世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

夢で逢いましょう

2005年10月14日 23時43分54秒 | Weblog
最近、マイスリーを絶つと必ずと言って良いぐらい夢を見る。
眠りが浅いからであろうか。

私は過去に思い切り人を傷付けたことがある。
私の裏切りが、致命傷になったようだ。
今朝未明、その人が夢に出てきた。
それだけなのに、脇の下がびっしょりになるぐらい冷や汗をかいていた。
存在が怖かった。
傷付けてしまった私は、一生見えない十字架を担いで生きていくことを夢の中で苦しみつつ自覚した。

何日か前、過去に恋して狂っていた私。
その晩は、マイスリーに甘えずに寝床に就いてみようと思い、実行した。
なかなか寝付けないで苦しんだが、いつの間にか眠りに入り、早朝目覚めたら泣いていた。

好きだった先生が夢の中に出てきたのだ。

幸せだった。
「やっと会えた」という奇跡が信じられず、彼の手を握って確かめた。
一緒に畑(←何故?)を散策し、クラシックの演奏会に行った。
オーケストラの楽器が鎮座する舞台に目を向けながら座席に腰かける時に
「駄目だからな、もう」
と、彼は言い残して人混みに紛れ去っていった。

そこで夢は醒めた。

涙が伝い、こめかみ辺りを潤していた。

「待ってください!」と叫べば彼は戻ってくるはず…そんなことを期待した。
しかし、そんなに幼くないことも自覚しているので、諦めて目を閉じた。

涙で濡れた睫の重みを感じつつ、ゆっくり考えた。

「駄目だからな、もう」

彼はそう言った。

何が駄目なんだろう。
月に一度しか布団を干さないことだろうか。
化粧が濃いという批評に耳を傾けないことだろうか。
カップワンタンにご飯を入れる独自の料理方法だろうか。

…でも、夢で再会したその時点で私は多分気付いていたのだ。
きっと、彼は過去を振り返りすぎの私をたしなめるために夢の中に出てきたのだということを。


夢からその時の心理状態を分析できるらしい。

私は今、どんな心理状態なのだろう。


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