世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ドタキャン

2005年05月25日 23時39分40秒 | Weblog
面倒くさがりの私。
しかし、デートや飲み会をドタキャンしたことはない。…本当に。

土壇場でのキャンセル、ドタキャン。

先日、中国に会談をドタキャンされた日本政府。
偉い人達が、テレビなどで怒って文句を言っている。
ドタキャンって、その約束に期待や楽しみ、そして意気込みが募っていると、
ドタキャンされた時のショックはより大きく感じられるものらしい。

日本政府は今回の会談に、意気込みがあったのだと思う。
先月放送されていた「アンチ日本デモ」の件などの
数々の問題など話し合いたかったに違いない。

しかし、中国はさっさと帰ってしまった。
ヤスクニ参拝する国がやっぱり嫌いらしい。

例えるなら、最近冷たい彼女を問い正そうと喫茶店に呼び出そうとした殿方が、
「あんたの古臭い間違った習慣が嫌なの」とドタキャンされたといったところだろうか。

そんな小規模の比喩で国交を表現するのもナンだが、
…やっぱり逃げた彼女(中国)は如何なものかと思う。
話し合うこともせず、逃げてしまうのは、
男女間の問題はもとより、国家レベルでの場において相当マズイと思う…。

4年前に北京に行った。
たしかに気性の荒い人が沢山いた。
特に女子。
烏龍茶を売る女の子がしつこくて、きっぱり断ったら逆ギレされた。
…しかも泣かれた。販売仲間の女の子はその子を慰めながら、私を睨んでいた。

他人にあんなに泣かれたことがない私は本当に怖かった。
違う場所ではパンダのぬいぐるみ、爪楊枝入れ、シルクのパジャマで同じことを経験し、
帰国の際には慣れたが。

そういうのを文化だと言ってしまえばそれまでだが、
しかし、文化をふりかざす前に礼儀や思い遣りがあっての外交ではないか。
他国と手を取り合った上で、互いの歴史や文化を尊重し、
うまくやっていくのは国交ばかりか私たち個人のありかたそのものだと思う。

個人個人の思想を簡単には変えることは難しいが、人間には話し合う能力がある。
そんな素敵な能力を発揮する場から去ってしまった中国を残念に思う。
烏龍茶を買わなかったからと逆ギレする国民性のパワーを
会談という場で発揮してもらいたかった。