:20:00 | 茶の湯
11月8日(金)
強い北風が吹いておりましたが、それほどの寒さは感じない一日でした。

今日は自宅でのお稽古です。



花は万作の照葉と白玉椿

たいして広い庭ではありませんが、椿だけはたくさん植えてあります。
その中の一本、白玉椿が丁度良い大きさになっておりましたので、早速切って来て生けてみました。

このところの風で、照葉が思うようにありませんでしたが、枝の影になっていた一枝がいい具合に残っておりました。



軸 消息       

軸は総持寺前貫主晃仙禅師からのお手紙を表装したものです。
春の歌切、秋の消息と言われているようですので、今日は、いただいたお手紙を軸にいたしました消息を掛けて見ました。

珍しくもないものですが当地の物を送りますと必ず達筆なお手紙をくださいました。
炉の前でお茶を点てている自画像とのことです。
そして「喫茶去」と揮毫され、「お茶をどうぞ」と言っておられます。



床の間

わが家の床の間はちょっと広くできておりますが、消息ですので小さな文字です。しかし、そんな広さは少しも感じさせない力があるようです。
修行し抜かれた禅僧の凄さなのでしょうか。

禅師の軸を掛けるたびにそんなことを感じてしまいます。


コメント
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