角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

残り40%。

2008年02月16日 | 製作日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ24cm土踏まず付き〔4000円〕
桜うさぎブルーをベースに合わせは黄緑、真ん中に青を配してみました。合わせの黄緑は初登場で、カミさんが作るミニ草履と子ども用Sサイズに欲しいというので入れました。
季節的に今は少し寒いですが、夏にはきっと嬉しい配色と言われるでしょう。

草履職人が本日めでたく45歳と相成りました。生後45年ですよぉ、年齢から受ける印象も確実に「おじさん」ですねぇ。ときが戦国の世なら間もなく寿命じゃないですかっ。
私が子どもの頃45歳の男性をどう見ていたんでしょう、「じーさん」とまでは言わないにしてもそれに近い印象でした。現在そんなことはないですね、同期生たちを見てもすんごく若々しい人と少し若々しい人ばかりです。

まず元気に働ける年齢を75歳とすれば、ちょうど60%が消化されました。定年のない草履職人とはいえ、人前で草履を編むとしたら75歳くらいがひとまず限界でしょう。口は元気でも足腰がねぇ。
残り40%としても、年数で30年あります。角館草履の考案からまだ5年ですから、これからのほうがはるかに長いんですね。途中で息切れするのは困りますが、日々密度の濃い30年にしたいものです。

冬場に自身へ課した製作数も、およそ60%が出来ています。残り40%、誕生日なんて浮かれてられませんなぁ。

コメント (2)
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