世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「星守る犬」

2010年02月23日 22時21分06秒 | Weblog
心療内科デー。

先日買ったままだった「星守る犬」を読了。短い話だったが、途中、何度も泣きそうになって本当に困った。リストラ、熟年離婚…現代社会に存在する様々な要因が犬・ハッピーの環境を変えていく。
ハッピーと、いつも散歩に連れていってくれた「おとうさん」の絆は変わらない。最初で最後の二人旅。その絆は深まり、そして…。
思い出しただけでウルっとくる。これからコンタクトレンズが乾いてきたら、あの漫画を思いだそう。
タイトルの「星守る犬」の「守る」は「じっと見続けてる」という意味。決して手に入らない星を物欲しげにずっと眺めている犬のこと。慣用句で「高望みをしている人のこと」を指すらしい。


心療内科の待ち時間は1時間!ここんところ、待ち時間が短くて嬉しい。下手すりゃ22時に薬局を出る日もあるもんなあ。平日に3時間近くも待たされるのはちと辛い。

今日のクマ医師はしつこかった!
そろそろパキシル断薬モードに入っているらしく、私の自己評価UP大作戦に出たと見た。

「忙しい時に苛立つことは誰でもありますよね?」
という問い掛けに、判断つきかねて黙っている私。
そうするとクマ医師まで黙ってしまう。
そして、私を見つめてる!

照れるじゃないか。

で、余計にだんまり。
クマ医師もだんまり。
これじゃ、『全日本だんまり大会関東甲信越ブロック決勝戦』みたいになってしまう。
仕方がないので
「そうですねー」
と、とりあえず返答。
さっきから、気づけば「そうですねー」しか言ってないじゃん、私。

それにしても、私ったら高望みしすぎてるのだろうか。
だから自分の未熟さに苛立ったり焦ったりしてしまうのだろうか。
でも諦めるのは嫌。
このジレンマがココロに疲弊をもたらしてしまってるのか。

「あなたの能力はここまでです。それ以上は望んではいけません」
「このぐらいできたら上等だよ。いいじゃん、このぐらいで」
と言われて
「はい、そうですね」
と引き下がれるほど、私は素直で聞き分けの良い人間ではない。
そうは言っても自分の能力はそれほどでもなく…。
まるで「星守る犬」みたいだ。

この件は恐らく長期的な視野をもって考えていくべき課題であると思う。

次回、2週間後の心療内科デーまでに私が取り組むべき短期的な課題は、「忙しくなって苛々したら、なるべくゆっくり話す」ということだろうか。
苛立つと言葉尻がきつくなることは自覚している。その後の自己嫌悪がひどい。クマ医師に相談したら、上記のようにアドバイスされた。

星守る犬、…ならぬ「星守るクマ」の私は、星のようなクマ医師の言葉を信じるしかないのかもしれない。


処方変更なし
パキシル、パリエット、マイスリー

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