世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

7年後

2013年09月11日 23時04分05秒 | Weblog
会社の喫煙所仲間のN係長と、再来週、カラオケに行くことになった。
私の一人カラオケに触発されてチャレンジしてみようという気になったらしい。が、無理だったとのこと。
「私も『一人カラオケ』に連れて行って」
と言われたので快諾。
でも二人でカラオケすると『一人カラオケ』にならないんでは…という疑問はさておき。


私  「私、華原朋美の『I'm proud』歌いますからね。取らないでくださいね」
N係長「じゃあ私は朋ちゃんの『Hate tell a lie 』歌うから。あの歌詞、歌うとすっきりするんだよね」
私  「ですよね~。ちょっと、尖がってるんですよね」
N係長「そうそう。むしゃくしゃしたときにぴったりだよね」
という会話で盛り上がった。


私はけっこう一人で行動することが多い。
一人ディズニーランド
一人吉牛
一人海外旅行
一人コンサート
などを経験してきた。

「一人でって寂しくない?」
とよくN係長などに訊かれるが、あまり寂しさを感じられない。
勿論家族や友達といる時間も好きだが、一人の時間がないと私はイライラしてしまう。
きっと、24時間、他人といる生活をしいじられたら病んでしまうに違いない。


また喫煙所でオリンピックの話になった。
7年後、東京でオリンピックが開催されるらしい。
東京に住んでいるものの、あまり実感がない。
漠然と7年後の自分を思い描く。

42歳になった自分が今と同様に人生ソロ活動をしている風景が、当然のように思い浮かぶ。
忘れちゃいけない…隣には吉熊。


そのときまでには係長になっていて、購入済みのマンションに住んでいたい。

そして、このブログを続けていられたらいいなと思う。




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夏は終わらない

2013年09月10日 22時09分27秒 | Weblog
今日も会社は暑かった。
天気予報で30度を超えないと会社はエアコンを点けてくれないのである。
おかげで体調が悪くなり、微熱まで出てしまった。
暑さにだらけた社内には、そこはかとなくまったりモードが漂っていた。
もはや経費削減だか節電だか分からぬが、効率という側面から考えるとこれ絶対に良くないと思う。

そんな中今日は午後から来客があった。
業者さんと制服の件で打ち合わせ。
この夏は店舗への新制服導入に振り回された。
去年の夏、社長に「店舗の制服変えて」と言われた時から一年。

…長かった。

新しい制服導入の仕事は何回かやってきたが今回が一番難産だった。
やっと請求金額を確定させたので、これで晴れて自由の身!!

今日来た取引先の営業マンは超日焼けしていて国籍不明のオヤジになっていた。
しかもアパレルメーカー勤務なので超カジュアルな服装も相成り、ちょい悪オヤジみたいだ。

会議終了後、吉熊上司と爆笑。
「一体どこに行ってきたんだ、あのオヤジ」

社内はまだ暑いが、秘書検定・制服変更・台湾旅行…を柱にした2013年私の夏は終了したもよう。


帰宅後、本棚を見渡した。
先日逮捕された原田宗典。
彼の作品が急に読みたくなった。

昔読みまくったので一応本棚には彼のコーナーもある。


これらを読もうと思う。


ぺらぺらとページを捲る。
ふとその手を止めてしまう面白さが彼の文章にはある。



てか、私の本棚、ヤバい。
カオス…。
読みたい本がすぐに取り出せない…。
人生のバイブル、嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」をすぐに取り出せなかった自分がショック。
今月中に作家順に並べ直したい。


整理された本棚の本。
取り出した本のページを、涼を含んだ風がそっと捲る日まで。
暑さに耐えてもう少しだけ頑張ろう。


「女文士」(林真理子)

2013年09月10日 20時14分48秒 | Weblog
眞杉静枝という作家を知ったのは林真理子先生の「女文士」を読んでからだ。
先日久々に読み返した。


もっと幸せになりたい。もっと認められたい。もっともっと、愛されたい。男を、結婚を、名声を、執拗に求め続けた女、眞杉静枝。最初の結婚からは自ら逃げ出した。愛人・武者小路実篤はついに応えてくれなかった。若い恋人・中村地平は逃げ、夫となった中山義秀も最後には背を向けた。死の間際まで艶聞にまみれたスキャンダラスな女流作家。こんなにも狂おしく哀しい女がいた――。


眞杉静枝の略歴[wiki]

真杉 静枝(ますぎ しずえ、1901年10月3日 - 1955年6月29日)は、日本の小説家。
福井県に生まれる。神官の娘。父が台湾の宮司になったため3歳から台湾で過ごす。台中高等女学校中退。17歳で旧城駅長と結婚するが離婚。
大阪毎日新聞の記者をしていた頃、正岡容の愛人となって心中を図るも未遂に終わる。のち武者小路実篤と知り合って、1927年その愛人となる。武者小路の指導で小説家を志し、1927年に処女作『小魚の心』を発表。長谷川時雨の『女人藝術』に参加。
武者小路と別れた後、中村地平や菊池寛などと恋愛。1942年に中山義秀と結婚したが1946年に離婚。この間、中国戦地の慰問団に参加して陸軍中尉の佐藤賢了と恋愛。
戦後は娯楽月刊誌「鏡」を刊行したが3号で廃刊。 また「読売新聞」で「身の上相談」を担当し、被曝少女の教護に尽した。
癌に苦しみ、死の直前にキリスト教の洗礼を受けた。通夜の席にはかつての夫、中山義秀が参列している。





静枝は美貌や文章を書くという他人より恵まれた資質を持っていたが、しかしそれらを活かす賢さは無く、台無しにする愚かさもたっぷり持っていた。短絡的に男と関係を持ち、だらだらと生きる。
「いつか大作を書く」と言っておきながら、その努力をしない。読んでいて歯がゆくなった。

前半、淋病を移すような酷い夫から逃げようと台湾から本土に脱出をし、大阪で頑張っているまでは彼女を応援していたが、後半のだらしがない静枝には共感できなかった。

終盤、お金もないのにヨーロッパやアメリカに行き、日本に残る秘書のコケシちゃんに金や薬(ヒロポン)を用意して送れだの、本当に酷かった。腹立たしくなるのだが、なぜか読み進めてしまう。これぞ林真理子マジック。

根っから非情な人ではなく、台湾から引き揚げてきた両親を引き取ったり、広島の被害者を支援したり、優しい一面もある静枝。
でもその優しさを保つ持続性は無く、すぐに飽きてしまう。残念。

帰国した静枝は子宮がんに侵されていて弱ってしまう。しかし女流作家としてのプライドを捨てきれない。

読了後は哀しさと、また「ああいうふうにはなりたくない」という気持ちが湧いた。
「ああいうふうに」とは人に迷惑を掛ける我がままな静枝(終盤)の資質だ。
私には後輩たちがいる。
彼らに接する時に私は静枝みたくなっていないか?とふと我が振り直してしまった。
(人に迷惑をかけない我がままってあるのか?謎。)



十七歳だった!

2013年09月09日 21時24分31秒 | Weblog
久々の出社(金曜日は有給休暇を取得したので)。
会社が暑くてぐったり…。
中途半端な暑さでは節電でエアコンを点けてくれないのである。
(しかし私の席はパソコンからの熱風などもあり気温31度、湿度65%だった)
お陰で午後は他部署に言った時にフラフラとなってしまった(貧血?)。
急に目の焦点が合わなくなってしまったのである。


そうそう、貧血と言えば、昨年の秋に貧血を宣告されてからずっと昼御飯の仕出し弁当は、ひじきご飯を注文していた。
半年間ずっと月・水・金曜日はひじきご飯を注文していたのだが、先日の健康診断でも貧血と指摘されて一気にやる気を失った。
別に好きでも無いひじきを食べ続ける義理はない。
今日はホタテ御飯にした。




気温や湿度は高いのだが光はすっかり秋の気配が漂っている。
会社の花も秋っぽい。



秘書検定1級に合格をしたと言ったら、飲み仲間の他部署の先輩が「僕も何か資格を取ろうと思います。○○さんに刺激を受けました」と仰っていた。
彼は簿記検定1級を持っている。次は何を取得するのだろうか。
こうやって社内で切磋しあえる仲って良い。
まるで高校時代のようではないか。

ええ、脳内が万年高校生ですが、何か。

永遠の17歳。



17歳から数年間好きだった作家が逮捕された。

「気作家の原田宗典、逮捕 路上で覚醒剤と大麻所持」

 警視庁は9日までに、東京都内の路上で覚醒剤と大麻を隠し持っていたとして、覚せい剤取締法違反などの疑いで作家の原田宗典容疑者(54)を現行犯逮捕した。
 原田氏は早大第一文学部を卒業後、コピーライターとして活動中の1984年に「おまえと暮らせない」が第8回すばる文学賞に入選。小説「スメル男」や「十九、二十」のほか、エッセー「スバラ式世界」などで人気を博した。
 96年には、ポルシェでドライブ中に大事故を起こし、一時作家活動を休止していた。


すごくショックだった。
高校3年生の時に英語の先生が「原田宗典っていうやつの『十九、二十』、面白いぞ」と言っていた。
これが面白かった!


あらすじは…
僕は今十九歳で、あと数週間で二十歳になる―。父が借金を作った。ガールフレンドにはフラれた。せめて帰省の電車賃だけでも稼ごうとバイトを探したが、見つかったのはエロ本専門の出版社だった。岡山から東京に出てきて暮らす大学生、山崎の十代最後の夏は実にさえない夏だった。大人の入口で父の挫折を目にし、とまどう青年の宙ぶらりんで曖昧な時を描く青春小説。

その後、原田宗典のエッセイも小説も読みまくった。特にエッセイは、大学までの電車内で読んで笑いそうになって困ったこともある。
隣町まで、夜の闇に紛れてチャリをとばして、自動販売機のエロ本買いにいって、人がいない時を見計らって、涙ぐましい苦労の末にやっと買ったら、もう持ってるヤツだったとか(エッセイ「十七歳だった!」)。

小説も好きだった。主に短編ばかりを読んでいたけど、エッセイの時とは別の真面目な話が多い。
最近はあまり彼の作品を読んでいないと思っていたらこのニュースである。
非常にショックだった。


こんな一日だった。
17歳だった自分には想像もできないような一日である。

明日はどんな一日が待ち受けているのだろうか。
制服の業者と打ち合わせなど、けっこう忙しくなりそう。
頑張ろう。



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「風立ちぬ」を観て風邪を引いた

2013年09月08日 21時39分41秒 | Weblog
「風立ちぬ」を観てきた。
先週の社長の朝礼スピーチで、社長も観たと言うもんだから気になって。

賛否両論の本作品。
観る前からある意味ドキドキ。


あらすじ: 大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。



主人公二郎のように終始淡々とした感じだった。
大画面いっぱいに広がる飛行機のシーンは凄くワクワクして面白かった。
肝心のストーリー…特に二郎・菜穂子のシーンはワープしすぎなんじゃね?と思った。
キスシーンも結婚式のシーンも美しかったのだが、全てが早い。早すぎる。

夢を追い求めるに一生懸命な二郎は戦争も菜穂子のことも淡々と受けとめているように感じた。
そこに感情移入できなかったのだが唯一、ううっとしたシーンは、菜穂子が喀血をしたという電報を受け、急いで電車に乗る二郎。
汽車の中で数式を解くのだが涙がぽたりぽたりと用紙に落ちるシーン。
あれは良かった。

菜穂子は二郎の夢を応援するエッセンスにすぎなかった。
しかし男の人ってみんなそうかもしれない。
時代性もあるし。
でも…でも…私には出来ない。菜穂子みたいな「支える」生き方。


同じジブリの作品「耳をすませば」の雫と天沢くんのように「一緒にそれぞれの夢を追いかける」スタンスの方が共鳴できる。
…時代性もあるけど。

最後に、二郎のインテリ眼鏡っぷりは私のツボだった。
庵野秀明の声は監督にとっては好みの声らしいのだが慣れるまでは違和感との戦いだった。



映画館を出たら悪寒がした。
どうやら風邪を引いてしまったらしい。




婦人公論

2013年09月07日 23時13分47秒 | Weblog
昨日はアクティブに生きたので、今日は一日中まったりしていた。
中学時代からの友達あやみちゃんが「今回の婦人公論、亮子さんが好きな人がたくさん出ているよ」と教えてくれたので、昨日買ったそれを一日中読んでいた。(あやみちゃん、ありがとう)



・林真理子×壇蜜
男に迎合しない
“ハァハァ”の秘密は?


林真理子先生は私が高校時代からのファンの作家だ。サイン会にも行っちゃうぐらい大好きである。
壇蜜はよく「壇蜜見ていると亮子さんを思い出す」と言われるので気になっている。たぶん黒髪と目の大きさが似ているのだと思う。
そんなお二方の対談。
「野心のすすめ」が売れている林先生と「仕事に行く時は『壇蜜』という着ぐるみを着る」壇蜜。真逆のベクトルのような二人の対談は読む前からハアハアもんである。
林先生の質問に壇蜜が答えるという形式なのだが、壇蜜の答えに林先生が感想を述べ、壇蜜がそれに絡むという展開。
中学校時代、集団で行動することに馴染めなかった壇蜜。孤立していて「愛人」というあだ名を付けられた。

そこで私は林先生の「失恋カレンダー」という短編集のなかの「エープリル・フール」を思い出した。

高校時代、色っぽいが故、クラスメイトから変な噂を流されていた女性が、大人になってクラスメイトに送る手紙の一文。
「その時はまだ知らなかった。世の中には、女が絶対に許さないタイプの女がいて、自分がその一人だっていうことに気付かなかったのです。どうしてこれほど男の人を惹きつけるのか、同性には全くわからない。だから女たちから嫌われるタイプ」

ともすれば壇蜜はそんな女子だったのかもしれないが、少なくとも今、私の周囲の女性からのウケは非常に良い。
もてはやされているのに自己評価が低くて謙虚な壇蜜だが仕事となると殿方をハアハアさせるために自我のスイッチを潔く切る。そういうところがウケているのだと思う。それに綺麗だし。流行に流されない凛とした生きざまも見ていて清々しい。エロスの裏にあるのは清々しほどの男気なのかもしれない。
林先生が壇蜜のことを書いたら面白いのに、と勝手に思った。(林先生の作品で「グラビアの夜」というグラビアに出てくる女の子を題材にした作品があったっけ)



・嶽本野ばら×快楽亭ブラック
僕たちの借金放浪記
お金に惑わされず、ふざけて生きていきたいけど……

「破産」を読んで嶽本先生の借金地獄の凄まじさは知っていたつもりだったが、貧しくても借金がある生活とない生活は精神的に全然違うということが伝わってきた。



・角田光代×田中宏暁
スロージョギングで
脱メタボ、脳も元気に

角田光代は私の父も好きな作家。
しかしジョギングは…興味がないかな。汗かくの嫌いだし…。


と、今日一日楽しませてもらった婦人公論。
楽しかった。

明日はどこかに出掛けよう。





上野を徘徊

2013年09月06日 23時59分59秒 | Weblog
東京藝術大学大学美術館を出た後、藝大の大学祭をチラ見。





エネルギッシュ!!


そして博物館前の特設ステージで器楽科の演奏を聴いた。
「もののけ姫」の演奏では鳥肌が立った。

初秋の風も心地よく、非常に素晴らしい空間だった。



アメ横を徘徊。
NHK「あまちゃん」のアメ横女学園のロケ地で激写。
じぇじぇじぇ
( ‘ jjj ’ )


ぶらぶら歩いていたら素敵なクマ看板を発見。


上野、楽しい。
ABABで秋物の服を見た。

しかし今日は成人病検診で朝が早かったので、さすがにダウン。
銀だこを食べて帰宅。

明日は引きこもっていよう。



興福寺創建1300年記念「国宝 興福寺仏頭展」

2013年09月06日 23時59分31秒 | Weblog
成人病検診のあと、一旦帰宅して、上野へ出かけた。
今日は有給休暇を取得したんだから平日をエンジョイしないと!!

東京藝術大学大学美術館へ。
興福寺創建1300年記念「国宝 興福寺仏頭展」



これ、超よかった。
展示数は少ないのだが、あの「銅造仏頭」がそれをカバーするぐらい感動した。
展示物の前で涙を流したのは「日光月光菩薩」以来だ。


3階の奥にそれは佇んでいた。
「銅造仏頭」



「銅造仏頭」の表情は、静かな威厳に満ちていた。
失った体や頭の一部なんて気にならない。
むしろ失ったことによる不完全さが、この仏様が辿った運命を感じさせる。
また、その上でこのような慈愛に満ちた美しさを感じさせることの不思議さ、強さを感じた。

この大きさの仏頭なのだから体があったらもっと下から見上げる感じになっていたのだろう。
そうすると、今、この視線で眺めると言うことは、当時では空中に浮きながら仏様に対峙していることになるのだろうか。
様々なことを思いめぐらしながら1時間ほど観賞。

直線的な目、眉、鼻梁。
しかし首や唇には柔らかな曲線があることを発見。
視線は遥か遠くを眺めているっぽい。我々の行く末を見ているのだろうか。
今回の展示では後ろからも眺めることができる。失われた後頭部が痛々しい。
当時の火事の威力を感じた。

吸い込まれるように観賞していたら涙が出て来て困った。

平原綾香の「Jupiter」が似合うなと個人的に思った。



他の展示物も素敵だった。
仏頭の前に並ぶ「木造十二神将立像(鎌倉時代)」

応永18年(1411)の落雷による興福寺の東金堂火災で、仏頭は所在不明となった。
昭和12年(1937)に本尊台座内で発見されてからも今日まで仏頭と「木造十二神将立像」がそろって並べられることはなかった。
それが今回は、主従の600年ぶりの再会。


「木造十二神将立像」


頭に十二支の動物を乗せている。
シュール。

ネズミを乗せている彼のポーズ及び表情が可愛い。


ファッション(みうらじゅん曰く「ブッション」)もお洒落。
衣の襞もさることながら、靴までかっこいい。


地下の展示室。
「板彫十二神将像」
レリーフ。
しかし躍動感は半端ない。
12人の中で特に「迷企羅大将像」が好き。
足の指、筋、掌の筋まで精緻に表現されていた。
顔の表情は怖いのだけどポーズがややファンキー。
「怒ったど~」
って言ってそう。



「木造十二神将立像」と「板彫十二神将像」が興福寺を出てオールスター状態になったことは今まで無かったらしい。


いや~、本当良かった。

教科書でしか見たときから印象的だった仏頭。
やっとあなたに会えた。

祈りながら観賞、感動。
心の洗濯ができた。




成人病検診

2013年09月06日 22時51分45秒 | Weblog
成人病検診の為、早朝に会社近くの病院へ行った。
超眠い…。
今日は寝たり起きたりをすると思ったので髪をシュシュで結ぶだけにした。
いつもはヘアクリームやスプレーを駆使するのだが。おかげで朝の支度が早く済んだ。
一応絶食状態で喫煙もしてはいけないということだったんだが、豪快に目覚めの一服&出際の一服。朝食抜きは我慢できてもタバコを吸わない朝は私にはない。


受付のお姉さんは「東京ラブストーリー」の赤名リカと阿川佐和子を足して2で割った感じの人。
ハキハキしていて笑顔が素敵。
説明を受けて更衣室で着替えるように指示された。

ジャージみたいな服に着替えて更衣室を出るとき、吉熊をハンドタオルで巻いて同伴。

まずはトイレへ。
採尿…出ない。絞り出すようにしてようやく出した。カップに数滴。これで検査できるのか?不安になったがしれっと提出。

ソファで待機。
私の他に老若男女10人ほどが「眠い…」といった面持ちで佇んでいた。

胸部レントゲンが済み、恐怖の採血。
キター!血、針、痛み…怖い。
吉熊を出し「君の出番だ」と呟く。
先述の赤名リカ+阿川佐和子に、採血の際、クマを片手で握っていても支障はないか確認したら、快諾してくれた。
「暴れられるより良いですから」
と苦笑い。
しかし、座ったままの採血がやっぱり怖くて、ベッドで寝せてもらいながら採血してほしいと急に懇願する私。迷惑な患者ですいません…と謝った。ベッドの空きが無いので最後に採血される模様。

聴力、視力、身長、体重などを計られた。いつもと変わらない結果。
血圧は上が105、下が60。

今回はオプションで腹部超音波を希望した。
一応、健康の総決算。
女医にゼリーを腹部に塗られて超音波で調べられた。
思っていたよりくすぐったくなかった。昨日慌てて臍のごまを掃除しておいてよかった。

続いて隣のベッドで心電図を計られる。
高校時代にこれをやったとき、くすぐったくて大爆笑し、すげー怒られたっけ。
今回は大丈夫。

で、とうとう来たぜ、採血。
躊躇なく吉熊を握りながら受けた。
赤名リカ+阿川佐和子に
「可愛いクマちゃんね。オーバーオール、似合う!」
と言われて
「ですよね~」
とか言っている間に終了。
そんなに痛くなかった。あっという間だった。

そしてメインイベント…胃の検査。
妹や吉熊上司、その他の人の話によると、凄くインパクトのある検査らしい。胃カメラは飲んだことがあるがバリウムは未経験の私。
赤名リカ+阿川佐和子に、
「やったこと、ある?」
と訊かれた。
「色々噂はお聞きになっていらっしゃるとは思いますが、頑張ってください。それと…この検査はクマちゃんはご一緒できないかも」
とのこと。

何なんだ、一体どんな検査なんだ!?
ちょっち緊張。

順番を待つ。
出てくる人、みんな疲労困憊してる。
ドキドキ。

名前を呼ばれて検査室に入室。
吉熊を荷物置きに置いて、変な機械の中に促されるまま身を入れた。
検査をするお兄さん(向井理にそっくり)に、
「初めてですか?」
と確認される。
続いて、何かを飲むように言われた。
ネットで下調べしたところこれは胃を膨らませる薬剤らしい。飲んだ瞬間、げっぷが止まらなくなると書かれていた。飲んだところ、急に胃が膨らむのは感じたが、げっぷは我慢できるレベルだった。
続いてバリウム。白くずっしりとしたものが紙コップに入っていた。
え?これ飲むの?
ファーストフードのシェーキのLサイズぐらいある紙コップに、白い液体がずっしりと入っている。
う~ん。これ、飲むのか・・・。
下を向きながら少しずつ飲むとよいというネットの情報の通り、ちびちび飲んでいたら
「早く飲んでください」
と向井理にガラス越しに言われた。

不味くは無いんだけど、水とか酒とか、喉ごしで飲む文化が私にはないので困った。

「亮ちゃんはやればできる子」
と秘書検定の前に言ってくれた母の言葉が頭で響く。頑張れ、俺。
胃から這い上がる空気を飲み込みながら、一気に飲み干す。
でもそんなに不味くなかった。空腹による飢餓状態から「少し美味しいかも」と思ってしまう自分。

そうこうしている内に、私を乗せた機械は、機械音を立てながら天と地がひっくり返るような傾斜になった。
横のレバーをしっかり握っていないと、滑り台を頭から滑る感じになる。
何このアトラクション。しかも微妙に辱めを感じるではないか。ちょっとした恥辱プレイである。そのうち団鬼六に縛られそうである。
東京タワーの蝋人形館にこんな姿の人形、無かったっけ?とも思う私を乗せて機械はうねる様に傾斜を変える。

「君をのせて」の出だしが替え歌となって脳内に響き渡る。

あの地平線
斜めに見えるのは
自分だけが
傾いているから~♪

バルス!!


頭を下にした角度の私に向井理は
「そのまま横向きで2回転してください」
とか言う。
奇妙奇天烈な動作を指示する彼。
なんだか彼がムスカに見えてくる。
彼が私を見て、内心「素晴らしい!!最高のショーだとは思わんかね!?」と思っていないか疑ってしまう。

言われた通り行うが、客観視しているもう一人の自分が「こんなアクロバティックな姿勢なんてできねーよ!」と爆笑しているのを薄々感じる。ニヤニヤしそうになる刹那、げっぷが出そうになり、慌てて抑える。


ようやく終了。
地面に着地。頭、ぼさぼさ。
最後に機械で腹部を押されるのだが、これが気持ち悪い。

全ての検査、終了。

バリウムを出すための下剤を飲む。
待合室でコーヒーを飲む。♪ダバダ~
このコーヒーが美味しかった。2杯おかわりした。

医師から結果を聞く。
貧血以外、問題なしとのこと。
よかった。
貧血は、どうやら血を作る成分が不足しているらしい。毎日食べているヒジキ、効果ないのだろうか。

食事券をもらったので病院横の喫茶店でパスタを食する。
店内には私より先に終了した人が既に食事をしていた。検査着のときと雰囲気が違っていて一瞬分からなかった。

吉熊、大活躍だった。
ありがとう。ご褒美だよ。


吉熊上司にLINEで報告。
「早く白いの出して、遊びに行きなよ」
とのこと。

その後、すぐに下腹部の張りは訪れるのだった。
ううう…。


初体験のことばかり。
でも楽しかったし、貧血以外一応健康で安心できた。
右の背中が痛くて「胆石だ。間違いない」と思っていたのだが、そんな影は見当たらず…ほっとした。


聖母たちのララバイ状態

2013年09月05日 21時59分11秒 | Weblog
会議前15分に、会長の携帯電話に電話をする。
「経営管理室の○○(私)でございます。お疲れ様でございます。会長、○○会議のお時間15分前でございます。よろしくお願い致します」って。

先日の会議。
会長の電話に何度も電話をしたのだが出ない。
昔、「リダイヤルの今井さん」っていたが、あのようにリダイヤルをした。
会議開始5分前、やっと通じて上記のように連絡をした。

そのことを根に持っていたのだろうか。
今日は自ら会議20分前に会議室に鎮座をしていたそうだ。
その場に吉熊上司もいた。

そんなことをつゆ知らず、15分前、私は今日も会長に電話をした。


会長「あ~、今、神奈川県に居るんです~。うぐぐ」
私 「え?」
会長「嘘です。うぐぐ。今日はね、もうね、会議室にいます。大丈夫です。うぐ」
私 「そうでしたか。驚いてしまいました」
会長「電話、ありがとう」
私 「いいえ」
という会話を展開。


実は、その数分前、会長は吉熊上司に
「○○さん(私)はちゃんと15分前に電話をしてくるだろうか」
と話していたらしい。
先日の会議の際、遅れていったことが余程恥ずかしかったらしい。

会長は先日の会議の前、仕入れ中で、ちょうど値引き交渉で白熱していたらしい。
で、私の着信に気付かなかったそうだ。
「でもそういうときは、私のことを探して、仕入れ室の固定電話に電話をしてきてほしい。仕事なのだから」
と吉熊上司に言ったとのこと。

吉熊上司は
「○○さん(私)はちゃんと会長を探して会長のご自宅まで電話をしていますよ」
とフォローをしてくれたそうだが、会長はまだ根に持っているらしい。

「仕入れ中も、何度でも会長に電話をしていいのですね」
と吉熊上司は会長に確認したら
「何度でも電話してください」
と…。


なんだか悔しい。
私は会長への電話を忘れないように朝のうちからタイマーを設定している(設定時に大きな音が鳴るのでトイレで行っている)。
何度も何度も携帯電話に連絡を入れているのに、なんだか仕事をしていないと思われているようで悔しい。

必死にフォローしてくださった吉熊上司にも申し訳なくて泣けてくる。


じゃあ分かったよ。
もっとストーカーになるさ!!喧嘩上等(!?)。
何が何でも会議15分前にあなたを見つけ出しますよ。
社内隠れんぼ大会になるが覚悟は良いかい?
てか会議の時間ぐらい自分で管理してくれよ。

と、ご立腹の半面、少し嬉しかった。

嗚呼、会長は私に期待してくれているのだなって。
前、「頼れるのは○○部長(以前いた女性のおばちゃん秘書)と○○さん(私)しかいません」と仰ってくれていたことを思い出した。

会社を一代で大きくした会長。
奉公に出され、職人肌で物作りしかできない不器用な人。
大きく変化する社内外。…彼はきっと何かに甘えたいのだろう。

そう思うことにした。

先日合格した秘書検定1級のテキストや問題に出てくる秘書A子だって色々耐えているではないか。

聖母たちのララバイ状態を極めるぞ。


そんなことを考えていたら急に歌いたくなった。
一人カラオケ決行。

通されたのはパーティルーム。落ち着かない…。


2時間飲んで歌いまくった。

すっきり。

明日は成人病検診で有給を取った。
早く寝よう。


第九♪

2013年09月04日 22時52分25秒 | Weblog
第九のチケット、ゲット。



12月19日 日本フィル「第九交響曲」特別演奏会2013
会場:東京芸術劇場 コンサートホール
ベートーヴェン(交響曲第9番ニ短調「合唱付」)
[指揮]小林研一郎
[独奏・独唱]市原愛(S) / 清水華澄(A) / 錦織健(T) / 青戸知(Bs) / 長井浩美(org)
[演奏]日本フィルハーモニー交響楽団
[合唱]東京音楽大学


S席狙い撃ち。


広上淳一氏の指揮の第九も気になったのだが、今年もコバケンがタクトを振る第九にした。

まだまだ暑くて年末の第九っていう気分には程遠いのだが。
これを聴かないと年は越せない。
第九を聴いて2013年を華麗に締めくくりたい。




凹→凸

2013年09月04日 22時31分13秒 | Weblog
ある表を毎月社長に提出している。
先月からマネージャーのエリア変更があり、それに伴って私の表も変えなくてはならない。
久々にIF関数など使ってみたものの、土台そのものは5年前に作ったものなのでやや未熟さが滲み出ていて不便だ。

「なんでそんなに時間がかかるの?エクセルは『この数字を変えたらすぐに他の数字も変わる』ようにしておかなければいけないよ」
と、吉熊上司からお達し。
エクセルの世界、奥が深すぎである。
数字と睨めっこしたので、今日は残業が終わるころには、脱水機にかけられたウニのようになっていた。



帰宅して、一服。


他部署の叶姐さんからである。
来月、熱海の温泉に行こうよ、とのこと。
先日辞めたI江姐さんも行くらしい。
「もみじを狩りながら裸の付き合いしよう(強制参加♪)」
とのこと!
なんだか楽しそうである。

疲れが一気に吹き飛んだ!!
さっきまで凹んでいたのに。

明日も頑張ろう。




トンネルを抜けると 次のトンネルの入り口で・・・

2013年09月04日 00時18分54秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間3時間半。
今日も林真理子先生の本を読みながら待つ。ヤニ切れMAX。

受付のお姉さんと他の患者さんとのやり取りから、先日の診察終了時刻が午前1時を過ぎたことを知った。
何その深夜営業?!
今日は大丈夫だよね?と、待合室の患者の捌け方を虎視眈々と見つめる私。

さて、診察。
まず、秘書検定1級の合格を報告した。
「良かったですね!おめでとう!ね?大丈夫って言ったでしょう?あなた、秘書に向いていますもの」
と、クマ医師。
そして、恒例の「心療内科で僕と握手!」キター!

今日は私の方が先に手を伸ばした。フライング気味に。百人一首の要領で。
クマ医師、一瞬、ビックリしていた。


仕事の方はだいぶ落ち着いていることを報告。
ただ、生理が遅れていて、あんまり眠れないのと、若干イライラしていることも申し伝えた。(気休めにソラナックスを飲んでいることは伏せておいた)
8月の前半は吐きそうなぐらい緊張した秘書検定の面接、ハードスケジュールだった台湾旅行などがあり、排卵が遅れているのではないか、とクマ医師。よってパキシルを減らし続けることは、今日は見送られた。生理、マジ迷惑。早く閉経したい。

「次に勉強することは?何か考えていますか?」
と尋ねられた。

1.掘り下げる…せっかく勉強した秘書検定のベクトルに即した資格を極める(国際秘書検定?)→転職?

2.広げる…他の分野の勉強をする。

クマ医師的には1を推奨しているっぽい。
将来を見据えて転職したほうが良いとのこと。

そうだよな。そろそろ自分の将来を考えないとな(遅すぎ)。
適職や「自分は将来、何になりたいのか?」ということは中学校や高校で考えるべきことだった。
「志望高校合格」「志望大学合格」「就職活動突破」という目の前の目標ばかりに目が行っていた。
多少のいざこざがあっても、やはり私は吉熊上司や後輩男女、その他大勢の人に包まれたあの場所が好きで、あの座は誰にも明け渡したくないと思っている。それにぬくぬくとした羽毛布団のような日常を私は抜け出す勇気と実力があるのか。考えたことが無かった。転職なんて他人事だと思っていた。花束もらって菓子を配布し、涙ながらに会社を去る人の背中を自分のそれと重ね合わせるという事は一度も無かった。

でも…。
でも将来一人で生きていくためには、あの場所に一生いるつもり?自分。

仕事で色んな事をやっているが、特に何も極めていない自分に驚愕。


自分って何だろう?
自分は何ができるのか?
何が好き?
35歳のハローワーク状態である。


「先生。秘書検定1級の試験前は合格することに必死だったんですが、合格しても考えることとか、たくさん用意されているんですね…毎日享楽的に生きていたので気付きませんでした。とほほ」
と、力なくつぶやく私。

「選択・可能性の幅が広がったんですよ!」
とクマ医師。

「よく考えてみます」
と答えた。

「あ、これ、合格祝いです」
と医学書で溢れかえった本棚から、何かを取りだすクマ医師。


資生堂のドリンクである!!!!!!!!!!!!!!!




わ~い!!!!!!

急に元気になる私。
これ飲んでよく考えよう。
先生。ありがとうございます。

ニコニコ笑顔のクマ医師に見送られながら診察室をあとにした。

処方変更なし。
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール



Mr.Childrenの「天頂バス」の歌詞を口ずさみながら帰宅。


「トンネルを抜けると
 次のトンネルの入り口で
 果てしない闇も 永遠の光も
 ないって近頃はおもう
 だから
 「自分のせいと思わない」
 とか言ってないでやってみな」





ミスチルヲタの妹が1回目の転職の時にカラオケで歌っていた。
そう言えば妹は4回も転職して、その度にスキルアップしている。
今では六本木でWEBデザインの職人をしている。
妹の背中が眩しい…。
ちょっとそこら辺、熱く話したい(先日会ったばかりだが)。





バタバタ

2013年09月02日 22時30分14秒 | Weblog
吉熊上司からイヤホンを巻くホルダーをいただいた!
クマ!
表情が大変可愛い。

月に一度、社長の朝礼スピーチを文面化する仕事がある。今日はその日。
明日は忙しくなるので、今日中にやっつけておきたかった。ただ単に文章化するのではなく、一応、言い回しなど、気を使っている。
その業務を終えてイヤホンを片付けるときに、吉熊上司から冒頭のクマをいただいた。


新型制服の件、某サイズが欠品になり、店舗からクレームが出た。
納期を先伸ばしにする業者にぷち切れそうになるが、堪える。
業者に居留守を使われているのが分かっていても、堪える。
そして、店舗にフォローの電話をしまくる。…やれやれ。


会長に、会議の前にお知らせの電話をするも、出ない。社内かくれんぼ大会状態である。ココセコムを装着したい。



今日もそんなこんなでバタバタと過ぎ去っていった。
まだ月曜日。
明日は経費の締め日。

間違えなくしっかりこなそう。
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雨の日光

2013年09月01日 22時11分58秒 | Weblog
朝、みんな早く起きられたので「高速を使って日光に行ってみよう」という話になった。
日光には「遠い」というイメージしかなかったのだが、高速を使えば早く行けるらしい。
お昼に家を出た。

晴天なり。




途中から雲行きがあやしくなった。
雨女の私のせいだろうか。
そして、ついに豪雨。あんなに晴れていたのに…!!!

日光金谷ホテルでお茶をしようということになった。

このホテルはヘレン・ケラーやアインシュタインも泊まったことがあるらしい。
小説「ハゲタカ」(真山仁)で、「ミカドホテル」のモデルになったのはここだ。
1873年(明治6年)6月開業。現存する日本最古のリゾートクラシックホテルとして、登録有形文化財、近代化産業遺産に指定されている。


ゴージャス!!
私、うっとり。


父は天然氷のかき氷を注文。
イチゴのシロップが本物のイチゴ(とちおとめ)を使用していて美味しかった。



私と吉熊はバニラアイスを堪能。



雨は降り止まず。
日光田母沢御用邸記念公園に連れて行ってもらった。

もとは皇太子時代の大正天皇の静養所として造営された旧御用邸の建物と庭園を公園として整備し一般公開している。
明治期以降に数多く造られた御用邸建築のうち、全体がほぼ完存する唯一の例として貴重であり、建造物群は国の重要文化財に指定されている。

ここが本当に素敵な場所で。
んもう、ひたすらうっとり。

謁見所
天皇が来客と公式に面会する場。
柱を天井まで通さず(通ってはいるが隠している)、まるで天井が浮いているように見える技法を採用しているらしい。


御玉突き所
当時の玉を突く音が聞こえてきそうではないか。


明治時代からあるガラス。
ガラスの歪みが外の緑を映し出していた。


雨だったせいか客は殆どいなかった。
迷路のような廊下に縁取られた部屋一つ一つが美しい。

母にハンカチを買ってもらった。
愛子様の御印・ゴヨウツツジの刺しゅう入り。
ありがとう。


要所に配置されている係員の御話が非常によかった。
こちらの質問に真摯に答えてくれた。
また来たい。
庭の樹木も素晴らしかったので、きっと紅葉シーズンのころも綺麗なのだろう。


雨の中、高速を走り、宇都宮へ。

ガストで食事。
チーズINハンバーグ。
ハンバーグに切り込みを入れると中から溶けたチーズが出てくる。美味しい!!


帰りに、かましん(スーパー)で母にパンを買ってもらい、雀宮駅へ。


急に、胸が苦しくなる(病気ではない)。
ちょっとセンチメンタルな気持ちになってしまったのである。
この二日間が楽しすぎて。
台湾旅行でも痛感したのだが、楽しいときの時間の過ぎ去りっぷりって、とても早く感じる。

「またね」
と二人に挨拶し、電車に乗ったが、すこぶる遅延しているではないか(落雷のため)。
しかし、来たとき同様、また姉妹はお喋りに夢中になり、ちっとも苦ではなかった。

さて、新しい週が始まる。
また仕事。しかも月初。
リフレッシュできたので頑張れそう!!