世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

夏の日の2010

2010年08月08日 22時37分25秒 | Weblog
今週の後半からニューヨークに行く。
万が一、飛行中に何かのアクシデントが発生したら、墜落していく機体の中で私は何を後悔するだろう。
考えてみた。
そして、次の瞬間、駅に向かっていた。

目指すは府中。
郷土の森博物館。

全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の鑑賞というか、はやぶさとのデート。
もう一度、はやぶさを見なければ成仏できないような気がして、咄嗟に府中に向かった私。

2010年の夏。

数年ぶりに落ちた恋の対象は、人でもなく、クマでもなく、小惑星探査機だった。
「会いにきちゃった。…会いたかったから…てへ」
と舌を出し、首を傾げる私。
相手は、そう、小惑星探査機はやぶさだ。
ショートバージョンも含めれば、今年3度目の鑑賞。
どんだけ好きなんだよ。

売店でのDVDは相変わらず売れ切れ。
もうずっと売り切れ。
そろそろ欲しいのだが。

先々月に行ったとき同様、プラネタリウムは今日もほぼ満席に近かった。
人気者だな、はやぶさ。

まずは夏の星座の説明。もう、これを聞くの、何回目だろう。
夏の星座にだいぶ詳しくなった2010年夏。

上坂監督のインタビューのあと、本編。
その後、川口プロジェクトマネージャーのインタビュー。

先週土曜日、相模原で観たはやぶさのカプセル。
あのカプセルが地球に放たれ、はやぶさが燃えていくシーンは何度観ても号泣。
ただの機械が燃えていくんならば「あっそ」で終了なのだろうが、如何せん、はやぶさの健気で賢い生きざまを観たあとのあのシーンなので、込み上げてくるものを抑えることが不可能。

ショートバージョンにはないはやぶさの速度「東京ー大阪間15秒」の表現は、やはりかっこよい。

一番好きなシーンはスイングバイ。音楽が素敵。
はやぶさが通過しなくてはならない軌道上に連続して四角の枠が並べられ、はやぶさがその枠を通過していくあのシーン。
大きな宇宙を直向に正確に走り抜けていくはやぶさの姿に胸が熱くなる。
今、思い出しても泣ける。

隣は男性の二人組み。
彼らも熱心なはやぶさファンらしい。
終了後、二人で男泣きしてた。

もうね、ずっと観ていたい…はやぶさ。
あなたに夢中、2010年の夏。



私も日本を飛び出して、新たな発見をしてくっから。

はやぶさ、見守っていておくれ。

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】



郷土の森へ

2010年08月08日 22時11分36秒 | Weblog
府中市郷土の森博物館の庭を散策。
広い敷地内に、多くの復元建築物があって楽しい。


レトロな旧府中町役場庁舎
クリーム色と淡いグリーンの彩が綺麗。



旧島田家住宅
店蔵部分の復元。
脇に咲いていた百日紅の花とマッチしていた。







色々な薬瓶。



左側のポスター「腸管寄生虫の生態」が強烈!!
右側の「蛔虫の完全な防ぎ方」も気になる!!
旧島田家住宅、素敵過ぎ。


「こういう階段、憧れてるんだよね~。おばあちゃん家みたい」って思い、登ってみたんだが、意外と急勾配で大変だった。
しかも、私の場合、おばあちゃんは実家にいた…。
「おばあちゃん家」という言葉も、昨日のブルーハワイと同様、「概念」なのかもしれない。


はとり染め
染色標本


吉熊、「村の子1」みたい。



旧府中郵便取扱所のポスト


森を散策。


蝉時雨が鼓膜にこびりつきそうな勢いだった。
圧倒された。


「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」がなかったら、恐らくココの存在は知らなかったであろう。

静かで、とても良い場所だ。
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ブルーハワイは概念である。

2010年08月08日 02時17分14秒 | Weblog
小学校3年生のときからの友達わた。
今日は彼女と戸田・板橋の花火を楽しんだ。
去年まで一人で楽しんでいた花火@川口アリオの屋上。
今年はわたと二人で観た。
わたとは先月の朝顔市とほおずき市を一緒に楽しんだばかり。
いつ会っても楽しい時間を過ごせる。

わたとは小学校4年生のとき、
「りょうこっこ わた新聞」
まで作った仲である。
その日あったこと(公園に他校の生徒が来て領土争いをしたこと等)を絵も交えて紙に書き、新聞にするという作業をしていた。
でも読者が妹とまだ幼い弟しかいなかった…。


川口駅付近から見た夕焼け。
とっても綺麗。


19時、アリオ川口屋上に集合。
「おお~!」
と声を掛け合ったあと、合言葉「やっと会えたね」by辻仁成。
小学校3年時代からの仲なので、気心が知れている我々。
わた、大好き。
1階の食品売り場で購入した酒で乾杯!

次々に上がる花火を見ては
「綺麗!」
「日本人に生まれて良かった!」
を繰り返した。















だいぶ前、私がまだ総務に来た頃。
10年ほど前のことだ。
わたとわたの大学時代の人々とこの花火を楽しんだことがある。
一人一品ずつ持ち寄る鉄則に従い、私は会社帰りにケンタッキーのフライドチキンを持って荒川の河川敷に向かった。
着いた途端、
「おお!肉ぅぅ~!」
と喜ばれたこととか、思い出した。

最高の立地で見たあの花火も迫力があって素敵だったが、こうして遠くから見る花火も良い。
「物事は離れて、初めて全貌がよく見えることもあるんだよね」
と、わたと話した。
1時間ほど花火を鑑賞したあと、川口駅近くの飲み屋へGO!
先月も酒盛りをしたのに、今日もたくさん話した。

わたの甥っ子さんはわたの血を引く誉れ高い優秀な子。
4歳で現在インターナショナルスクールに通うという彼の話が非常に面白い。
16年後、彼と飲みたい。

将来、子供が生まれたらどんな名前をつけたい?という話に発展。
私は女の子だったら「香澄」(「星の瞳のシルエット」の主人公にあやかって)、男の子だったら「熊太郎」にしたいと語った。
わたは、
「え!熊太郎?あのさ、5000パーセントの確率でグレるよ!」
と忠告。
でもって、わたの甥っ子(英語が話せる)に
「Bear!!」
ってバカにされるとの未来予想図も展開。
(rの発音も綺麗)
結局は、「植物も枯らす我々には子育ては無理じゃね?」という結論に至った。

話は飛んで…かき氷で「ブルーハワイ」ってある。
わた曰く
「あれって味じゃなくて概念だよね」
とのこと。

んだんだ。
激しく納得。
レモン味はレモンっぽい味。
いちご味はいちごっぽい味。
ブルーハワイって…説明できなくね?
青色とネーミングがそこはかとなくハワイを彷彿とさせるが。
あれは「味」ではなくて「概念」だという結論に至った。



駄菓子屋カクテルを頼んでみた。
わたパチが着いてきて、そいつをソロで食べてみたら口の中でスパーキングしやがる。
痛い!!

わたパチをカクテルの中に入れるとぱちぱち音がする。
喋ってる間もずっとぱちぱち…。


わたと話していると時間を忘れてしまう。
あっという間に終電の時間になってしまった。

毎年一人で見る花火。
今年はわたと見られて良かった。
「りょうこっこ わた新聞」の一面を飾れる。

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