世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

一人旅プロデューサー

2006年06月21日 23時43分54秒 | Weblog
暫く太陽を見ていない気がする。
太陽が恋しい。
紫陽花だけがやたら元気で、
そのパワーをもらう通勤時。

梅雨が明けたら、夏が来る。
今よりもっと暑いと分かっていても待ちどおしい。
夏休みには毎年一人旅をする。
広島県尾道市に。

お盆で混む東京駅を毎年同じ時刻ののぞみに乗って出発する。
喫煙席の窓側にて、ぼんやり車窓を眺める。
吉熊を取り出して写真撮影をし、隣に座る人にギョッとされるのにも慣れた。

一日目は広島市内を見学し、お好み焼きを食べて19時19分広島発の電車で尾道に向かう。
二日目は朝から尾道を歩き回り、三日目は島に行く。
大久野島、向島。
瀬戸内海の島々から毎年一つ選び、行くのである。
めざせ、全島制覇。
中学校の社会の時間、瀬戸内海のところだけは一生懸命だっただけある…。

今年はどの島に行こうか。
今のところ、候補がある。
だが、当日変更するかもしれない。
それが一人旅の良いところだ。

四日目、ホテルをチェックアウトしたあと、尾道を歩き回る。
押し寄せる切なさを噛み締めつつ歩く坂道は、私をセンチメンタルにさせる。
夕方、泣く泣く尾道を発つ。
電車に乗り込む前、ホームで何度も改札向こうの海を振り返る。
福山でのぞみに乗り換えて、東京に向かう。
薄暗くなる遠くの山々。
麓で花火が上がるのが見えたりする。

あの4日間の旅のために、毎日働いているといっても過言ではない。

旅の支度も楽しみだ。
ホテルと新幹線の手配は少し面倒だが、地図を見ながら、行く名所を考えるのは楽しい。駅弁、お土産、吉熊と私の着替えに至る細かいことまで抜かり無く計画するのである。
しかも旅行のシオリなどをこさえたりしているのである。
シオリ作成時、去年の反省をちゃんと踏まえる。
「去年は旅の途中で爪を折ってしまい、尾道のSEIYUで爪切りを購入したんだなあ。」とか思う。早速、シオリに「爪切り」と書く。

何の曲を道連れにするか、考えるのも面白い。
尾道というノスタルジックで日本的情緒が溢れる場所に似合う曲。
小室氏が考え込むときに、顎に片手を添えるあのポーズで考える。
まさに旅プロデューサーである。

このぐらい、仕事も計画的に進められれば良いのだが。
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