世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

やる気が湧き出る飲み会 ~夏祭り~

2007年08月06日 23時58分41秒 | Weblog
定時に仕事の区切りがついたので、会社近くの祭りに参加した。
隣の部署のO主任と共に。
彼女とは定例議会「やる気が湧き出る飲み会」を随時開催している。
私より一期上で一歳年下の彼女は、友達のような不思議な人だ。
悩みも類似してるので話しやすい。

人と祭りの灯が溢れる、夢のような商店街を二人で歩いた。
二人で金魚掬いに興じることにした。
金魚は掬おうとすると素早く逃げる。
和紙は水の中で瞬く間に破けてしまった。
しかし、私もO主任も一匹づつゲット。
「これで良い男もゲットできたら良いんだけど…ね」
というO主任の言葉に爆笑。
屋台のライトの下で我々の声が大きく木霊した。
ふと、隣で真剣に金魚掬いをするランニング姿の少年に声を掛けられた。
「ねぇ、お姉ちゃんは何匹採れたの?僕、2匹だよ」
なるほど。
彼が持つお椀の中には出目金と赤い金魚が寄り添っていた。
「お姉ちゃんは1匹よ。ボク、上手ね」
そう言うと、彼は隣に立っている母親のスカートを引っ張りながら照れたように
「いや~。それほどでもないっす」
と、はにかんだ。

家では金魚を飼育できないので、金魚掬い屋さんに返却した。

その後、O主任と近所の居酒屋で飲んだ。
乾いた喉にサワーが染みる。
「最近どうっスか?」
ジョッキ片手に、おしぼりで顔を拭きながらO主任に尋ねた。

湧き出るように話が続いた。
私の干物女っぷりには相当驚いていた…O主任。
「ねぇ、おしぼりで顔拭くのはよそうよぅー。●●主任(私)、そんなんじゃ、駄目だよぅー。本当の干物女になっちゃうよぅー」
とか言う。
…ハハハ…。
時既に遅し。
もうなっていますって。


彼女も仕事で悩んでいる様子。
人各々に色々な悩みを持っている。
「~してみたら良いんじゃない?」とさりげなく言われたことが、後の自分の糧になることもある…彼女との飲み会は、いつもそんな希望や目標というお土産をくれる。

今回、二人で話した議事録は

・会話をするときに、否定形で話し始めない


「でも…」という相手を否定する言葉を言うのではなく
「そうですね」
と、取り合えず相手の言い分を肯定する。

それから自分の考えをゆっくりと乗せていくと同僚とのコミュニケーションが上手くいくんでは?みたいな話しに辿り着いた。


…あの金魚掬いの少年にも、こんな風に色々な柵がまとわりつく日が来るのだろうか。

手を振るO主任を乗せた電車がホームを去るまでの数秒間、そんなことを思った。


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