ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

神戸港の海王丸一般公開

2010年01月29日 | 新聞から

                         乗船を待つ人の列

                  他の商船学校の学生も大勢見学に来ていました

                    甲板から見上げたメイン・マスト

先週1月23日(土)主人が「練習船の内部を見たい」というので行きました。とこ
ろが実際は甲板上だけだったのです。いっぺんに上るわけにはいきませんから、
何回にも分けて上ります。30分ほど待ちました。

待っているうちに自然現象が起こりました。船にトイレがないわけはないので、聞
いてみようと思いました。乗船してすぐ、そこにいた乗組員に「トイレを貸していた
だけませんか?」と頼みますと、ほかの人を呼んでくれて、その人の案内で船内
に入れてもらいました。

船内に入ると、すぐ階段がありました。そこを下った、取っ掛かりがサロンのよう
でした。その前を通っていくと船室がありました。通路にしても船室にしても狭い
狭い、背の高い人なら足を伸ばせないのではと思うほどのベットがあり、4~5歩
も歩けば突き当たりという感じです。

今は、女性の乗組員も居るので女性トイレもあります。案内されたトイレの小さい
こと。水を流すコックが見当たりません。きょろきょろしたのですがそれらしきも
のはありません。仕方がないので「水を流すのは何処を触ればいいのですか?」
と聞いて、教えてもらいました。思いもしない形がそれで、又そう重いこと、両手
で動かしてやっとという感じでした。

主人と合流してから言いました「おトイレ借りて、正解やったね。それでないと船
室なんか見せて(勝手に見たのですけど)もらえなかったね」船室や通路を見て
思いました。こんなに狭くては見学させられないわけだ…と。

私たちは船会社に勤めていたわけですから、タンカーやカーゴーを見て知ってい
るわけです。商船と練習船を比べること自体ナンセンスなんですが、その差の大
きさには驚きました。

帆船としては大きいこの船ですが、乗組員59名、東京海洋大学、神戸大学の
航海科学生82名、全国にある商船高騰専門学校の機関科学生34名と、合計
175名も乗り組んでいるなんて驚きです。そして女子学生が5名居たのですが、
私の感覚では航海科だとおもいましたが、5名とも機関科だというのです。この
船で2ヶ月の航海訓練を行うそうです。

夜はライトアップするそうです。夏の夜に入港する船で見たいな~と思います。

それから出航の際にする、登檣礼(とうしょうれい)を見たいな~と思っています。
それは離岸時に港や歓送者に対して感謝の意を表し、実習生が白い実習服・黄
色高所作業帽子に身を包み、マストやヤード(帆を取り付ける横方向の棒)にの
ぼり脱帽の上「ごきげんよう」を三声する帆船最高の礼儀といわれているもの、
その姿は感動的であり、実習生の熱い心意気が感じられる…を見てみたいと思
っています。

私たちが帰るころにも、乗船待ちの列はどんどん長くなっていました。





                          助命ボート2種類

                     帆船らしくロープの多さが目を引きました
コメント
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