晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

回顧録 その2

2008-06-10 20:58:28 | Weblog
 農事で忙しい毎日にすこやか苑の母のもとへは孫の娘がご機嫌伺いと洗濯物係りをしてくれる。ご無沙汰してると存在を忘れられるのでは?とも思うが、母の元気振りは一部始終を面白おかしく報告してくれているので安心。
 一年でこの季節が忙しい事は今も母は承知の事と思う。
昨年もこの時期、弟の協力により作業を終え、母にその事を告げた。”いい息子を産んでくれてありがとう。兄弟で仲良く済ませることが出来たよ”と言うと、母は認知症でありながらも”そうかぁー、褒めてやらんとなぁー”とうなずきながら一言。こんな感動の言葉が聞けたことも忘れる事の出来ないこの時期の思い出。
 雑草であるから抜いてしまおうかと思いながらも春先から毎日観察するかの様に見ていた”母子草”がそろそろ綿毛になりそうなのでカメラにおさめた。
黄色い粟粒を集めたような花に綿毛をまとった茎や葉がなんとも可愛い。そして名前も素敵。

  < 母ゆえに 子を想うのか 老いてなお >
コメント (1)
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