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大谷美術館入り口の看板
ドイツのイラストレーター、アイナール・トゥルコウスキィの作品
「2008アニュアル」ボローニャ展の図録の表紙
これは色彩があるが
常はHBの鉛筆(絵画用の太いシャープペンシル)で描く
繊細なその絵は気の遠くなるような作業に見えた
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ポスター
上の絵の組み合わせ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/46/c83f4212bb567210cd761f08f7c33618.jpg)
割引券が着いているチラシ
西宮の大谷美術館に「イタリア・ボローニァ国際絵本原画展」を見に行った。昨日の今日、どうしようかと迷ったのですが、期間が月末までだし、月末にはお約束が詰っているし、決め手は唱歌の学校に行く日だからです。大谷美術館まで歩いて20分の距離だからです。
毎年行きは初めてもう何年になるだろうか、20年以上続けていると思う。お気に入りの絵があっても、直ぐ忘れてしまうのですが、その時期になると、いそいそと足が向いてしまうのです。今年はお気に入りが多くて、5枚ほどハガキを買ってきました。
『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』
イタリアの古都ボローニャで開催される世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールです。今年は世界54カ国2598人ものイラストレーターからの応募がありました。世界唯一の児童書専門見本市に伴うイベントの一つです。子どもの絵本の為の作品を5枚一組にすれば、誰でも応募することが出来ます。
日本からの応募も年々増え、今年は20名が入選しています。大方が女性です。私は「まきしたあき」さんの絵が好きで、ハガキを2枚(猫と虎)買いました。鉛筆画で白黒の動物画です。ほかにアメリカの女性のカラフルな絵も好きでしたが、残念ながらハガキになっていませんでした。
学校に行く前に見に行こうと決め、9時ごろ家を出ました。さくら夙川駅から行くのは今回が初めてで、一寸不安だったのですが、大体の見当がつくので行くことにしました。今までのコースより随分と近い感じでした。
会館前に着きました。男性が3人待っているだけで、すいているな~と安心する一方、なんだか寂しいな~とも思いました。此処の庭園は有名なのですが、生憎と何時も花の少ない今頃です。10分もあれば庭を一周できると、そちらのほうに回りました。
もう時間と入り口に行くと、幼稚園児が多数来ていました。「えらいこっちゃ!五月蝿いのと違うか?」と思い、園児と距離を開けるために、説明の映像を見る事にしました。
40分ほど経って、もう良いかと入ろうとしますと今度は小学校1年生の団体が入ってきました。やれやれです。「えらい日に来てしまった」と思いましたが、これは幾ら待っても仕方が無いと諦めて見る事にしました。
案外子ども達は静かで、子供同士ひそひそ話しはするものの、背も低いので邪魔とは感じませんでした。引率する先生の声が大きく「いややな~」と感じたくらいです。
若い女性も大勢で中々前に進めません。そこで考えました。一通り見たら、喫茶で昼食を取り、もう一度時間の許す限り見て回ろう。正解でした。食事をしてみて回ろうとしましたら、午前中のあの賑わいは嘘のように、子ずれの家族も、若い女性も見当たりません。ゆっくりと見て回ることが出来ました。
出版物のコーナーで思いがけない本と出合いました。『ターシャの庭』と言う写真集です。ターシャもこの展覧会から出た人なんだと解りました。『ターシャの庭』は写真集ですが、勿論ターシャのスケッチブックも売っていました。
この本は私が花が好きという事で、時々コメントを寄せてく下さる、いっささん(遍路仲間)が私に贈ってくださった写真集です。いっささんに出会ったような懐かしさを感じました。
ターシャさんの他の本の題名『楽しみは創り出せるものよ』と言う本の帯封に
『年を重ねるほど、自由になれるわ。奔放に這い回るツル植物のようにね』
なるほどね~。心に響く言葉です。ツル植物のように自由奔放に生きてみたいですね。