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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

2014年 前半戦

2014年06月30日 | Weblog
今日で水無月もおしまい。明日から文月。
2014年前半戦終了。


ほんっっっっっっっっとうに、・・・辛かった。

・ずっと同じフロアで働いていた他部署の人、そしてうちの部署のパートさんも退職。
・パートさんの退職に伴い制服業務が全て私のところに来た。しかも引き継ぎ時間がまさかの2時間。
・予算作成でクソ忙しいのに、他部署が平然と仕事を押し付けてきて、それがまかり通ってしまったことへの憤り。
・優しくしていた他部署の後輩からまさかの裏切りが悲しかった。
・ヴィトンのルコ、パソコンの修理代が痛かった。

そんなこんなで、イライラして寝つきが悪くなって情緒不安定になり、久しぶりにカームダン(ソラナックスのジェネリック)投入。寝つきは良くなったが、依存気味。

社内の波に揉まれまくって、いつも苦しかった。苦しいとしか言えない2014年前半戦。ひっさびさに盛り塩とかした。

私、生きていけるのかなというおぼろげな不安まで出てくる始末。

楽しかったことは熱海旅行。そして、小学校時代からの友人わたとの博物館からの居酒屋からのカラオケ@上野。
蓮田での一人でお花見も天候に恵まれてよかった。実家が新しくなって嬉しかった。吉熊上司のアドバイス、精神科医のクマ医師の言葉に救われた。映画「かぐや姫の物語」にハマった。新しい仕事だって、色々なことができるようになって嬉しい。
・・・穿り返せば素敵なこともたくさんあった。


明日から2014年後半戦。
落ち着いてきたので勉強を再開させたい。

吉熊とともに全力で戦う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
笑顔で「良いお年を」と言うんだ!!!!!!!!!!!!!!!


とりあえず、今日は嬉しい給料日なので、帰りに餃子を食べた。
自分にご褒美。
餃子を食べているときが一番幸せ。



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三者面談

2014年06月30日 | Weblog
中学校時代、三者面談というイベントがあった。
親と教師と生徒が懇談するというあれだ。
年に二回。夏休みと冬の日。
我が家は、夏は父クマパパが、冬は母ヨーコたんが行ってくれた。

夏休み。
スーツ姿の父クマパパと新車チェーサーに乗って学校へ。
成績表とテスト成績表を持参。勿論、制服着用。
誂えられた椅子に腰掛けながらパソコン室の廊下で前の生徒が終わるのを待つ。
廊下を吹き抜けてくる吹奏楽部が練習する音を聞きながら、普段、友達とはしゃぎながら歩くこの廊下で父とこうして座る情景を幼心に不思議だと感じていた。そして極度の緊張・・・。夏だったので蝉時雨も聞こえていたかもしれない。

前の生徒が出てくる。学校ではやんちゃなあの男子がお母さんと一緒に恥ずかしそうにしてドアから出てくる景色も非日常的で興奮した。

「失礼します」
とパソコン室に入ると担任ツネヲが
「どうぞ、どうぞ、お父さん」
と席をすすめた。

パソコン室の匂い。埃と電子部品の匂い。
パソコンが日に当たらないように、あの部屋はいつもカーテンが引かれてあるので昼間でも薄暗かった。


「で、どうかな?」
と担任ツネヲに尋問される。
初っ端から「で、どうかな?」である。どうなんだろう・・・と逆に質問したいが「ええ、はい」ともぞもぞと返答する私。
「ええ、親としましては、そうですね、・・・」と仕事モードで返答する父。

希望校や各教科の成績の確認をする。
偏差値というデータを元に志望校をどこにするのかを設定するのだが、三人とも一致した意見だった。
「それに向かって粘り強く勉強しなければダメだぞ。な。ね。な」
と言われた。

私は長子だったので、両親は初めて受験生を持つという体験に冷や冷やしていた。
父は偏差値を折れ線グラフにしてテスト成績表に貼付してくれた。今だったらエクセルで一瞬でできるのに、夜、定規を万年筆をフル活用してせっせとこさえてくれた。煙草を吸いながら作成したもんだから、灰が落ちたのだろうか・・・私のテスト成績表の表紙には「根性焼き」が入っていた。テスト成績表を返されるとき、みんなの前で「亮子は根性入りすぎて、焼きを入れちゃったのかな?」とツネヲに言われた。恥ずかしかったが、一生懸命に父が作ってくれたのだからと思い、責める気にはならなかった。

私の場合は部活に入っていなかったので、普段は何をして過ごしているのかを聞かれた。
爪の長さが微妙なぐらいで、いつも校則を遵守していた品行方正な私は、そりゃあ地味なサマーバケーションを満喫していた。
夏休みは、午前中は教育テレビを見て、それからタッチを見て、そうめんか茹でとうもろこしかジャガイモを食べながら昼は○○思いっきりテレビを見て過ごし、午後は図書館か夏期講習に行くのが定番だった。たまに家族と壬生のプールにも行った。
その様子にツネヲも安心したようだった。

帰りの車中、父と話す。
「いい先生じゃないかい」
「そうだよね。面白いでしょ」

車中に充満した普段あまり話さない父子のぎこちなさが、夏の日差しを受けて照れているようだった。

夏の暑さがじわじわと近づいてくるとともに、あの光景が蘇る。

定年退職した父は今、母と庭弄りに励んでいる。

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