世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

負け犬老後は、ロココなココロで乗りきろうの巻。

2010年02月02日 21時46分27秒 | Weblog
昼休みは吉熊を連れて、会社に隣接する公園で残雪と戯れた。
久々の雪だね。
冷たいね。
寒いし、昼休みも終わりだからもう帰ろうか。
「イヤだ!イヤだ!イヤだ!まだいるもん!」

うぜーな、吉熊。
誰に似たんだろ?
え?私?
そうだなあ。幼少期は聞き分けが悪かったかも。いや、今もか。

仕事帰りに、いつもの喫茶店で一服。
日曜日に放送されたNHKスペシャル「~“無縁死”3万2千人の衝撃~」のことを反芻した。
2ちゃんで実況スレが乱立するほど生々しかったあの番組。
NHK「無縁死3万人」に大反響 「他人事とは思えない」コメント殺到とのこと。

フジテレビの「ザ・ノンフェクション」を数倍濃くした内容で、日曜日の夜からずっと「孤独死」とか「無縁仏」といった単語が頭をちらついている。
だいたい日曜日の夜にあんな放送をしちゃうNHKの空気の読めなさって何なんだろう。
サザエさん症候群でブルーなところにトドメの一発を打つようなものじゃないか。
ぱねーよ、NHK。
茶魔のパパ並みに容赦ねーぜ、NHK。

引き取り手がない遺体が献体に出される様子、その遺体が保管されている医学部の一室だとか。
また、弟が孤独死をしたということに気付かない姉が何度も入れた留守番電話の声とか。
リアルすぎ。
あと、一番シンパシィを感じたのが、未婚の元看護婦さん。親の介護で婚期を逃し、40歳のときにマンションを購入してからはずっと独り暮らし。そんな彼女が「可愛いでしょ?」と出したのがビニール袋に入れられたぬいぐるみ。
仲間、キター!
なんだか自分の老後を見ている気がした。
とにかく凄い番組だった。


下妻物語を観てからずっと座右の銘にしてきた桃子の台詞。
「人間は一人なの。一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの」


老後、その真価が問われるのだろう、自分。
「孤独」でいるのか、「自由」でいるのか。

よくよく考えれば、死んでしまえば、あとは知ったこっちゃない。
生きている間が楽しければオッケーじゃん。
色々悩んだ二日間だったが、桃子的発想に漂着。
めでたしめでたし。

とりあえず、このブログの更新が途絶えたら、その時がたぶん「その時」なのだろう。

今夜0時45分から、またあの番組が再放送される予定。
深夜に放送しちゃうNHK、やっぱり鬼だ。



下妻物語
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