世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

~汚れちまった角膜に~ (め、目がぁぁぁぁ~!!!! )

2006年06月09日 22時59分03秒 | Weblog
思えば昨日の朝から左目の様子がおかしかった。
一昨日の晩、コンタクトレンズを装着したままうたた寝→マジ寝をしてしまって、朝「あっ、やべぇ」と思いつつも「たまにやっちゃうんだよね!ゴロゴロするけれど、まあいいか」と、全く意に介していなかったのだ。

夕方から次第に充血し、昨日はブログも更新できないぐらいに痛みがひどくなった。
左側の鼻の穴からも鼻水が止まらず、本当に困った。
引き続き今朝も兎のように血走った目で鏡にオハヨウ。
そのあまりにもグロい目玉の様子に、思わず眼帯をして出勤した。
到着するなりさっそく注目を浴びる。
部長に「今から医者に行きなさい!」と彼が描いた眼科までの地図まで渡された。
今日は株価の乱気流が激しかったので、板から目を離したくなかったのだが、やむを得ず眼科へ行くことにした。
お医者様は、普通の人だった。
隣の部署の部長(ジモティ)おすすめ、ということもあり、安心して病状を説明した。
この眼科は最新の医療設備が整っているらしい。
デジカメで目玉を撮影された。

お医者様は、写真を一目見るなり「ありゃ~、こりゃひどい。角膜潰瘍だよ。コンタクトレンズが原因だね。さては、装着したまま寝ましたね?」と、地を這うような低い声、鋭い眼差しで語られた。
怖くてつい「いやあ、う、うたた寝を…はい、その、いやはや…しかし…」と逃げ腰で答えてしまった。
私がもし、「嫌われ松子の一生」の松子なら、きっとあの変な顔をしていたに違いない。

たしかに、黒目に白い粒が見える。これが潰瘍らしい。
え?潰瘍って胃腸にしかできないんじゃないの?
あまりピンとこない…。

電子カルテで問診内容を打ち込みながら「コンタクトレンズは怖いんですよ。気を付けてくださいね!」と念を押された。
膀胱炎のときもそうだったが、どうやら私の体には抵抗力がないので、すぐに菌たちの餌食になるらしい。この潰瘍もコンタクトレンズに付着した雑菌が目で繁殖したもよう。
ぶっちゃけ、不潔。
汚れちまった悲しみ(BY 中原中也)、汚れちまった角膜だわ…。

除菌の軟膏を目玉の中に入れられた。
なんとなく快感。
ぬるぬるした液体が目玉に入る、今まで味わったことがない不思議な感覚に恍惚としている間もなく、ガーゼと眼帯を装着してもらう。
明日も来るように言われた。
土曜日の午前中なんて寝てるよっ!
め、めんどくせー。
しかし、ネットで角膜潰瘍をぐぐったら、どうやら失明や視力低下も起こり得る病気らしい。ガクブル…。頑張って早起きしよう…。

フロモックスをまた飲むはめになった。
この前、膀胱炎を患ったときも世話になった抗生物質である。
胃を荒らすので、あんまり飲みたくない。
しかし、失明&視力低下が怖いので、やはりおとなしく飲むことにしよう…。あと点眼薬と軟膏を処方された。

前場終了前に会社に戻った。
吉熊上司に「お前、大丈夫なのか?」と心配される。不在で吉熊上司をはじめ、多くの人々に迷惑をかけてしまった。

一日中、眼帯をして思ったことは、疲れるということである。
片目だけに頼り、しかも顔に何かを付けて生きるということが、こんなにも辛いことだったなんて…。
視界が狭くなるということだけでなく、二次元の世界では階段を降りるのも恐怖を感じる。
慣れないので、乗り物酔いみたいにフラフラするし胸がムカムカする。
ものを食べればぼろぼろ溢す。
気のせいか、何を食べても美味しくない。
書類に文字が書けない。
すぐに曲がってしまう。
アイメイクも暫くお預け。
…もう、いや!

ありがちな言葉だが、普段の生活がどんなに便利で幸せなことだったか、よく分かった。だから、早く治ってくれ!
頑張れ、私の治癒力。

★写真は私の目。
グロいというか、新鋭アートのようでけっこう気に入っている。
部屋に貼ろうっと♪(因みに胃カメラのときにもらった胃写真も部屋に貼付してある。自分大好き!?めざせ!「人体の不思議展」!?)
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