緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ギター録音(3)バリオス作曲「最後のトレモロ」

2020-03-28 23:16:30 | ギター
5月開催の大規模演奏会の中止を聞いて、気が抜けてしまった。
何か一つの目標のために頑張っていたことが突然失われてしまうと、何か、気が抜けたビールにようになってしまう。

コロナウィルスの収束はいつになるのやら。
社会人マンドリンクラブの定期演奏会も危うくなってきた。

こうなったら、もう独奏曲だ。
独奏曲で気を紛らわそう(先日は栗まんじゅうだったが)。

今日、バリオスの「最後のトレモロ」を録音してみた。
この曲は、前半と後半の対比が素晴らしく、ギター曲の中では好きな曲だ。
後半のホ長調は、全てを受け入れ、悟りを得た心境を表していると思う。

正式名称は、「神様のお慈悲に免じてお恵みを(Una Limosna por el Amor de Dios)」。
この作品はバリオスの遺作と言われている。

冒頭のトレモロに入る前の導入部は、施しを求めて訪れた老婆がバリオスの住む部屋の扉をたたく音を表したものだという。

音間違い、びりつきが散見されるが、いつかまたもっといい録音が録れたら記事にしたい。

バリオス作曲「最後のトレモロ」
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山田洋次監督 映画「家族」を観る

2020-03-28 22:11:01 | 映画
今日、山田洋次監督の映画、「家族」をレンタルDVDで見た。
初めて見たのは小学生の時。
40数年振りだ。
山田洋次監督。主演、倍賞千恵子、井川比佐志、笠智衆。

舞台は1970年。
長崎県五島列島の伊王島、それは炭鉱の島であったが、この島の生活に見切りをつけ、北海道の中標津の酪農家に転身するために、船や汽車を乗り継いで長旅をする道中を描いた映画である。
これは素晴らしい映画だ。
1970年、映画を見ていると、この時代の人びとはまだ貧しかったが、とてつもなくいい人たちがいたことが分かる。
この時代が日本で最も幸福な時代だったのだ。

懐かしい風景、乗り物、家並み、日用品。そして人のやさしさ。
この時代ほどいい時代はなかった。

この映画はストーリーは淡々と進んでいくが、人間にとって真に何が必要なのかを問いかけてくれる。
何十年も忘れることの出来なかった名作である。

この時代のバス




最高の電気機関車:EF58




貧しかった伊王島での生活


初代新幹線


昔の上野駅


今は無き青函連絡船。中学と高校の修学旅行で4回乗ったことがある。


この映画で最も印象に残ったシーン


幼い子供をを亡くした悲しみ






北海道の気動車








北海道の日本酒「北の誉」






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