晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

J・R・R・トールキン 『指輪物語 旅の仲間』(再読)

2012-04-20 | 海外作家 タ
さて、「再読強化月間」ということで、過去に読んだけど内容が
うろ覚えだったり、あるいはもう一度読んでみたい、という作品を
再読しているのですが、どうやらとんでもないものに手をつけて
しまいました。

今月はブログのタイトルに(再読)と付けた記事を、少なくとも
5作品は更新しようと目論んでいたわけですが、1週間くらい前
から『指輪物語』をよみはじめて、ようやく第1巻「旅の仲間」を
昨夜読み終えて、ただいま第2巻「二つの塔」を読み進めている
最中。こりゃ今月いっぱいかかりそう。

読む前にちょっと検索してみたら、はじめの100ページくらいで
挫折した(読むのをやめた)という人の多いこと。
まずここから「試練」が始まるのです。というのも、いくぶん古めか
しく訳されていて(まあそれが味わいといえばそうなのですが)、
ここさえ乗り越えれば、あとはすらすらと読めると思います。
というか、読むのが辛くなったら飛ばしても構わないです。

冒頭は、主に『指輪物語』の前に書かれた「ホビットの冒険」
のおさらいとなっていて、ホビットという、人間でいうと膝丈より
ちょっと大きいくらいの小さい種族が住んでいて、そのビルボという
ホビットが、灰色の賢者ガンダルフという老人と、これまた小さい
種族のドワーフ(白雪姫に出てくる7人の小人、あれがドワーフです)
といっしょに旅に出て、ある指輪を手に入れて家に帰るまでが書かれて
います。

そして、この指輪こそが物語の核になっていて、指輪が作られて、どの
持ち主に渡り、誰が奪い、ビルボが手にするまでの経緯が説明されます。
ビルボの誕生日パーティーの席で、養子のフロドに家を託すと宣言、指輪
もフロドに渡します。しかしこの指輪、なにやらふしぎな力を持っていて、
災いをもたらすようで、しかも処分するには、前の前の前の持ち主である
悪の大親分、サウロンの住む国にある噴火口に投げ捨てて溶かさなければ
ならないというのです。サウロンの手に渡れば世界の終わり。

というわけで、フロドは庭師のサム、親類のメリー、ピピンの4人で旅に
出ることに。途中、野伏のアラゴルン(はじめは「馳夫」と呼ばれる)も
旅に加わり、裂け谷のエルロンドの館でさらにエルフのレゴラス、ドワーフ
のギムリ、そして人間でゴンドール国のボロミアも仲間となり、ガンダルフ
とあわせて9人で旅に。

途中、ガンダルフがトンネル内で怪物と戦って奈落の底に落ち、案内人を失った
8人はなんとか旅を続けますが、途中、仲間のひとりが指輪の魅力に抗しきれず、
フロドに襲いかかって・・・

レッド・ツェッぺリンのボーカル、ロバート・プラントは「指輪物語」の
大ファンとして知られ、「指輪物語」を彷彿とさせる詩の曲もあります。

次の巻「二つの塔」では、フロドとサム、メリーとピピン、アラゴルンとレゴラス
とギムリの3つのパーティーに別れて、それぞれの旅が描かれます。

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