ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

下流老人

2016年04月06日 | 読みました

              「スノーフレイク」        (16―3―27)




本日も風邪がすっきりしない状態でしたが、温泉に行ってきました。いくのを迷
ったのですが洗髪を寒い我家の風呂でするより、暖かい温泉でした方が良いか
な、と考えました。それと、昨日も行った主人が、「桜が満開だ!」と言ったもの
ですから、今日行かないと、明日の風雨で散るのではと思ったからでした。いっ
てよかったです。桜は満開で、すでにハラハラと散り始めておりました。


     下流老人     藤田 孝典


これは読後感ではなく、テレビに出ておられた、ご本人の言葉の書き取りです。

「下流老人」という言葉は彼と編集者の「造語」だそうで、年末の「流行語大賞」
にもノミネートされたそうです。 因みに流行語大賞は「爆買」です。

・ 中流だった普通の人は、普通に老後が安泰と思っていたが、半数以上が生
  活保護を受けている。子供世代も、生活の安定がなく、親をみるという、家
  族が支えあうということができなくなっている。

・ 現役時代3~400万の人でも、年金は14万ぐらい。普通の生活なら、カツ
  カツ生きていけるが、病に倒れたら、たちまち生活はできなくなる。

・ 結局、病気になったら、貯金を取り崩して、無一文になる人も多い。そして、
  生活保護受給者となる。

・ 家のある人はいいが、それが無ければ、14万の年金の1/2は家賃に消
  えていく。特養に入りたくとも、16万人が空きを待っている状態だという。

・ こうなれば「命の価値=お金」と考えざるを得ない。

・ 欧米では働いている時の所得税は高いが、年老いてからの生活は今度は
  国が見てくれるという。其のほうがいいね~。

・ 一人で苦しまないで,SOSを出して欲しいと思うが、日本人はプライドが
  邪魔して、とことんまで頼ろうとしない。

・ 平均年収層でも、一人暮らしの人は、身近に親しい人を作ってほしい。

・ 老人がお金を使わないのは、老後の保障が無いから溜め込むのだ。

家族で肩を寄せ合って生きるということが不可能な今の世の中、老人にとって
何んと住みにくい、心細いことでしょう。人生の終わりは安らかであって欲しいと
望むことは贅沢なことだろうか。
                          (2760回) 




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