「終わった人」 内館 牧子
この2.3日、むしむしと暑くて、気分がすっきりしませんでしたね。
4日に「上沼えみこ」さんのコンサートに行ったのですが、カメラの
画像をパソコンがうけつけてくれないのです。どちらかの機能が故障
らしいのです。直り次第書きますね。でも忘れそうです。
定年というものは、夫も妻も不幸にする。
と言い切っておられるが、それが本当だとすれば、私は25年前から
不幸ということになります。
世の中では「人間、やろうと思った時が一番若い」のだ、「やる気と希
望をなくした人間を、老人と呼ぶ」
なるほどな~、とは思いますが、これも作者が、職業を持ち、未婚?
ということも関係しているようにも思う。
宮沢賢治 石川啄木
書中、お二人のことが始終出てきます。お二人の若き日の環境が、
「終わった人」の生き様に似ているから?
将来を嘱望された男ほど、美人の誉れ高かった女ほど、同窓会に
来ない。
これは大学卒ぐらいでないと、わからないことだと思いますよ。
私は、中学、高校の同期会を立ち上げたぐらいだから、如何しても
行けなかった、1回を除けば、毎回出席して、10代を共にした人た
ちとの再会を楽しみました。でも80代に入って、両方とも、終了を
迎えましたよ。これ以上の「老い」はお互いに見せたくありませんし
ね。そういえば、「美人」ほど老けやすい気もするよ。何でもほどほ
どよね。
「離婚」は不仲の夫婦が籍を抜く方法。「卒婚」は籍を抜かずに、
お互いに自分の人生を生きるために、同居の形を解消する。
「卒婚」なんて言葉は始めて知りましたし、作者の新しい造語でし
ょうか?