5日くらい前に、超高級ドイツ製、総鉄製のフライパンを通信販売で買ってしまった。
ドイツのターク(turk)というメーカーのもので、熟練した鍛冶職人のアルバート=カール・タークが1857年に創業、150年前の当時と変わらぬ製法で作られ、 現在このフライパンを作ることができる職人は3人しかおらず、 そのため年間8000本しか製造できない非常に手のかかった製品とのことだ。
この謳い文句にすっかり魅了され、結構な値段であったが、金属好きの私は我慢できずに買ってしまったのである('◇')ゞ。
サイズはΦ20cm。
既に総鉄製の厚底フライパンの16cmと24cmのサイズを持っているので、その中間というわけだ。
アマゾンで検索したら結構な数が出品されていたが、並行輸入品が多く、並行輸入品はリスク(偽物?、失敗作?)があるので、ちょっと割高だったが、正規代理店から買った。
サイズは1号(18cm)から8号(36cm)まであり、1号から6号までは2cm刻みのサイズだ。
届いたタークをパッケージから開けてみたら、いかにも手造りという感触。
持ち手が別パーツのリベット止め(下の日本製参照)ではなく、継ぎ目の無い一体成形ものだ。
まず、持ち手以外の鉄の表面が全て、アバタになっていたことである。
ツルツル、スベスベ、モチモチで無い。
表面を艶のあるコーティングなどして見栄えを良くして、ごまかそうとしていない。
アバタ肌でも中身で勝負ということだ。
そしてよく見ると持ち手と皿の境目のカーブが不揃いで、持ち手が少し曲がっているよう見える。
すなわち、日本人のように几帳面で高精度な仕上げをしていないのだ。
少しぐらいの不揃いや形のゆがみは全く関係ない、気にしないということなのだ。
要は見てくれで判断しないで、使ってみてからこの商品の真価を評価してくれ、ということなのであろう。
これがドイツの職人魂なのか?。
日本人とは全く異なる価値観だ。
神経質な日本人だったら、これを見てクレームをつけて返品するだろうな。
このフライパンは初めて使うときに、「焼き慣らし」という作業が必要だ。
商品と一緒に入っていた説明本にこの方法が載っていたので、今日早速やってみた。
まず洗剤をつけて、たわしで洗う。
水を拭いて、フライパンの深さ1㎝くらいまで油を入れる。
新品の油がもったいない。
つい先日、賞味期限を3年くらい過ぎた油が戸棚の奥に隠れていたのを見つけて捨ててしまったが、捨てなければよかった。
塩と野菜くずを入れる。
野菜くずは、昨日作ったカレーのじゃがいもとにんじんの皮を捨てないでとっておいたものを使用。
火を点けて、木べらで炒める。
説明書に木べらと書いてあるから、これを買った。
この木べらはスーパーで698円もしたのだ。高級べらだ。
野菜が茶色になるまでかきまぜながら炒める。
火を止める。油がかなり余った。
野菜と油が冷めていないのに、ビニール袋に捨てたらとんでもないことに。
高音の野菜と油がビニールを溶かし貫通し、床が焦げと油まみれに。
急いで新聞紙で拭く。
最後にフライパンの油を紙で拭き取ってから、お湯で水洗いする。
水を拭きとる。
再びコンロにかけて火を点けて水分を完全に蒸発させる。これで完了。
698円の高級べらの先が、たった1回の使用で焦げ染みとなってしまった。
熱が下がったタークを写真のように吊るしておく。
25年以上使っている24cmと16cmの総鉄製厚底フライパンと横並びで比べて見た。
24cmと16cmは年の離れた兄弟という感じだったが、実は真ん中に弟がいた、という感じか。
ドイツにしばらく行っていて、ドイツの習慣を身につけて帰ってきたので、雰囲気が変わってしまったというシチュエーションにしておこう。
16cmのフライパンの表面をよく見たら、以前赤錆にやられてできたアバタにうっすらと錆びが発生してた。
油断も隙もあったものじゃない。
前にNHKのチコちゃんに叱られるという番組で、鉄の本性は錆びたがっているということが分かったので、使用後は万全の錆び対策をしておく必要がある。
しかし持ち手も含めて一つの鉄の塊を熱し、ハンマーで叩いてこれだけのものを作る技術(これを鍛造という)は手間がかかるし、何よりも熟練を要するものであり、ユーザーにとっては使い甲斐(変な言葉?)を感じるものであろう。
半永久的に使用に耐えるとのことで、先祖代々受け継がれていく道具の一つだ。
こんないいものを買ったんだから、せっせと料理しないとな。
ドイツのターク(turk)というメーカーのもので、熟練した鍛冶職人のアルバート=カール・タークが1857年に創業、150年前の当時と変わらぬ製法で作られ、 現在このフライパンを作ることができる職人は3人しかおらず、 そのため年間8000本しか製造できない非常に手のかかった製品とのことだ。
この謳い文句にすっかり魅了され、結構な値段であったが、金属好きの私は我慢できずに買ってしまったのである('◇')ゞ。
サイズはΦ20cm。
既に総鉄製の厚底フライパンの16cmと24cmのサイズを持っているので、その中間というわけだ。
アマゾンで検索したら結構な数が出品されていたが、並行輸入品が多く、並行輸入品はリスク(偽物?、失敗作?)があるので、ちょっと割高だったが、正規代理店から買った。
サイズは1号(18cm)から8号(36cm)まであり、1号から6号までは2cm刻みのサイズだ。
届いたタークをパッケージから開けてみたら、いかにも手造りという感触。
持ち手が別パーツのリベット止め(下の日本製参照)ではなく、継ぎ目の無い一体成形ものだ。
まず、持ち手以外の鉄の表面が全て、アバタになっていたことである。
ツルツル、スベスベ、モチモチで無い。
表面を艶のあるコーティングなどして見栄えを良くして、ごまかそうとしていない。
アバタ肌でも中身で勝負ということだ。
そしてよく見ると持ち手と皿の境目のカーブが不揃いで、持ち手が少し曲がっているよう見える。
すなわち、日本人のように几帳面で高精度な仕上げをしていないのだ。
少しぐらいの不揃いや形のゆがみは全く関係ない、気にしないということなのだ。
要は見てくれで判断しないで、使ってみてからこの商品の真価を評価してくれ、ということなのであろう。
これがドイツの職人魂なのか?。
日本人とは全く異なる価値観だ。
神経質な日本人だったら、これを見てクレームをつけて返品するだろうな。
このフライパンは初めて使うときに、「焼き慣らし」という作業が必要だ。
商品と一緒に入っていた説明本にこの方法が載っていたので、今日早速やってみた。
まず洗剤をつけて、たわしで洗う。
水を拭いて、フライパンの深さ1㎝くらいまで油を入れる。
新品の油がもったいない。
つい先日、賞味期限を3年くらい過ぎた油が戸棚の奥に隠れていたのを見つけて捨ててしまったが、捨てなければよかった。
塩と野菜くずを入れる。
野菜くずは、昨日作ったカレーのじゃがいもとにんじんの皮を捨てないでとっておいたものを使用。
火を点けて、木べらで炒める。
説明書に木べらと書いてあるから、これを買った。
この木べらはスーパーで698円もしたのだ。高級べらだ。
野菜が茶色になるまでかきまぜながら炒める。
火を止める。油がかなり余った。
野菜と油が冷めていないのに、ビニール袋に捨てたらとんでもないことに。
高音の野菜と油がビニールを溶かし貫通し、床が焦げと油まみれに。
急いで新聞紙で拭く。
最後にフライパンの油を紙で拭き取ってから、お湯で水洗いする。
水を拭きとる。
再びコンロにかけて火を点けて水分を完全に蒸発させる。これで完了。
698円の高級べらの先が、たった1回の使用で焦げ染みとなってしまった。
熱が下がったタークを写真のように吊るしておく。
25年以上使っている24cmと16cmの総鉄製厚底フライパンと横並びで比べて見た。
24cmと16cmは年の離れた兄弟という感じだったが、実は真ん中に弟がいた、という感じか。
ドイツにしばらく行っていて、ドイツの習慣を身につけて帰ってきたので、雰囲気が変わってしまったというシチュエーションにしておこう。
16cmのフライパンの表面をよく見たら、以前赤錆にやられてできたアバタにうっすらと錆びが発生してた。
油断も隙もあったものじゃない。
前にNHKのチコちゃんに叱られるという番組で、鉄の本性は錆びたがっているということが分かったので、使用後は万全の錆び対策をしておく必要がある。
しかし持ち手も含めて一つの鉄の塊を熱し、ハンマーで叩いてこれだけのものを作る技術(これを鍛造という)は手間がかかるし、何よりも熟練を要するものであり、ユーザーにとっては使い甲斐(変な言葉?)を感じるものであろう。
半永久的に使用に耐えるとのことで、先祖代々受け継がれていく道具の一つだ。
こんないいものを買ったんだから、せっせと料理しないとな。
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