緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

田中カレン(Karen Tanaka) “Rose Absolute”を聴く

2016-07-24 00:42:31 | 邦人作曲家
2年くらい前だったであろうか。
以前、当プログでコメントを下さった方が、作曲家の田中カレン(Karen Tanaka,1961~)の“Rose Absolute”という曲を絶賛していた。
すぐにその曲を探したが見つけることは出来なかった。
新品CDでは、子供のためのピアノ曲集が発売されているものの、田中カレンのオーケストラ曲やピアノ以外の器楽曲の録音など、皆無に等しく、彼女の音楽の全貌を知ることはとても困難であった。

今日偶然にも田中カレンの曲が収録されたCDを見つけた。
マイナーレーベルであるBISから発売された、”Jpanese Orchestral Music”と題するCDで、伊福部昭、尾高尚忠、和田薫などのオーケストラ曲が収められている。指揮者は広上淳一。



このCDで収録された田中カレンのオーケストラ曲は、”Prismes pour orchestre”(1984、オーケストラのためのプリズム)という曲であったが、聴いてみると難解な現代音楽であった。

現代音楽も悪くないが、私はコメントを下さった方が薦めてくれた“Rose Absolute”(2002)という曲をどうしても聴きたくなり、本腰を入れてインターネットで検索した。
そしてやっとこの曲を見つけて、何と試聴も出来るので心が躍ったが、約10分の曲に対し、2分半ほどで切れていた。
これは残念。

“Rose Absolute”の印象は、穏やかな優しい曲。聴きやすく、気持ちのいい朝の始まりを感じさせる曲だ。
ピアノと管弦楽器、打楽器(トライアングル)で構成されている。
冒頭のみの再生だったので、その次の展開は未知。

スコアも閲覧できるようになっていたが、著作権は大丈夫なのか。
コメント    この記事についてブログを書く
« 福永武彦著「幻影」を読む | トップ | チャールズ・ローゼン演奏 ... »

コメントを投稿

邦人作曲家」カテゴリの最新記事