昨日偶然だが、坂本龍一氏が作曲したというギター曲を見つけて聴いた。
曲名は、「 プレリュード」(Ptrlude)。
ギタリストの村治香織氏が坂本龍一さんに委嘱して作曲された曲だと言われている。
この曲が生まれるきっかけについて村治氏はこのように言ったいう。
(1990年代終わり頃)、吉永小百合さん主催の“原爆詩朗読会のコンサート”で仲をとりもって下さって、直接(坂本氏)ご本人に、打ち上げの席で勇気を持って「曲を書いて頂けませんかと」お願いしました。
そして生まれたのがこの「プレリュード」という曲なのだという。
坂本氏はこの曲をピアノで書き下ろしたが、ギターへの編曲は故、佐藤弘和氏により行われた。佐藤氏は原曲を殆ど変えずに編曲したという。
そのためか、左指の押さえはかなり難しい。
昨日注文し、今日届いた楽譜を見たら本当にかなり難しい。
音に様々な感情を乗せて演奏しないと、ただ通り過ぎるだけの曲になってしまいかねない。
誰にでも感じるような強烈なインパクトのあるような部類の曲ではなく、何度も繰り返し聴いているうちに、この曲からにじみ出てくる様々な繊細な感情を静かに感じ取っていき、気が付いたら曲と自然に同化していた、という種の曲なのだと思う。
だから繊細な感受性からもたらされる表現力を強く要求される曲なのだ。
村治氏の冒頭からしばらく続く単音に響きに、悲しみが感じられた。
村治氏はCDジャーナルのインタビューでこんなことを言っていた。
「最近は自分の感情がどうこうというレベルを超えて、弾いているときには音と一体化したい、音そのものになりたいと思うようになりました。曲には作曲者の気持ちがこもっていますから、自分の思いを出そうとする必要はないんです。」
私は彼女の若い頃のイメージ、先入観から彼女の演奏を殆ど聴いてこなかったが、この「プレリュード」の演奏を聴いて感じ方が変わった。
これから聴く機会を増やしていこうと思う。
Sakamoto: Prelude
曲名は、「 プレリュード」(Ptrlude)。
ギタリストの村治香織氏が坂本龍一さんに委嘱して作曲された曲だと言われている。
この曲が生まれるきっかけについて村治氏はこのように言ったいう。
(1990年代終わり頃)、吉永小百合さん主催の“原爆詩朗読会のコンサート”で仲をとりもって下さって、直接(坂本氏)ご本人に、打ち上げの席で勇気を持って「曲を書いて頂けませんかと」お願いしました。
そして生まれたのがこの「プレリュード」という曲なのだという。
坂本氏はこの曲をピアノで書き下ろしたが、ギターへの編曲は故、佐藤弘和氏により行われた。佐藤氏は原曲を殆ど変えずに編曲したという。
そのためか、左指の押さえはかなり難しい。
昨日注文し、今日届いた楽譜を見たら本当にかなり難しい。
音に様々な感情を乗せて演奏しないと、ただ通り過ぎるだけの曲になってしまいかねない。
誰にでも感じるような強烈なインパクトのあるような部類の曲ではなく、何度も繰り返し聴いているうちに、この曲からにじみ出てくる様々な繊細な感情を静かに感じ取っていき、気が付いたら曲と自然に同化していた、という種の曲なのだと思う。
だから繊細な感受性からもたらされる表現力を強く要求される曲なのだ。
村治氏の冒頭からしばらく続く単音に響きに、悲しみが感じられた。
村治氏はCDジャーナルのインタビューでこんなことを言っていた。
「最近は自分の感情がどうこうというレベルを超えて、弾いているときには音と一体化したい、音そのものになりたいと思うようになりました。曲には作曲者の気持ちがこもっていますから、自分の思いを出そうとする必要はないんです。」
私は彼女の若い頃のイメージ、先入観から彼女の演奏を殆ど聴いてこなかったが、この「プレリュード」の演奏を聴いて感じ方が変わった。
これから聴く機会を増やしていこうと思う。
Sakamoto: Prelude
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