世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ブログについて思うこと。

2006年06月23日 23時02分36秒 | Weblog
ブログを始めて一年以上が経過した。

元々ネットには全く興味がなく、調べものがあるときのみ使用する程度であった。
掲示板やチャットに文字を書き込むこともなかった。

始める気など更々なかった。
友達のブログを読んでいて、「みんな偉いな。私にはできないだろうなあ。機械音痴だし。」と思い込んでいた。

そんな私が興味本位からとはいえブログを始め、毎日更新している。
信じられないことだ。


昨年2月、私は風邪を引いて会社を休んだ。
熱が下がって、何気無くパソコンに向かった。
いつも通り友達のブログを閲覧していた。

その友達はgooのブログを使用していた。
「そもそもgooってなんだろ?」
そんな好奇心が沸き起こり、ブログの画面隅の「goo」という文字を押し、ネットサーフィンをしていったのである。

気付いたらブログというものを開設していた。

自分の内面を世界中の誰もが見られる環境に置くこと。
そんな大それたこと、私がしても良いのだろうか。
見知らぬ人に自分を知ってもらって、何の意味があるのだろうか。
傷付くことをコメント欄に書かれたら、どう対応すればいいのか。
日記だったらノートに書けば良いのではないだろうか。
いっそ、「やっぱ、やんぴ」と閉じてしまおうか。
でも、せっかく始めたんだし、キーボードのタイピングの練習になるかもしれないから、やっぱり続けよう。
今思えば、そんな曖昧な気持から始めたのである。

気付いたら一年以上が経過していた。
私の拙い考えや日々の生活で思ったこと、行った場所、観た映画、食べたもの…このブログには一人のOLの生態が書かれている。

私は一人で生活している。
そうすると、「今日ね、夕日が綺麗だったの」というような、本来なら同居人レベルにする会話ができないのである。
孤独を愛する私とて、電話越しの母以外の人と会話をしてみたい。
友達にメールをするほどでもない、他愛の無い内容を。
その捌け口を私はブログに託したのである。

最近では慣れてきたせいか、初心を忘れている自分を感じる。
心の奥底にある気持を豊かに表現する努力を怠っているのである。
また以前なら「こんなこと書いたら私という人物が特定されてしまうかもしれない。くわばらくわばら。」と内容について過敏になっていたのだが、最近では「これぐらいなら書いても良いよね」と、警戒心が薄れてきているのも事実だ。

初心忘るべからず。
もう一度、開設当時の初々しさと緊張感を取り戻そう。

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