緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

体の芯から熱いものが出てくれば出来に関係なく満足できることが分かった前奏曲ハ短調

2022-12-24 22:17:31 | ギター
今朝、こんな夢を見た。
私の同僚でかつてライバルだった同僚と私が職場主宰(?)のコンサートに出演することになり、ライバルの同僚が先に弾くことになったのだが、彼は、原博の「挽歌」を弾いた。
演奏前に彼は、次の順番で弾くことになっている私の演奏を意識してか、演奏開始前のミニトークでこんなこと言い始めた。
「この挽歌という曲、次に弾く〇〇さんの曲よりも全然いい曲なんですよ」。
そういって彼は挽歌を弾き始めたのだが、何と、自分の弾きやすいように音をオクターブ下げたり、変更して弾いていた。
これはずるいな、と思いつつ聴いていたら、彼は難しいパッセージを完璧に胸のすくようなテクニックで弾き切ったのである。
そしてその瞬間、曲の途中であるにもかかわらず、観客から大きな拍手が。
「ゲッ、くやしい、クソッ」
いよいよ次は私の出番。曲は、宍戸睦男作曲「ギターのためのプレリュードとトッカータ」を弾いた。
その演奏の出来はよく覚えていない。ただ夢の中では悪くはない、結構いい線を行っているという感じだった(と思いたい?)。

さて今夜は21時から講習会。
今日は参加者が少なかったせいか、私がギターを人前で弾く時に出る体の反応(手の震え、心臓の動悸、呼吸の状態など)を確認するという、即席の課題が設定された。
急遽ギターをケースから取り出し、スタンバイ。
講師の先生に「2、3分の時間でいいでしょうか。」と訊いてみる。
曲として思いついたのは、左指が難しいけど演奏中にプレッシャーのかかりやすい「前奏曲ハ短調」を選んだ。
演奏前に、緊張を和らげるワークを行い、ギターを構え弾き始める。
なんと2小節目の左指の押さえが、緊張というか普段と全く異なるシチェーションでの演奏のせいか、記憶が飛んでしまった。
それでも最初から弾きなおしが、中間部はすごく集中してきた。曲に乗っている、曲の中に入って行っているという感覚。
そして何とも言えない、体の芯から熱いものがこみ上げてきて、いい意味での汗が出てきた。
途中1か所ミスしたが何とか最後まで弾き終えた。

この何とも言えない、高次元の集中のもとでの体の芯から感じてくる熱い感覚、これってなんかいい感じだなのだ。
だから演奏の出来がいいとは言えなかったが、演奏が終わった後は何かすがすがしいというか、満足感をしばらくの間感じられたのである。

講習会終了後、余韻がわすか残っているうちに再度、前奏曲ハ短調を弾いてみた。

弾く直前、強烈なしっしんのかゆみに襲われたが、収まった後に、体の芯から熱い、何とも言えないいい感覚が再現されることを期待して弾いた前奏曲ハ短調2022年12月24日
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