1984年10月27日のイエペスの札幌公演で聴いたR.サーインス・デ・ラ・マーサの2曲のうち、アンダルーサは既にホセ・ルイス・ゴンザレスの録音を聴いていたのでよく覚えているが、合わせて演奏された「ペテネーラ」の方は記憶に残っていない。
原譜はスペインのウニオン・ムシカル・エスパニューラであるが、ギタルラ社からもピースで出版された。
この曲に感動して何度も聴くようになったのは、イエペスが1989年にドイツ・グラモフォンに録音したアルバムであった。
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ:《ペテネーラ》 ナルシソ・イエペス 1989
ペテネーラはスペインのフラメンコの曲種の一つで、諸説があるが、カディス出身のペテネーラという歌い手が作ったと言われているが、悲劇にまつわる伝説のあるがゆえに、演奏を避けられる傾向があるとか。
R.サーインス・デ・ラ・マーサ「ペテネーラ」は8分の6拍子と4分の3拍子の組み合わせで構成されている。
出たしの1小節目の4~6拍目は上手く弾かないと違和感を感じさせるポジションとなっている。
bien cabtadoからの低音の旋律は重く、たっぷりと歌わせたい。
次の部分のイエペスの演奏は圧巻だ。
メロディが崩れない。スペインの歌を最も感じさせる部分だ。
次の部分からは、上声部と下声部の同時進行が見事で、この曲の特徴を表している。
アンダルーサもそうであるが、R.サーインス・デ・ラ・マーサは上声部と下声部の歌わせ方がとても上手い。
とくに次の部分の下声部は他の作曲家では考え付かないのではと思うほどオリジナリティを感じる。
出だしの6弦のソの音を1指を保持したまま弾くのはとても難しい。
イエペスは10弦ギターの7弦より下の弦でソの開放を使っている可能性があるが、それにしても素晴らしい演奏だ。
またイエペスは低音シの音をオクターブ下げて、7弦より下の開放弦で代えることで演奏効果を高めている。
原譜はスペインのウニオン・ムシカル・エスパニューラであるが、ギタルラ社からもピースで出版された。
この曲に感動して何度も聴くようになったのは、イエペスが1989年にドイツ・グラモフォンに録音したアルバムであった。
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ:《ペテネーラ》 ナルシソ・イエペス 1989
ペテネーラはスペインのフラメンコの曲種の一つで、諸説があるが、カディス出身のペテネーラという歌い手が作ったと言われているが、悲劇にまつわる伝説のあるがゆえに、演奏を避けられる傾向があるとか。
R.サーインス・デ・ラ・マーサ「ペテネーラ」は8分の6拍子と4分の3拍子の組み合わせで構成されている。
出たしの1小節目の4~6拍目は上手く弾かないと違和感を感じさせるポジションとなっている。
bien cabtadoからの低音の旋律は重く、たっぷりと歌わせたい。
次の部分のイエペスの演奏は圧巻だ。
メロディが崩れない。スペインの歌を最も感じさせる部分だ。
次の部分からは、上声部と下声部の同時進行が見事で、この曲の特徴を表している。
アンダルーサもそうであるが、R.サーインス・デ・ラ・マーサは上声部と下声部の歌わせ方がとても上手い。
とくに次の部分の下声部は他の作曲家では考え付かないのではと思うほどオリジナリティを感じる。
出だしの6弦のソの音を1指を保持したまま弾くのはとても難しい。
イエペスは10弦ギターの7弦より下の弦でソの開放を使っている可能性があるが、それにしても素晴らしい演奏だ。
またイエペスは低音シの音をオクターブ下げて、7弦より下の開放弦で代えることで演奏効果を高めている。
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