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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

輝き続けて

2005年05月15日 | Weblog
もうすぐ梅雨。
くせ毛で悩む方はわかるだろうが、湿気はくせを助長させる厄介な存在。
湿度計が人毛でできているぐらいだから、髪と湿度には切っても切れない関係がある。
最近、「あんたさぁ、一生懸命ごまかしているけどさぁ~、あんたのDNAに組み込まれた髪質はくせ毛なの!そこんところヨロシクゥ~!」と、根本付近の髪が主張をし始めている。
半年に一度、必ず起こるこの反乱を抑えるべく、縮毛矯正をかける。
多大な費用、多大な時間をかけ、反乱軍を制するんである。

昨日の昼過ぎ、いつもの美容院にいつものように予約の電話を入れた。
「担当は関根さんで」と言うと受付の男性は思わぬことを言うではないか。

「関根は姉妹店に異動しました。」

…。
どうしよう…。

困惑しながらも姉妹店の名前と電話番号を聞き、そちらにかけてみる。
受話器から聞こえる声は明らかに関根さん。
「やぁ、お久しぶり」
場所も今までお世話になっていた場所と近い。とりあえず安堵。

前述の通り、多大な時間がかかる縮毛矯正。
朝一に予約した。
行ってみたら、…今までと何かが違う。
今までの店舗と姉妹店とは思えぬレトロな雰囲気…。
しかし、久々に会う関根さんはいつもと変わらぬ笑顔で迎えてくれた。

ここで縮毛矯正について。縮毛矯正と言えど、最近は色々ある。
私の愛用するのは「ハビット」という名の縮毛矯正。
1液をつけサランラップをかけられ1時間30分、ヒーターで加熱。
1液を流して真っ直ぐにブロー(三人掛りで1時間30分)
2液をつけ、30分放置。流す。乾かす。完了。
…何かの儀式みたいである。

場所は変わっても、彼の鋏捌きは変わらない。
いつもと同じように馬鹿話をし、笑う。
毛先を揃え、毛量を減らすだけだが、やっぱり彼以外に頼む気になれない。
まさしく一生の伴侶。白髪になってもお世話になろうって思う。

どこにいたって自分自身を持ち、仕事に惚れていれば、きっと良い仕事はできるんだ。


昼下がり、突然お天気雨が降ってきた。
明るい日差しに雨が反射して、キラキラ…キラキラ。

重力という名の宿命に抗うこともなく、ただ落ちていく雨粒たち。
でも落ちゆく瞬間、輝くその姿を必ず誰かが見ているから。
だから輝き続けることを辞めないで…。

電車内から粒たちを眺めながら、そんなことを思った。

僕らはみんな生きている

2005年05月15日 | Weblog
昼過ぎに起床。
昨日、遅かったからなぁ。
布団に包まりながら、借りてきたビデオを観る。

「僕らはみんな生きている」(92年 松竹)
日本のサラリーマン4人がアジアの発展途上国でクーデターに巻き込まれる話。
日本の嫌なところを強制的に正当化するオチに見入ってしまった。
また、空港を目指してジャングルに潜り込むのだが、そんな時もスーツとネクタイとアタッシュケースを手放さない姿に悲哀を感じた。
感じとしては「ショムニ」みたいかな。

夜はラーメン屋さんで冷やし中華を食べた。
そんな自分にもけっこう悲哀を感じる今日この頃である。

女王様の駿台模試

2005年05月15日 | Weblog
久々の合コン。
お相手は商社マン。

世間の女子がどうなのかは分からないが、
私の場合、パートナー探しが目的ではない。
目的があるとするならば…
それは「とにかくチヤホヤされたい!」
以上。

このキャラ&この歳からか、普段の私はチヤホヤされていない。
唯一チヤホヤしてくれるのは、帰り道にたまに遭遇するキャバクラの客引きお兄さんである。彼とお喋りした日は気持ちが豊かになり、安眠できる。女としての欲求が満たされるからであろう。
チヤホヤされないだけではない。
日常生活に於いて、「叩かれ役」という貧乏籤を当てがわれる私。
実は生粋の女王様気質なんである。
「ひざまづけ!命乞いをしろ!」という「天空の城 ラピュタ」に出てくるムスカの台詞は、いずれ使用してみたい言葉の一つ。(女王様というより、「S」か?)
「そんじゃ、Mの殿方と付き合ってチヤホヤしてもらえばいいじゃん」と思われるが、そんなの嫌。

私が欲している時だけチヤホヤしてほしいんである。

それ以外はイスタンブールやボスニアとかの遠隔地にでも待機していてほしい。
まぁそんなのは夢なわけだが。

気軽にチヤホヤされたい。
一時の快楽に溺れたい。

ということで合コン。

チヤホヤされ快楽に溺れると共に、その場に於いてどれぐらい自分がチヤホヤされるか酔った頭の片隅で私は冷静にリサーチしている。
会社のない日はほとんど独りで過ごす私が、世間一般に於いてどのような女レベルに位置付けられ、また評価されているのか…言ってみれば「駿台模試」みたいなものである。
模試の前、肌を整えたり、口紅の色を選んだり…そんなセルフプロデュースが一番好き。
遠足そのものはどうでも良いけれど、遠足準備にワクワクする小学生と同じ心境だろうか。

昨日のチヤホヤ度数は70点。具体的には書かないが、まずまず楽しめたからこのぐらい。
二次会は表参道のダーツバー。初めてダーツをしたのだが、これが大変面白かった。意外にも上手くて、周囲を震撼させた。
明け方、タクシーで送られご帰宅。

自己採点しながら眠りに落ちる女王様なのでした。